TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025096961
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212994
出願日2023-12-18
発明の名称心押しユニットおよび工作機械
出願人DMG森精機株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B23B 23/04 20060101AFI20250623BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】工作機械におけるワークの心押しに用いられるセンターユニットが、自動交換のための搬送時に脱落することを防ぐ心押しユニット、および、そのような心押しユニットを用いた工作機械、を提供する。
【解決手段】心押しユニット50は、所定軸160を中心に延びるセンターピン70を有し、工作機械におけるワークの心押しに用いられるセンターユニット51と、センターユニット51と着脱可能に連結し、センターユニット51とともに搬送される搬送体56とを備える。センターユニット51には、溝部80が設けられる。搬送体56は、センターユニット51および搬送体56が連結された場合に、溝部80に対して、所定軸160の軸方向、かつ、所定軸160の周方向における移動が規制されるように係合される凸部90を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
所定軸を中心に延びるセンターピンを有し、工作機械におけるワークの心押しに用いられるセンターユニットと、
前記センターユニットと着脱可能に連結し、前記センターユニットとともに搬送される搬送体とを備え、
前記センターユニットおよび前記搬送体のいずれか一方には、溝部が設けられ、
前記センターユニットおよび前記搬送体のいずれか他方は、前記センターユニットおよび前記搬送体が連結された場合に、前記溝部に対して、前記所定軸の軸方向、かつ、前記所定軸の周方向における移動が規制されるように係合される凸部を有する、心押しユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記溝部は、
前記所定軸の軸方向に延び、前記所定軸の軸方向における一方端で開口する第1区間部と、
前記所定軸の周方向に延び、前記第1区間部に接続される第2区間部と、
閉塞端部を有し、前記所定軸の軸方向に延び、前記閉塞端部が前記所定軸の軸方向における一方端で閉塞し、前記所定軸の軸方向における他方端で前記第2区間部に接続される第3区間部とを含み、
前記センターユニットおよび前記搬送体がされた場合に、前記凸部は、前記閉塞端部に配置される、請求項1に記載の心押しユニット。
【請求項3】
前記センターピンは、前記所定軸の軸方向に進退可能に支持され、
前記センターユニットは、前記センターピンをワークに向けて押し付けるための弾性力を発生する弾性部材をさらに有し、
前記センターユニットおよび前記搬送体が連結された場合に、前記搬送体が、前記センターピンと当接し、前記センターピンを前記所定軸の軸方向に後退させることによって、前記弾性部材からの弾性力が前記センターピンを通じて前記搬送体に付与され、前記凸部が、前記所定軸の軸方向において前記閉塞端部の溝壁に押し付けられる、請求項2に記載の心押しユニット。
【請求項4】
前記センターユニットは、前記所定軸を中心とする外周面を含むセンターホルダをさらに有し、
前記搬送体は、基部と、前記所定軸から前記所定軸の半径方向外側に離れた位置に設けられ、前記基部から前記所定軸の軸方向に延出する延出部とを有し、
前記センターユニットおよび前記搬送体が連結された場合に、
前記センターピンは、前記所定軸の軸方向において前記センターホルダおよび前記基部の間であって、前記所定軸の外周から前記延出部に取り囲まれる位置に配置され、
前記センターホルダの外周上には、前記外周面と対向して前記延出部の先端部が配置され、
前記センターユニットには、前記外周面から凹む溝形状をなす前記溝部が設けられ、
前記搬送体は、前記延出部の先端部から前記外周面に向けた凸形状をなす前記凸部を有する、請求項1または2に記載の心押しユニット。
【請求項5】
請求項1または2に記載の心押しユニットと、
前記センターユニットを着脱可能に保持するセンターユニット保持部と、
前記搬送体を着脱可能に保持し、前記センターユニットとともに前記搬送体を搬送する搬送装置とを備える、工作機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、心押しユニットおよび工作機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば、特開2018-69423号公報(特許文献1)には、ワークを把持するためのチャックに着脱可能に取り付けられる回転センターと、ツールホルダに接続され、ツールホルダに対して回転センターを結合および分離可能なセンターチェンジャとを備えるセンター装置が開示されている。ツールホルダは、工具交換装置によって、回転センターとともにチャックおよびツールマガジンの間で搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-69423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1に開示されるように、工作機械におけるワークの心押しに用いられる回転センター(センターユニット)が自動的に交換可能なセンター装置(心押しユニット)が知られている。しかしながら、特許文献1におけるセンター装置では、工具交換装置による回転センターの搬送時に、回転センターに対して過大な遠心力等の慣性力が作用したり、振動が加わったりする場合がある。この場合に、センターチェンジャによる回転センターの保持が十分でないと、回転センターが脱落する可能性がある。
【0005】
この発明の目的は、工作機械におけるワークの心押しに用いられるセンターユニットが、自動交換のための搬送時に脱落することを防ぐ心押しユニット、および、そのような心押しユニットを用いた工作機械を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に従った心押しユニットは、所定軸を中心に延びるセンターピンを有し、工作機械におけるワークの心押しに用いられるセンターユニットと、センターユニットと着脱可能に連結し、センターユニットとともに搬送される搬送体とを備える。センターユニットおよび搬送体のいずれか一方には、溝部が設けられる。センターユニットおよび搬送体のいずれか他方は、センターユニットおよび搬送体が連結された場合に、溝部に対して、所定軸の軸方向、かつ、所定軸の周方向における移動が規制されるように係合される凸部を有する。
【0007】
この発明に従った工作機械は、上記の心押しユニットと、センターユニットを着脱可能に保持するセンターユニット保持部と、搬送体を着脱可能に保持し、センターユニットとともに搬送体を搬送する搬送装置とを備える。
【発明の効果】
【0008】
この発明に従えば、工作機械におけるワークの心押しに用いられるセンターユニットが、自動交換のための搬送時に脱落することを防ぐ心押しユニット、および、そのような心押しユニットを用いた工作機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明の実施の形態における工作機械を示す正面図である。
この発明の実施の形態における心押しユニットを示す図である。
図2中のセンターユニットを示す図である。
図3中のセンターホルダを示す図である。
図4中の矢印Vに示される方向に見たセンターホルダを示す図である。
図4中のセンターユニットに設けられた溝部を示す図である。
図2中の搬送体を示す図である。
図7中の2点鎖線VIIIで囲まれる範囲を拡大して示す図である。
図6中の溝部と、溝部に係合される凸部とを示す図である。
ワーク主軸に対するセンターユニットの装着時の第1工程を示す図である。
ワーク主軸に対するセンターユニットの装着時の第2工程を示す図である。
ワーク主軸に対するセンターユニットの装着時の第3工程を示す図である。
ワーク主軸に対するセンターユニットの装着時の第4工程を示す図である。
ワーク主軸に対するセンターユニットの装着時の第5工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

DMG森精機株式会社
クーラントタンク
26日前
DMG森精機株式会社
らせん溝の加工方法
1か月前
DMG森精機株式会社
クーラント供給装置
21日前
DMG森精機株式会社
クーラント供給装置
26日前
DMG森精機株式会社
付加加工部材の製造方法
21日前
DMG森精機株式会社
心押しユニットおよび工作機械
29日前
DMG森精機株式会社
工具搬送装置、及び、加工システム
21日前
DMG森精機株式会社
工作機械、ワークの加工方法および制御プログラム
26日前
DMG森精機株式会社
プログラム
1か月前
DMG森精機株式会社
情報処理装置、NCプログラムの生成方法およびプログラム
1か月前
DMG森精機株式会社
情報処理装置、加工サイクルの割り当て方法およびプログラム
7日前
DMG森精機株式会社
情報処理装置、NCプログラムの生成方法および制御プログラム
1か月前
DMG森精機株式会社
工作機械、工作機械の制御方法、および工作機械の制御プログラム
19日前
DMG森精機株式会社
砥石のドレッシング装置、砥石のドレッシング方法および制御プログラム
1か月前
DMG森精機株式会社
工作機械およびプログラム
1か月前
DMG森精機株式会社
揺動器の回転制御装置、及び、それを用いた工作機械
18日前
DMG森精機株式会社
情報処理装置、加工サイクルの割り当て方法およびプログラム
7日前
個人
タップ
2か月前
個人
加工機
2か月前
麗豊実業股フン有限公司
ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株及びそれを筋肉量の増加や抗メタボリック症候群に用いる用途
2か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
3か月前
株式会社不二越
ドリル
3か月前
株式会社北川鉄工所
回転装置
1か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
2か月前
株式会社不二越
ドリル
2か月前
日東精工株式会社
ねじ締め装置
29日前
株式会社ダイヘン
溶接電源装置
6日前
株式会社ダイヘン
溶接電源装置
4日前
株式会社FUJI
工作機械
21日前
株式会社FUJI
工作機械
1か月前
日東精工株式会社
多軸ねじ締め機
3か月前
株式会社FUJI
工作機械
3か月前
エフ・ピー・ツール株式会社
リーマ
3か月前
株式会社アンド
半田付け方法
2か月前
株式会社アンド
半田付け方法
2か月前
株式会社ダイヘン
多層盛り溶接方法
3か月前
続きを見る