TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025091129
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206195
出願日2023-12-06
発明の名称光軸調整方法および装置
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04B 10/112 20130101AFI20250611BHJP(電気通信技術)
要約【課題】高精度かつ迅速な光軸調整を容易に達成できる光軸調整方法および装置を提供する。
【解決手段】光ビームを偏向する偏向器102と、所定の受光位置を示す所定図形Wを含む被撮像面Pを偏向器102を通して撮像するイメージセンサ101と、撮像された取得画像に基づいて偏向器102の偏向方向を制御するプロセッサ103と、を含み、取得画像に含まれる所定図形Wから取得画像上の所定の受光位置を検出し、取得画像上で所定の受光位置が光ビームの偏向前の主光軸AXPを示す参照位置rと一致するように偏向器102の偏向方向を調整する。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
光ビームを所定の受光位置に照射するための光軸調整装置であって、
前記光ビームを偏向する偏向器と、
前記所定の受光位置を示す所定図形を含む被撮像面を前記偏向器を通して撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像された取得画像に基づいて前記偏向器の偏向方向を制御する処理部と、
を含み、
前記処理部が、
前記取得画像に含まれる前記所定図形から前記取得画像上の前記所定の受光位置を検出し、
前記取得画像上で、前記所定の受光位置が前記光ビームの偏向前の主光軸を示す参照位置と一致するように前記偏向器の偏向方向を調整する、
光軸調整装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記処理部が前記参照位置を前記撮像部により撮像された取得画像上の所定位置に予め設定した請求項1に記載の光軸調整装置。
【請求項3】
前記被撮像面を前記光ビームと異なる波長の光で照明する照明用光源をさらに有する請求項1または2の光軸調整装置。
【請求項4】
前記被撮像面の前記所定図形が発光する発光素子を有し、前記発光素子の発光波長が前記光ビームと異なる波長である請求項1または2の光軸調整装置。
【請求項5】
前記参照位置を示す参照図形を含む参照面をさらに有し、
前記撮像部が前記参照面を撮像し、
前記処理部が、前記撮像部により撮像された前記参照面の取得画像に含まれる前記参照図形から前記参照位置を検出する、
請求項1に記載の光軸調整装置。
【請求項6】
前記被撮像面および前記参照面を前記光ビームと異なる波長の光で照明する照明用光源をさらに有する請求項5の光軸調整装置。
【請求項7】
前記被撮像面の前記所定図形および前記参照面の前記参照図形のうち少なくとも前記所定図形を発光させる発光素子を有し、前記発光素子の発光波長が前記光ビームと異なる波長である請求項5の光軸調整装置。
【請求項8】
請求項1、2および5のいずれか1項に記載の光軸調整装置が設けられた第1通信装置と前記被撮像面が設けられた第2通信装置とが空間を光伝送路として光学的に接続された光通信システム。
【請求項9】
光ビームを所定の受光位置に照射するための光軸調整装置における光軸調整方法であって、
前記光軸調整装置が、前記光ビームを偏向する偏向器と、前記所定の受光位置を示す所定図形を含む被撮像面を前記偏向器を通して撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された取得画像に基づいて前記偏向器の偏向方向を制御する処理部と、を含み、
前記処理部が、
前記取得画像に含まれる前記所定図形から前記取得画像上の前記所定の受光位置を検出し、
前記取得画像上で、前記所定の受光位置が前記光ビームの偏向前の主光軸を示す参照位置と一致するように前記偏向器の偏向方向を調整する、
光軸調整方法。
【請求項10】
光ビームを所定の受光位置に照射するための光軸調整装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記光軸調整装置が、前記光ビームを偏向する偏向器と、前記所定の受光位置を示す所定図形を含む被撮像面と、前記被撮像面を前記偏向器を通して撮像する撮像部と、を含み、
前記コンピュータにより、
前記取得画像に含まれる前記所定図形から前記取得画像上の前記所定の受光位置を検出する機能と、
前記取得画像上で、前記所定の受光位置が前記光ビームの偏向前の主光軸を示す参照位置と一致するように前記偏向器の偏向方向を調整する機能と、
を実現するプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は光ビームの光軸を受光位置に合わせるための光軸調整方法および装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
光を用いて情報を空間伝送する場合、送信側からの出射光が受信側の受光部に正確に照射される必要がある。このために送信機と受信機との間で光軸を一致させる技術がこれまで多く提案されてきた。
【0003】
たとえば特許文献1によれば、広い指向性の赤外線光により大まかに光軸を合わせ、続いて狭い指向性の赤外線光により厳密に光軸を調整する。これらの光軸調整は受光レベルが所定強度以上になるように実行される 。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-209520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、受光レベルの変化に基づいて光軸を高精度に調整することは容易ではない。特許文献1では送信光の指向性を変化させる二段階の光軸調整が必要となり、高精度かつ迅速な光軸調整を容易に実現できない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、高精度かつ迅速な光軸調整を容易に達成できる光軸調整方法および装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様による光軸調整装置は、光ビームを所定の受光位置に照射するための光軸調整装置であって、前記光ビームを偏向する偏向器と、前記所定の受光位置を示す所定図形を含む被撮像面を前記偏向器を通して撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された取得画像に基づいて前記偏向器の偏向方向を制御する処理部と、を含み、前記処理部が、前記取得画像に含まれる前記所定図形から前記取得画像上の前記所定の受光位置を検出し、前記取得画像上で、前記所定の受光位置が前記光ビームの偏向前の主光軸を示す参照位置と一致するように前記偏向器の偏向方向を調整する。
本発明の一態様による光軸調整方法は、光ビームを所定の受光位置に照射するための光軸調整装置における光軸調整方法であって、前記光軸調整装置が、前記光ビームを偏向する偏向器と、前記所定の受光位置を示す所定図形を含む被撮像面を前記偏向器を通して撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された取得画像に基づいて前記偏向器の偏向方向を制御する処理部と、を含み、前記処理部が、前記取得画像に含まれる前記所定図形から前記取得画像上の前記所定の受光位置を検出し、前記取得画像上で、前記所定の受光位置が前記光ビームの偏向前の主光軸を示す参照位置と一致するように前記偏向器の偏向方向を調整する。
本発明の一態様によるプログラムは、光ビームを所定の受光位置に照射するための光軸調整装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記光軸調整装置が、前記光ビームを偏向する偏向器と、前記所定の受光位置を示す所定図形を含む被撮像面と、前記被撮像面を前記偏向器を通して撮像する撮像部と、を含み、前記コンピュータにより、前記取得画像に含まれる前記所定図形から前記取得画像上の前記所定の受光位置を検出する機能と、前記取得画像上で、前記所定の受光位置が前記光ビームの偏向前の主光軸を示す参照位置と一致するように前記偏向器の偏向方向を調整する機能と、を実現する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高精度かつ迅速な光軸調整を容易に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は本発明の第1実施形態による光軸調整装置の概略を例示する構成図である。
図2は第1実施形態における処理部の機能構成を例示する模式的ブロック図である。
図3は第1実施形態における処理部の光軸調整方法を例示するフローチャートである。
図4は第1実施形態における処理部の光軸調整動作の一例を示す模式図である。
図5は第1実施形態における光軸調整装置において光軸調整済みの状態を例示する模式図である。
図6は本発明の第2実施形態による光軸調整装置の概略を例示する構成図である。
図7は第2実施形態による光軸調整装置における2つの被撮像図形とそれぞれの結像イメージと結像光学系との関係を例示する模式図である。
図8は第2実施形態における処理部の機能構成を例示する模式的ブロック図である。
図9は第2実施形態における処理部の光軸調整方法を例示するフローチャートである。
図10は本発明の第1実施例による光軸調整装置の概略を例示する構成図である。
図11は第1実施例における2つの被撮像図形とそれぞれの結像イメージと結像光学系との関係を例示する模式図である。
図12は本発明の第2実施例による光軸調整装置を適用した通信システムの一例を示す概略的ブロック図である。
図13は本発明の第3実施例による光軸調整装置の概略を例示する構成図である。
図14は本発明の第4実施例による光軸調整装置の概略を例示する構成図である。
図15は本発明の実施形態および実施例で用いられる偏向器の一例を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施形態の概要>
本発明の実施形態によれば、光ビームを照射すべき受光位置を所定図形で示し、所定図形を撮像する。撮像画像から受光位置を検出し、その受光位置が光ビームの光軸を示す参照位置と一致するように光ビームの偏向方向を調整する。これにより受信側で受光光量をモニタする必要がなく、送信側で撮像図形に基づいて光軸調整が可能となり、高精度かつ迅速な光軸調整を達成できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本電気株式会社
光軸調整方法および装置
今日
日本電気株式会社
推論装置および推論方法
8日前
日本電気株式会社
ボロメータ及びボロメータアレイ
22日前
日本電気株式会社
素材変換装置および素材変換方法
8日前
日本電気株式会社
サーバ、制御方法、及びプログラム
19日前
日本電気株式会社
画像処理装置、方法、及びプログラム
27日前
日本電気株式会社
制御装置、制御方法、及びプログラム
1日前
日本電気株式会社
端末、端末の制御方法及びプログラム
13日前
日本電気株式会社
膜製造方法、積層構造、及びボロメータ
8日前
日本電気株式会社
評価装置、評価方法、およびプログラム
9日前
日本電気株式会社
画像処理装置、画像処理方法、プログラム
20日前
日本電気株式会社
共振器、発振器、および共振器の製造方法
2日前
日本電気株式会社
判定システム、判定方法、及びプログラム
6日前
日本電気株式会社
注文システム、注文受付方法及びプログラム
16日前
日本電気株式会社
配信装置、配信方法、及び、配信プログラム
2日前
日本電気株式会社
モデル生成装置、モデル生成方法、プログラム
1日前
日本電気株式会社
在庫管理装置、在庫管理方法、及びプログラム
22日前
日本電気株式会社
プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置
2日前
日本電気株式会社
プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置
2日前
日本電気株式会社
情報処理システム、位置標定方法、プログラム
20日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
1日前
日本電気株式会社
端末、システム、端末の制御方法及びプログラム
7日前
日本電気株式会社
商品推奨装置、商品推奨方法、およびプログラム
16日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
9日前
日本電気株式会社
端末、システム、端末の制御方法及びプログラム
7日前
日本電気株式会社
デルタシグマ変調装置及びデルタシグマ変調方法
26日前
日本電気株式会社
デルタシグマ変調装置及びデルタシグマ変調方法
12日前
日本電気株式会社
サーバ装置、サーバ装置の制御方法及びプログラム
8日前
日本電気株式会社
関係可視化装置、関係可視化方法、及びプログラム
1日前
日本電気株式会社
サーバ装置、サーバ装置の制御方法及びプログラム
12日前
日本電気株式会社
ポリシー管理装置、ポリシー管理方法及びプログラム
2日前
日本電気株式会社
位置情報可視化システム、装置、方法およびプログラム
2日前
日本電気株式会社
監視システム、監視装置、監視方法、及び、プログラム
19日前
日本電気株式会社
光トランシーバ、光通信システム及び光信号の受信方法
7日前
日本電気株式会社
情報処理装置、表示制御方法、および表示制御プログラム
9日前
日本電気株式会社
活動エリア推定装置、活動エリア推定方法及びプログラム
19日前
続きを見る