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公開番号
2025095489
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211523
出願日
2023-12-14
発明の名称
毛髪の改質方法
出願人
太陽化学株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
8/60 20060101AFI20250619BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、新規の毛髪の改質方法及び当該方法に使用することができる新規の毛髪化粧料を提供することに関する。
【解決手段】LogPが0以上のフラボノイドをpH3.0~7.0の条件下で毛髪に吸着させる工程を有する、毛髪の改質方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
LogPが0以上のフラボノイドをpH3.0~7.0の条件下で毛髪に吸着させる工程を有する、毛髪の改質方法。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
毛髪のキシミ、指どおり、パサつき、ごわつきの改善、毛髪の損傷、退色、変色、色あせ、色焼け、パサつき、及びごわつきの抑制からなる群より選択される1種以上の毛髪改質を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
LogPが0以上のフラボノイドがシクロデキストリンで包接されたフラボノイド-シクロデキストリン包接化合物を含み、pHが3.0~7.0である、毛髪化粧料。
【請求項4】
前記包接化合物が、ラムノシド構造をもつフラボノイドを、シクロデキストリン存在下、ラムノシダーゼ活性を有する酵素でpH3~7の反応条件下で処理することで得られた包接化合物を含み、前記シクデキストリンが、β-シクロデキストリン、分枝β-シクロデキストリン、及びγ-シクロデキストリンからなる群より選択される1種以上を含む、請求項3に記載の毛髪化粧料。
【請求項5】
前記包接化合物が、イソクエルシトリン-シクロデキストリン包接化合物、ヘスペレチン-7-グルコシド-シクロデキストリン包接化合物、及びナリンゲニン-7-グルコシド-シクロデキストリン包接化合物からなる群より選択される1種以上を含む、請求項3に記載の毛髪化粧料。
【請求項6】
pHが3.0~6.5である、請求項3に記載の毛髪化粧料。
【請求項7】
毛髪のキシミ、指どおり、パサつき、ごわつきの改善、毛髪の損傷、退色、変色、色あせ、色焼け、パサつき、及びごわつきの抑制からなる群より選択される1種以上の毛髪改質に使用される、請求項3に記載の毛髪化粧料。
【請求項8】
LogPが0以上のフラボノイドがシクロデキストリンで包接されたフラボノイド-シクロデキストリン包接化合物を添加する工程を含む、pHが3.0~7.0の毛髪化粧料の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規の毛髪の改質方法及び当該方法に使用することができる新規の毛髪化粧料に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、毛髪を改質するための様々なヘアケア製品が提案されている。例えば、特許文献1では、毛髪に対する持続的な抗酸化効果を提供することを目的として、特定のカチオン化アスコルビン酸誘導体またはその塩を抗酸化剤として配合した毛髪化粧料が提案されている。特許文献2では、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル(MCAP)と、ロスマリン酸、ルチン等の組み合わせによる相乗効果による抗酸化効果により、活性酸素でダメージを受けた毛髪のダメージを予防する方法が知られている。また、特許文献3では、ヘアダメージを少なくするため、抗酸化剤またはフリーラジカルスカベンジャー剤として、特定のカチオン性ポリマーの使用を使用することが知られている。更に、特許文献4では、酸化防止効果のあるルテオリンとシクロデキストリンとの抱合体が毛髪の一般状態のケア、維持、改善のため使用することも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-66053号公報
特表2022-520974号公報
特開2009-196995号公報
特表2008-509173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、新規の毛髪の改質方法及び当該方法に使用することができる新規の毛髪化粧料を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は下記[1]~[3]に関する。
[1]LogPが0以上のフラボノイドをpH3.0~7.0の条件下で毛髪に吸着させる工程を有する、毛髪の改質方法。
[2]LogPが0以上のフラボノイドがシクロデキストリンで包接されたフラボノイド-シクロデキストリン包接化合物を含み、pHが3.0~7.0である、毛髪化粧料。
[3]LogPが0以上のフラボノイドがシクロデキストリンで包接されたフラボノイド-シクロデキストリン包接化合物を添加する工程を含む、pHが3.0~7.0の毛髪化粧料の製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、新規の毛髪の改質方法及び当該方法に使用することができる新規の毛髪化粧料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明者らが上記課題について鋭意検討したところ、意外にもLogPが0以上のフラボノイドをpH3.0~7.0の条件下で毛髪に吸着させることで、毛髪を好適に改質できることを新たに見出した。これは、フラボノイドの疎水性と関連するためと推定される。
【0008】
本発明の毛髪の改質方法は、LogPが0以上のフラボノイドをpH3.0~7.0、好ましくは6.5以下、より好ましくは6.0以下、更に好ましくは5.5以下、更に好ましくは5.0以下の条件下で毛髪に吸着させる工程を有する。また、下限値はpH3.0以上、3.5以上、4.0以上などとすることができる。LogPの値は、フラボノイドを毛髪へ吸着させる観点から、好ましくは0~3、より好ましくは0~2、更に好ましくは0~1である。LogPが0以上のフラボノイドとしては、イソクエルシトリン(LogP:0.69)、ケルセチン-4’-グルコシド(LogP:0.32)、ヘスペレチン-7-グルコシド(LogP:0.6)、ナリンゲニン-7-グルコシド(LogP:0.6)、ミリセチン(LogP:1.2)、ケルセチン(LogP:1.82)、ナリンゲニン(LogP:2.4)等が挙げられる。本明細書におけるLogP(水/オクタノール配分係数)は、オクタノールと水の2相間へ溶解した物質の平衡濃度の比を表し、この値が大きいほど脂溶性であることを示す。LogP値は、日本工業規格Z7260-107記載のフラスコ振盪法に従って測定できる。
【0009】
本発明の方法において毛髪は限定されず、本発明の方法は、損傷の少ない毛髪から損傷の多い毛髪(ダメージヘア)まで、幅広く使用することができる。本発明の方法における毛髪の改質としては、毛髪のキシミ、指どおり、パサつき、ごわつきの改善や、酸化、紫外線、太陽光等による毛髪の損傷、退色、変色、色あせ、色焼け、パサつき、ごわつきの抑制などが挙げられる。
【0010】
本発明の方法における毛髪への吸着方法としては、LogPが0以上のフラボノイドを配合したpH3.0~7.0の毛髪化粧料を用いる吸着方法が挙げられる。例えば、シャンプー、リンスオフトリートメント、リーブオントリートメント等のコンディショナー、ヘアミスト、寝ぐせ直し等のプレスタイリング剤、ヘアスプレー、ヘアワックス、ヘアクリーム、ヘアジェル、ヘアムース、その他のスタリング剤、白髪染め、ヘアカラーブリーチ、パーマ液等のカラーリング剤など、公知の毛髪化粧料を用いて吸着させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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