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公開番号
2025086213
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023200119
出願日
2023-11-27
発明の名称
駅構内保守システム、駅構内保守方法、及び駅構内保守プログラム
出願人
川崎重工業株式会社
代理人
個人
主分類
G06Q
50/40 20240101AFI20250530BHJP(計算;計数)
要約
【課題】駅構内に存在する何らかの対処が必要な人物に対して必要な対処をシステム側で行うことができるシステムを提供する。
【解決手段】駅構内保守システム1は、画像認識部22aと、指令生成部22cと、ロボット30と、を備える。画像認識部22aは、撮像装置11で駅構内を撮像して生成された画像を時間の経過に応じて順次取得し、画像認識により画像に映っている人物の情報を特定する。指令生成部22cは、画像認識部22aが特定した人物の情報に基づいて人物に応じた対処を決定し、対処のための指令を生成する。ロボット30は、指令生成部22cが生成した指令を受信して、指令に基づいて人物の位置へ移動し、人物に対処する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
撮像装置で駅構内を撮像して生成された画像を時間の経過に応じて順次取得し、画像認識により前記画像に映っている人物の情報を特定する画像認識部と、
前記画像認識部が特定した前記人物の情報に基づいて前記人物に応じた対処を決定し、当該対処のための指令を生成する指令生成部と、
前記指令生成部が生成した指令を受信して、当該指令に基づいて前記人物の位置へ移動し、当該人物に対処するロボットと、
を備える、駅構内保守システム。
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【請求項2】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記指令生成部は、前記ロボットを前記人物の位置へ移動させる指令と、前記ロボットに前記人物に応じた声かけ、前記人物の誘導、又は前記人物の監視を行わせる指令と、を生成して前記ロボットに送信する、駅構内保守システム。
【請求項3】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記指令生成部は、前記ロボットを前記人物の位置へ移動させる指令と、前記ロボットに前記人物を誘導させて駅員が待機する位置へ移動させる指令と、を生成して前記ロボットに送信する、駅構内保守システム。
【請求項4】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記指令生成部又は前記ロボットは、駅構内に設けられた設備であって、かつ、前記人物が移動に用いるか前記人物の移動を規制する設備である移動用設備を制御する機能を有しており、
前記指令生成部又は前記ロボットは、前記人物の情報に基づいて前記移動用設備を制御する、駅構内保守システム。
【請求項5】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記画像認識部は、前記画像に対する画像認識により、前記画像に映っている前記人物が鉄道車両との衝突、暴力行為、又は痴漢を現在又は将来に行う可能性があること、及び、当該人物の位置変化を特定する、駅構内保守システム。
【請求項6】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記画像認識部は、前記画像に対する画像認識により、前記画像に映っている前記人物が現在又は将来に問題行動を行う可能性があること、及び、当該人物の位置変化を特定し、
前記指令生成部は、前記ロボットを問題行動を行う可能性がある者の位置へ移動させる指令と、前記ロボットに問題行動を行う可能性がある者に声かけさせる指令と、を生成して前記ロボットに送信する、駅構内保守システム。
【請求項7】
請求項4に記載の駅構内保守システムであって、
前記画像認識部は、前記画像に対する画像認識により、前記画像に映っている前記人物が問題行動を行った者であること、及び、当該人物の位置変化を特定し、
前記指令生成部は、前記ロボットを問題行動を行った者の位置へ移動させる指令を生成して前記ロボットに送信し、
前記指令生成部又は前記ロボットは、問題行動を行った者の周囲にある前記移動用設備を制御して、問題行動を行った者の移動経路を制限する、駅構内保守システム。
【請求項8】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記指令生成部は、前記人物の位置へ前記ロボットを移動させる指令と、鉄道車両の運行情報に基づいて作成された迂回経路を前記人物に提示させる指令と、を生成して前記ロボットに送信する、駅構内保守システム。
【請求項9】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記画像認識部は、前記画像に対する画像認識により、駅構内のエリア毎の混雑状況を特定し、
前記指令生成部は、前記ロボットを混雑が生じているエリアまで移動させる指令と、前記ロボットに当該エリアの前記人物の誘導又は整理を行わせる指令と、を生成して前記ロボットに送信する、駅構内保守システム。
【請求項10】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記画像認識部は、前記画像に対する画像認識により、前記画像に映っている前記人物が鉄道車両の乗車に関して情報を求めている人物であること、及び、当該人物の位置変化を特定し、
前記指令生成部は、前記ロボットを鉄道車両への乗車に関して情報を求めている人物の位置へ移動させる指令と、前記ロボットに当該人物に情報を提供させる指令と、を生成して前記ロボットに送信する、駅構内保守システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、主として、駅構内にある人物に対処して駅構内の環境を保守するシステムに関する。
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【背景技術】
【0002】
特許文献1は、マナー違反検出システムを開示する。このシステムは、マナー違反を検出するセンサと、駅構内を撮像するカメラと、駅務遠隔監視システムと、を備える。駅務遠隔監視システムとは、駅員が遠隔地から駅を監視するシステムである。センサがマナー違反を検出した場合、センサはアラーム信号を監視システムに送信する。これにより、駅務遠隔監視システムの駅員はマナー違反があったことを把握できる。また、監視システムのディスプレイには、マナー違反を検出したセンサに近いカメラから得られる映像が表示される。これにより、駅員はマナー違反の詳細を把握できる。特許文献1では、マナー違反の例として、喫煙者やごみを置き捨てる行為等が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-232871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のマナー違反検出システムは、マナー違反を検出することはできるが、マナー違反に対処はできない。マナー違反へは駅員が対処する必要がある。しかし、駅員が行うべき業務は多く、マナー違反に対処する手間が割けないこともあり得る。また、この課題はマナー違反への対処に限られず、駅構内で駅員が行う作業全般に共通する課題である。
【0005】
本出願は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、駅構内に存在する何らかの対処が必要な人物に対して必要な対処をシステム側で行うことができる駅構内保守システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【0007】
本出願の第1の観点によれば、以下の構成の駅構内保守システムが提供される。即ち、駅構内保守システムは、画像認識部と、指令生成部と、ロボットと、を備える。前記画像認識部は、撮像装置で駅構内を撮像して生成された画像を時間の経過に応じて順次取得し、画像認識により前記画像に映っている人物の情報を特定する。前記指令生成部は、前記画像認識部が特定した前記人物の情報に基づいて前記人物に応じた対処を決定し、当該対処のための指令を生成する。前記ロボットは、前記指令生成部が生成した指令を受信して、当該指令に基づいて前記人物の位置へ移動し、当該人物に対処する。
【0008】
本出願の第2の観点によれば、以下の駅構内保守方法が提供される。即ち、駅構内保守方法では、撮像装置で駅構内を撮像して生成された画像を時間の経過に応じて順次取得し、画像認識により前記画像に映っている人物の情報を特定する。駅構内保守方法では、前記画像認識部が特定した前記人物の情報に基づいて前記人物に応じた対処を決定し、当該対処のための指令を生成してロボットに送信する。駅構内保守方法では、前記指令を受信した前記ロボットに、当該指令に基づいて前記人物の位置に移動させ、当該人物に対処させる。
【0009】
本出願の第3の観点によれば、以下の処理をコンピュータに実行させる駅構内保守プログラムが提供される。即ち、撮像装置で駅構内を撮像して生成された画像を時間の経過に応じて順次取得し、画像認識により前記画像に映っている人物の情報を特定する。前記画像認識部が特定した前記人物の情報に基づいて、前記人物に応じた対処を決定し、当該対処のための指令を生成してロボットに送信する。
【発明の効果】
【0010】
本出願によれば、駅構内に存在する何らかの対処が必要な人物に対して必要な対処をシステム側で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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