TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025094881
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2024096197
出願日2024-06-13
発明の名称電気化学素子用セパレータ、電気化学素子用部材および電気化学素子
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 50/489 20210101AFI20250618BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電気化学素子のサイクル特性を向上させる電気化学素子用セパレータを提供する。
【解決手段】本開示に係る電気化学素子用セパレータは、樹脂を含む多孔質層を備え、以下の式(1)で表される値が0.05未満である。
C/(A×B)・・・(1)
(式(1)中、Aは、前記多孔質層中の樹脂の含有量[重量%]であり、Bは、前記多孔質層の空隙率[%]であり、Cは、前記電気化学素子用セパレータの透気度[sec/100mL]である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂を含む多孔質層を備え、以下の式(1)で表される値が0.05未満である、電気化学素子用セパレータ。
C/(A×B)・・・(1)
(式(1)中、Aは、前記多孔質層中の樹脂の含有量[重量%]であり、Bは、前記多孔質層の空隙率[%]であり、Cは、前記電気化学素子用セパレータの透気度[sec/100mL]である。)
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
以下の式(2)で表される値が3未満である、請求項1に記載の電気化学素子用セパレータ。
C/A・・・(2)
(式(2)中、AおよびCは、前記式(1)中のAおよびCと同一である。)
【請求項3】
以下の式(3)で表される値が5200超である、請求項1に記載の電気化学素子用セパレータ。
A×B・・・(3)
(式(3)中、AおよびBは、前記式(1)中のAおよびBと同一である。)
【請求項4】
前記多孔質層の重量目付が、0.15g/m

以上である、請求項1に記載の電気化学素子用セパレータ。
【請求項5】
前記多孔質層は、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリイミドおよびポリフッ化ビニリデンからなる群より選択される1種以上の樹脂を含む、請求項1に記載の電気化学素子用セパレータ。
【請求項6】
前記ポリアミドがアラミド樹脂である、請求項5に記載の電気化学素子用セパレータ。
【請求項7】
ポリオレフィン多孔質基材を備え、
前記多孔質層がポリオレフィン多孔質基材上に積層されている、請求項1に記載の電気化学素子用セパレータ。
【請求項8】
前記ポリオレフィン多孔質基材および前記多孔質層とは別に、接着層をさらに備える、請求項7に記載の電気化学素子用セパレータ。
【請求項9】
正極と、請求項1~8の何れか1項に記載の電気化学素子用セパレータと、負極とがこの順で配置されてなる電気化学素子用部材。
【請求項10】
請求項1~8の何れか1項に記載の電気化学素子用セパレータを含む、電気化学素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は電気化学素子用セパレータ、電気化学素子用部材および電気化学素子に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電気化学素子、例えば非水電解液二次電池、特にリチウムイオン二次電池は、エネルギー密度が高いため、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、車載用などに用いる電池として広く使用されている。
【0003】
その非水電解液二次電池の部材として、耐熱性に優れたセパレータの開発が進められている。例えば、特許文献1のように、多孔質基材上に、アラミド樹脂および無機物粒子を含む耐熱層を積層させたセパレータが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/176421号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のセパレータのような従来の多孔質基材上に耐熱層である多孔質層が積層してなるセパレータを備える電気化学素子は、サイクル特性の面で改善の余地があった。本発明の一態様は、電気化学素子のサイクル特性を向上させることができる電気化学素子用セパレータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述の課題を解決するために、本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、多孔質層を含み、かつ、当該多孔質層の樹脂比率および空隙率、並びに、透気度が特定の関係を充足するセパレータを備える電気化学素子がサイクル特性に優れることが見出された。
【0007】
本発明の一態様に係る電気化学素子用セパレータは、樹脂を含む多孔質層を備え、以下の式(1)で表される値が0.05未満である。
C/(A×B)・・・(1)
(式(1)中、Aは、前記多孔質層中の樹脂の含有量[重量%]であり、Bは、前記多孔質層の空隙率[%]であり、Cは、前記電気化学素子用セパレータの透気度[sec/100mL]である。)
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、電気化学素子のサイクル特性を向上させることができる電気化学素子用セパレータを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に関して以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。
【0010】
〔1.電気化学素子用セパレータ〕
本発明の一実施形態に係る電気化学素子用セパレータは、樹脂を含む多孔質層を備え、以下の式(1)で表される値が0.05未満である、電気化学素子用セパレータ。
C/(A×B)・・・(1)
(式(1)中、Aは、前記多孔質層中の樹脂の含有量[重量%]であり、Bは、前記多孔質層の空隙率[%]であり、Cは、前記電気化学素子用セパレータの透気度[sec/100mL]である。)
以下、「本発明の一実施形態に係る電気化学素子用セパレータ」を単に「セパレータ」とも称する。また、本明細書中の「多孔質層中の樹脂の含有量」は、当該多孔質層全体の重量に対する樹脂の含有量、言い換えると前記「多孔質層100重量%中の樹脂の含有量」である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友化学株式会社
積層体
1か月前
住友化学株式会社
積層体
1か月前
住友化学株式会社
積層体
1か月前
住友化学株式会社
積層基板
7日前
住友化学株式会社
原子力電池
15日前
住友化学株式会社
芳香族ポリスルホン
9日前
住友化学株式会社
プロピレン樹脂組成物
1か月前
住友化学株式会社
蓄熱性能を有する物品
3日前
住友化学株式会社
光学積層体及びその製造方法
1か月前
住友化学株式会社
ポリプロピレン系樹脂組成物
2日前
住友化学株式会社
芳香族ポリスルホンの製造方法
9日前
住友化学株式会社
組成物及びそれを用いた発光素子
1日前
住友化学株式会社
組成物及びそれを用いた発光素子
1日前
住友化学株式会社
非水電解液二次電池用セパレータ
1か月前
住友化学株式会社
非水電解液二次電池用セパレータ
1か月前
住友化学株式会社
非水電解液二次電池用セパレータ
1か月前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
7日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
7日前
住友化学株式会社
有害生物防除組成物および防除方法
14日前
住友化学株式会社
非水電解液二次電池用積層セパレータ
今日
住友化学株式会社
非水電解液二次電池用積層セパレータ
今日
住友化学株式会社
ビアリール化合物を用いる植物病害防除方法
23日前
住友化学株式会社
スルフィド化合物を用いる植物病害防除方法
23日前
住友化学株式会社
複素環化合物を用いる有害節足動物防除方法
16日前
住友化学株式会社
ビアリール化合物を用いる植物病害防除方法
23日前
住友化学株式会社
複素環化合物を用いる有害節足動物防除方法
27日前
住友化学株式会社
複素環化合物を用いる有害節足動物防除方法
27日前
住友化学株式会社
ポリオレフィン系樹脂組成物、および、成形体
9日前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
1か月前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
20日前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
20日前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
16日前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
1か月前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
24日前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
24日前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
14日前
続きを見る