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公開番号2025093057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208547
出願日2023-12-11
発明の名称遠隔監視員選定システム、遠隔監視員選定装置、および遠隔監視員選定方法
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G06Q 10/06 20230101AFI20250616BHJP(計算;計数)
要約【課題】誤進入等をした車両に対応する車両情報を遠隔監視員に提供し、且つ当該車両情報に応じた遠隔監視員を割り当てること。
【解決手段】実施形態に係る遠隔監視員選定システムは、有料道路を管理する料金中央サーバと、料金中央サーバと接続された遠隔監視員選定サーバと、を備え、料金中央サーバは、ETC専用料金所に進入した車両にトラブルが発生し、遠隔監視員が対応するための対応依頼データを送信する料金中央送信部と、を備え、遠隔監視員選定サーバは、遠隔監視員に関する情報を記憶する遠隔監視員管理データベースを記憶する監視員選定記憶部と、対応依頼データと遠隔監視員管理データベースとに基づいて、車両の利用に対応可能な遠隔監視員をマッチングする監視員選定制御部と、対応依頼データを含む対応依頼通知を送信する監視員選定送信部と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
有料道路を管理する料金中央サーバと、
前記料金中央サーバと接続された遠隔監視員選定サーバと、
を備え、前記料金中央サーバは、
ETC専用料金所に進入した車両にトラブルが発生し、遠隔監視員による対応が必要であることを示す車両問合せデータを受信する料金中央受信部と、
前記遠隔監視員が対応するための対応依頼データを送信する料金中央送信部と、
を備え、前記遠隔監視員選定サーバは、
前記遠隔監視員に関する情報を記憶する遠隔監視員管理データベースを記憶する監視員選定記憶部と、
前記対応依頼データと前記遠隔監視員管理データベースとに基づいて、前記車両の利用に対応可能な遠隔監視員をマッチングする監視員選定制御部と、
前記対応依頼データを含む対応依頼通知を送信する監視員選定送信部と、
を備える、遠隔監視員選定システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記遠隔監視員管理データベースは、前記遠隔監視員が対応可能かを示す対応可否ステータス、前記遠隔監視員の待機時間、前記遠隔監視員が対応可能な外国語を示す外国語対応コードを含む、
請求項1に記載の遠隔監視員選定システム。
【請求項3】
前記車両問合せデータは、前記車両の車両IDを備える車両情報を含み、
前記料金中央サーバは、
前記有料道路を利用した通行料金の未払い状況を記憶する未払い料金管理データベースと、
前記料金管理データベースから前記車両IDに紐付けられた未払い料金データを検索する料金中央検索部と、
をさらに備え、前記対応依頼データは、前記車両IDに紐付けられた未払い料金データおよび前記車両情報を含む、
請求項2に記載の遠隔監視員選定システム。
【請求項4】
前記監視員選定制御部は、前記未払い料金データについて対応可能な遠隔監視員を前記遠隔監視員管理データベースからマッチングする、
請求項3に記載の遠隔監視員選定システム。
【請求項5】
前記車両問合せデータは、前記車両の車両IDを備える車両情報を含み、
前記料金中央サーバは、
前記遠隔監視員と対応した履歴を記憶する対応履歴データベースと、
前記対応履歴データベースから前記車両IDに紐付けられた対応履歴データを検索する料金中央検索部と、
をさらに備え、前記対応依頼データは、前記車両IDに紐付けられた対応履歴データおよび前記車両情報を含む、
請求項2に記載の遠隔監視員選定システム。
【請求項6】
前記監視員選定制御部は、前記対応履歴データに基づいて、前記遠隔監視員管理データベースから対応可能な遠隔監視員をマッチングする、
請求項5に記載の遠隔監視員選定システム。
【請求項7】
前記ETC専用料金所は、ETC専用入口料金所であり、前記有料道路を通行する際の通行料金は、単一料金制により定められた単一料金である、
請求項1に記載の遠隔監視員選定システム。
【請求項8】
前記ETC専用料金所は、ETC専用出口料金所であり、前記有料道路を利用する際の通行料金は、対距離料金制により定められた料金である、
請求項1に記載の遠隔監視員選定システム。
【請求項9】
ETC専用料金所に進入した車両にトラブルが発生し、遠隔監視員による対応するための対応依頼データを受信する監視員選定受信部と、
前記遠隔監視員に関する情報を記憶する遠隔監視員管理データベースを記憶する監視員選定記憶部と、
前記対応依頼データと前記遠隔監視員管理データベースとに基づいて、前記車両の利用に対応可能な遠隔監視員をマッチングする監視員選定制御部と、
前記対応依頼データを含む対応依頼通知を送信する監視員選定送信部と、
を備える、遠隔監視員選定装置。
【請求項10】
遠隔監視員選定サーバの監視員選定受信部がETC専用料金所に進入した車両にトラブルが発生し、遠隔監視員による対応するための対応依頼データを受信することと、
前記遠隔監視員選定サーバの監視員選定記憶部が、遠隔監視員に関する情報を記憶する遠隔監視員管理データベースを記憶することと、
前記遠隔監視員選定サーバの監視員選定制御部が、前記対応依頼データと前記遠隔監視員管理データベースとに基づいて、前記車両の利用に対応可能な遠隔監視員をマッチングすることと、
前記遠隔監視員選定サーバの監視員選定送信部が、前記対応依頼データを含む対応依頼通知を送信することと、
を備える、遠隔監視員選定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、遠隔監視員選定システム、遠隔監視員選定装置、および遠隔監視員選定方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、有料道路事業者は、料金収受員の高齢化による人員不足に直面している。国土交通省は、ETC(Electronic Toll Collection)システムを用いて料金収受員の省人化を行い、料金収受機能を維持することを計画している。その取り組みとして、既に一部の料金所では、ETCカードを車載器に挿入した車両のみが通過できるETC専用化が始まっている。
【0003】
ETC専用料金所は、ETC車載器積載車両のみが利用することを目的とした料金所であり、料金収受員が滞在していない。ETC車載器を搭載していない車両がETC専用料金所に誤って進入してしまった場合、または他に対応が必要な車両がETC専用料金所に進入した場合、遠隔監視所にいる遠隔監視員がインターホンを通じて対応する。そのため、料金所ごとに1名以上の人員を確保する制限はなく、遠隔案内を維持できる人数を用意することに代えられる。また遠隔監視所には複数名の遠隔監視員が滞在することができるため、非ETC専用料金所に比べ容易に対応の相談や対応の交代をすることができる。
【0004】
また、ETC専用料金所に対して誤進入車両があった場合、例えば、都市高速道路では退出路がない構造のために高速道路上に当該車両を流入させざるをえない。そのため、誤進入をした車両に対して、通行料金を後日請求する必要がある。ETC専用料金所では、チラシを配布し事後申告(個人情報や発生状況、支払い方法)をするよう依頼するが、事後申告が無い場合、道路事業者が車籍照会をした利用者情報をもとに請求を行うことになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-106434号公報
特開2023-087416号公報
特開2022-154316号公報
【非特許文献】
【0006】
国土交通省 社会資本整備審議会道路分科会 第42回国土幹線道路部会説明資料 2020年9月9日 首都高速道路株式会社
国土交通省 道路局高速道路課 令和2年12月17日 「ETC専用化等による料金所のキャッシュス化・タッチレス化について~都市部は5年、地方部は10年程度での概成に向けたロードマップの策定~」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように、ETC専用料金所では対応の相談や交代が比較的容易であるが、対応に時間がかかると渋滞や事故の原因となる。そのため、はじめに対応を開始した監視員が、そのまま対応を終わらせることが理想である。ETC専用料金所では車両の車載器の有無やETCカードの挿入有無についての情報を取得し、料金中央システムでは車両の通行履歴を管理しているが、遠隔監視員は、車両対応時にはそれらの情報を参照できない。そのため、遠隔監視員の習熟度と対応内容の最適化ができていないという問題がある。
【0008】
さらに、上述したように、誤進入等をした車両の利用者が事後申告しない場合に車籍照会を行って請求を実施するが、車両の所有者と利用者が一致しない場合、或いは、車籍の情報と所有者の現情報が一致しないことがある。このため、利用者が請求に対応しない場合、請求文書を利用者に正しく送ることができていないのか、利用者が単に請求に対応しないのか分からないという問題がある。
【0009】
この発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、誤進入等をした車両に対応する車両情報を遠隔監視員に提供し、且つ当該車両情報に応じた遠隔監視員を割り当てる技術を提供することにある。さらにこの発明の目的とするところは、誤進入等をした車両に対応する遠隔監視員に車両情報を提供することにより、遠隔監視員が当該車両の利用者に対して過去の支払い状況を確認することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
実施形態に係る遠隔監視員選定システムは、有料道路を管理する料金中央サーバと、前記料金中央サーバと接続された遠隔監視員選定サーバと、を備え、前記料金中央サーバは、ETC専用料金所に進入した車両にトラブルが発生し、遠隔監視員による対応が必要であることを示す車両問合せデータを受信する料金中央受信部と、前記遠隔監視員が対応するための対応依頼データを送信する料金中央送信部と、を備え、前記遠隔監視員選定サーバは、遠隔監視員に関する情報を記憶する遠隔監視員管理データベースを記憶する監視員選定記憶部と、前記対応依頼データと前記遠隔監視員管理データベースとに基づいて、前記車両の利用に対応可能な遠隔監視員をマッチングする監視員選定制御部と、前記対応依頼データを含む対応依頼通知を送信する監視員選定送信部と、を備えるものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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