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公開番号2025086546
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200594
出願日2023-11-28
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
出願人日本電気株式会社,株式会社ネクステムズ
代理人個人
主分類G06Q 50/06 20240101AFI20250602BHJP(計算;計数)
要約【課題】使用が優先される発電需要家で再生可能エネルギー由来の電力量が不足することなく、環境価値の再配分を適時適正に実行され、かつ第三者による再生可能エネルギー由来の電力量に対する適時の利活用を活性化するために、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、発電需要家で発電された再生可能エネルギーに由来する発電電力量から前記発電需要家で消費される電力量と蓄えられる蓄電電力量を減算することで取引可能な電力量を算出する算出部と、取引可能な電力量の取引履歴に基づいて電力証書の発行を制御する発行制御部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
発電需要家で発電された再生可能エネルギーに由来する発電電力量から前記発電需要家で消費される電力量と蓄えられる蓄電電力量を減算することで取引可能な電力量を算出する算出部と、
前記取引可能な電力量の取引履歴に基づいて電力証書の発行を制御する発行制御部と
を備えた情報処理装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記算出部は、前記発電需要家の過去の消費電力量を示す需要実績に基づいて前記発電需要家の将来の消費電力量を予測し、前記将来の消費電力量に基づいて前記消費される電力量と前記蓄電電力量を決定する
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記算出部は、前記発電需要家の過去の発電電力量を示す発電実績に基づいて前記発電需要家の将来の発電電力量を予測し、前記将来の発電電力量に基づいて前記消費される電力量と前記蓄電電力量を決定する
請求項１または２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記算出部は、前記発電需要家が位置するエリアの天候を加味して前記将来の発電電力量を予測する
請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記取引可能な電力量を前記発電需要家とは異なる需要家に配分する配分部
を備える請求項１または２に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記需要家で消費される消費電力量の中で前記取引可能な電力量に相当する環境価値が占める割合を表す表示情報を出力する表示処理部
を備える請求項５に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記電力証書は、Ｊクレジット、グリーン電力証書または非化石証書、または、カーボンオフセットを実現するために、ＣＯ２をはじめとする温室効果ガスの排出削減量を売買する仕組みの単位である
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項８】
発電需要家で発電された再生可能エネルギーに由来する発電電力量から前記発電需要家で消費される電力量と蓄えられる蓄電電力量を減算することで取引可能な電力量を算出し、
前記取引可能な電力量の取引履歴に基づいて電力証書の発行を制御する
情報処理方法。
【請求項９】
前記発電需要家の過去の消費電力量を示す需要実績に基づいて前記発電需要家の将来の消費電力量を予測し、前記将来の消費電力量に基づいて前記消費される電力量と前記蓄電電力量を決定する
請求項８に記載の情報処理方法。
【請求項１０】
発電需要家で発電された再生可能エネルギーに由来する発電電力量から前記発電需要家で消費される電力量と蓄えられる蓄電電力量を減算することで取引可能な電力量を算出する処理と、
前記取引可能な電力量の取引履歴に基づいて電力証書の発行を制御する処理と
をコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
再生可能エネルギーに由来する電力量の取引を行う技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－１８０８０７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
発電需要家（例：太陽光パネルが備えられた住宅）で発電された再生可能エネルギー由来の電力量に相当する環境価値について、リアルタイムに第三者に配分して活用する仕組みが存在しない。本来ならば電力量として取り扱いされるべきだが、電力量取引に関する制度が複雑である。
【０００５】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、使用が優先される発電需要家で再生可能エネルギー由来の電力量が不足することなく、環境価値の再配分を適時適正に実行され、かつ第三者による再生可能エネルギー由来の電力量に対する適時の利活用を活性化するために、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様にかかる情報処理装置は、
発電需要家で発電された再生可能エネルギーに由来する発電電力量から前記発電需要家で消費される電力量と蓄えられる蓄電電力量を減算することで取引可能な電力量を算出する算出部と、
前記取引可能な電力量の取引履歴に基づいて電力証書の発行を制御する発行制御部と
を備える。
【０００７】
本開示の一態様にかかる情報処理方法は、
発電需要家で発電された再生可能エネルギーに由来する発電電力量から前記発電需要家で消費される電力量と蓄えられる蓄電電力量を減算することで取引可能な電力量を算出し、
前記取引可能な電力量の取引履歴に基づいて電力証書の発行を制御する。
【０００８】
本開示の一態様にかかるプログラムは、
発電需要家で発電された再生可能エネルギーに由来する発電電力量から前記発電需要家で消費される電力量と蓄えられる蓄電電力量を減算することで取引可能な電力量を算出する処理と、
前記取引可能な電力量の取引履歴に基づいて電力証書の発行を制御する処理と
をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、使用が優先される発電需要家で再生可能エネルギー由来の電力量が不足することなく、環境価値の再配分を適時適正に実行され、かつ第三者による再生可能エネルギー由来の電力量に対する適時の利活用を活性化するために、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本開示にかかる情報処理装置の構成を示すブロック図である。
本開示にかかる情報処理方法の流れを示すフローチャートである。
本開示にかかる情報処理装置を含むシステムの構成を説明するための図である。
本開示にかかる住宅の構成を示すブロック図である。
本開示にかかる情報処理装置の構成を示すブロック図である。
本開示にかかる表示画面の一例を説明するための図である。
本開示にかかる表示画面の一例を説明するための図である。
本開示にかかる電力証書を説明するための図である。
本開示にかかる情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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