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公開番号
2025084331
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198162
出願日
2023-11-22
発明の名称
マルチテナントサービス提供方法及びシステム
出願人
株式会社日立製作所
代理人
青稜弁理士法人
主分類
G06F
9/50 20060101AFI20250527BHJP(計算;計数)
要約
【課題】マルチテナントサービスの運用コストの増加を軽減すると共に性能及び定時性を担保することができる技術を提供する。
【解決手段】クラウドシステム101は、マイクロサービス311を各々有する複数の共通コンテナ301と、複数の共通コンテナ301の各々と対となる複数のサイドカーコンテナ302と、複数のテナント201の各々に向けたマイクロサービス311を順次呼び出し実行させるオーケストレータ342を各々有する複数の個別コンテナ341とを備え、複数のサイドカーコンテナ302の各々は、オーケストレータ342からのマイクロサービス311の実行のリクエストを保持するリクエストキュー332を備え、リクエストキュー332を参照して他のサイドカーコンテナ302に負荷分散を実施する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のテナントにサービスを提供するクラウドシステムのマルチテナントサービス提供方法において、
前記クラウドシステムは、
マイクロサービスを各々有する複数の共通コンテナと、
前記複数の共通コンテナの各々と対となる複数のサイドカーコンテナと、
前記複数のテナントの各々に向けた前記マイクロサービスを順次呼び出し実行させるオーケストレータを各々有する複数の個別コンテナとを備え、
前記複数のサイドカーコンテナの各々は、
前記オーケストレータからの前記マイクロサービスの実行のリクエストを保持するリクエストキューを備え、
前記リクエストキューを参照して他の前記サイドカーコンテナに負荷分散を実施するマルチテナントサービス提供方法。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のマルチテナントサービス提供方法において、
前記複数のサイドカーコンテナの各々は、
前記複数のテナントの各々に向けた個別処理対応情報をさらに備え、
前記テナントに向けた前記マイクロサービスを実行する際に、前記個別処理対応情報を参照して当該テナントに向けた個別処理を実行するマルチテナントサービス提供方法。
【請求項3】
請求項2に記載のマルチテナントサービス提供方法において、
前記リクエストキューは前記マイクロサービスの実行順序、実行期限、実行状態、及び処理目安時間の情報を有し、
前記複数のサイドカーコンテナの各々は、前記リクエストキューを参照して前記マイクロサービスを前記実行期限までに実行できないときは、前記マイクロサービスの前記実行順序を変更するマルチテナントサービス提供方法。
【請求項4】
請求項3に記載のマルチテナントサービス提供方法において、
前記複数のサイドカーコンテナの各々は、前記リクエストキューを参照して前記マイクロサービスを前記実行期限までに実行できないときは、他の前記サイドカーコンテナに当該マイクロサービスの代理実行依頼またはリソース占有権貸出依頼を送信するマルチテナントサービス提供方法。
【請求項5】
請求項4に記載のマルチテナントサービス提供方法において、
前記複数のサイドカーコンテナの各々は、他の前記サイドカーコンテナからの前記代理実行依頼を受信したときは、前記リクエストキュー及び前記個別処理対応情報を参照して前記マイクロサービスを代理実行するマルチテナントサービス提供方法。
【請求項6】
請求項4に記載のマルチテナントサービス提供方法において、
前記複数のサイドカーコンテナの各々は、他の前記サイドカーコンテナからの前記リソース占有権貸出依頼を受信したときは、当該サイドカーコンテナと対となる前記共通コンテナを停止させ、前記リソース占有権貸出依頼の送信元の前記マイクロサービスを複製して実行させるマルチテナントサービス提供方法。
【請求項7】
請求項3に記載のマルチテナントサービス提供方法において、
前記リクエストキューは前記マイクロサービスの優先度の情報をさらに有し、
前記複数のサイドカーコンテナの各々は、前記優先度を参照して前記実行順序を変更するマルチテナントサービス提供方法。
【請求項8】
複数のテナントにサービスを提供するマルチテナントサービス提供システムにおいて、
マイクロサービスを各々有する複数の共通コンテナと、
前記複数の共通コンテナの各々と対となる複数のサイドカーコンテナと、
前記複数のテナントの各々に向けた前記マイクロサービスを順次呼び出し実行させるオーケストレータを各々有する複数の個別コンテナとを備え、
前記複数のサイドカーコンテナの各々は、
前記オーケストレータからの前記マイクロサービスの実行のリクエストを保持するリクエストキューを備え、
前記リクエストキューを参照して他の前記サイドカーコンテナに負荷分散を実施するマルチテナントサービス提供システム。
【請求項9】
請求項8に記載のマルチテナントサービス提供システムにおいて、
前記複数のサイドカーコンテナの各々は、
前記複数のテナントの各々に向けた個別処理対応情報をさらに備え、
前記テナントに向けた前記マイクロサービスを実行する際に、前記個別処理対応情報を参照して当該テナントに向けた個別処理を実行するマルチテナントサービス提供システム。
【請求項10】
請求項9に記載のマルチテナントサービス提供システムにおいて、
前記リクエストキューは前記マイクロサービスの実行順序、実行期限、実行状態、及び処理目安時間の情報を有し、
前記複数のサイドカーコンテナの各々は、前記リクエストキューを参照して前記マイクロサービスを前記実行期限までに実行できないときは、前記マイクロサービスの前記実行順序を変更するマルチテナントサービス提供システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチテナントサービス提供方法及びシステムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
規模の異なる複数の事業者であるマルチテナントに対して、電力需給や電力市場価格等の予測、アグリゲーションや発電の計画作成、及び入札処理等の電力市場取引等の電力サービスを高効率に提供するため、クラウドシステムにてマルチテナントサービスの運用が検討されている。マルチテナントサービスは、電力市場取引での入札実施の度に周期的に、複数の事業者(マルチテナント)に対して一斉同時に電力サービスを実施するものである。
【0003】
このようなクラウドシステムにおいて、一つ以上のマイクロサービスの組合せによりマルチテナントへの電力サービスを実施する場合、テナント数の増加、サービス数の増加、またはテナント毎のサービスへのカスタマイズが頻発すると、運用コストが増大する。
【0004】
クラウドシステムの運用コストの増加を抑制する技術として、特許文献1には、1つまたは複数のコンテナとサイドカーコンテナとを含むポッドをインスタンス化し、サイドカーコンテナの実行が初期化後に一時的に停止され、1つまたは複数のコンテナのうちのコンテナが更なるコンピューティングリソースを必要としているとの判断に応答して、サイドカーコンテナの実行を再開し、コンテナのコンピューティングタスクを実行する命令をサイドカーコンテナに提供する技術が提案されている。
【0005】
また、マルチテナントサービスにおいてサーバのリソースを効率的に利用する技術として、特許文献2には、クライアントからのリクエストを受付けて処理を実行する情報処理装置であって、受付けたリクエストの送信元に応じてリクエストを入力用記憶手段に記憶し、入力用記憶手段に記憶されたリクエストを処理した後、処理を行ったリクエストとは異なる送信元のリクエストの処理を行う技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-59832号公報
特開2014-106728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1に開示された技術では、性能及び定時性が求められるサービスを連続実行する際に、他のサービスの処理遅延が原因でサービスの処理実行のためにリソース確保が必要になった場合でも、重いメイン処理も含む必要な処理のイメージをサイドカーコンテナにロードすることになる。そのため、処理の実行までに時間がかかり、さらなる遅延につながり、むしろ定時性を損ね得る。
【0008】
また上記特許文献2に開示された技術では、各テナントのリクエスト数に関わらず均一にリソースを各テナントに割当てているが、各テナントのサービス向けにリソースを占有する時間(処理時間)は均一とは限らない。このため、データ量増加に起因する処理の遅延や、実行するまで処理時間が分からないという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、マルチテナントサービスの運用コストの増加を軽減すると共に性能及び定時性を担保することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、代表的な本発明のマルチテナントサービス提供方法の一つは、複数のテナントにサービスを提供するクラウドシステムのマルチテナントサービス提供方法において、クラウドシステムは、マイクロサービスを各々有する複数の共通コンテナと、複数の共通コンテナの各々と対となる複数のサイドカーコンテナと、複数のテナントの各々に向けたマイクロサービスを順次呼び出し実行させるオーケストレータを各々有する複数の個別コンテナとを備え、複数のサイドカーコンテナの各々は、オーケストレータからのマイクロサービスの実行のリクエストを保持するリクエストキューを備え、リクエストキューを参照して他のサイドカーコンテナに負荷分散を実施する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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