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公開番号2025089644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204391
出願日2023-12-04
発明の名称営業支援装置、及び営業支援方法
出願人株式会社日立製作所
代理人藤央弁理士法人
主分類G06Q 10/00 20230101AFI20250609BHJP(計算;計数)
要約【課題】今後の受注を予測し得る営業記録の作成を支援する。
【解決手段】営業支援装置は、ユーザによる営業記録の作成を支援する営業支援装置であって、1以上の演算装置と、1以上のメモリリソースと、1以上の記憶装置と、を有する計算機によって構成され、前記演算装置が、前記ユーザが作成した営業記録案を、言語モデルを用いて添削する営業記録添削部と、前記演算装置が、前記ユーザが作成した営業記録案及び添削済みの営業記録案の質を評価する営業記録評価部と、前記演算装置が、前記ユーザが作成した営業記録案及び前記添削済みの営業記録案の添削結果、及び前記営業記録評価部による営業記録案の評価結果に基づいて前記営業記録案を修正するための営業記録作成支援情報を前記ユーザに提供する営業記録作成支援部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザによる営業記録の作成を支援する営業支援装置であって、
１以上の演算装置と、１以上のメモリリソースと、１以上の記憶装置と、を有する計算機によって構成され、
前記演算装置が、前記ユーザが作成した営業記録案を、言語モデルを用いて添削する営業記録添削部と、
前記演算装置が、前記ユーザが作成した営業記録案及び添削済みの営業記録案の質を評価する営業記録評価部と、
前記演算装置が、前記ユーザが作成した営業記録案及び前記添削済みの営業記録案の添削結果、及び前記営業記録評価部による営業記録案の評価結果に基づいて前記営業記録案を修正するための営業記録作成支援情報を前記ユーザに提供する営業記録作成支援部と、を備えることを特徴とする営業支援装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
請求項１に記載の営業支援装置であって、
前記営業記録評価部は、前記営業記録案に類似する過去の営業記録に対応する営業成績に関する情報、及び前記営業記録案に類似する前記過去の営業記録の作成者の属性情報の少なくとも一方に基づいて前記営業記録案の質を評価することを特徴とする営業支援装置。
【請求項３】
請求項１に記載の営業支援装置であって、
前記営業記録評価部は、営業記録評価モデルを用い、前記営業記録案の質を評価することを特徴とする営業支援装置。
【請求項４】
請求項３に記載の営業支援装置であって、
作成済の営業記録、前記作成済の営業記録の作成者の属性情報、及び前記作成済の営業記録に対応する顧客情報を入力変数、前記作成済の営業記録に対応する営業結果を目的変数として前記営業記録評価モデルを予め学習する営業記録評価モデル学習部と、をさらに備えることを特徴とする営業支援装置。
【請求項５】
請求項１に記載の営業支援装置であって、
前記営業記録作成支援部は、添削プロンプトを生成し、
前記営業記録添削部は、前記添削プロンプトを前記言語モデルに入力して、前記言語モデルから前記ユーザが作成した前記営業記録案に対する添削結果を取得することを特徴とする営業支援装置。
【請求項６】
請求項５に記載の営業支援装置であって、
前記営業記録作成支援部は、前記営業記録案、並びに、営業記録テンプレート、前記営業記録案に類似した過去の営業記録、及び前記営業記録案に類似した前記過去の営業記録に対する添削結果に存在するものを添削プロンプトテンプレートに埋め込むことにより前記添削プロンプトを生成することを特徴とする営業支援装置。
【請求項７】
請求項６に記載の営業支援装置であって、
前記営業記録作成支援部は、前記営業記録評価部による評価結果が良好な営業記録案及び前記営業記録評価部による評価結果が良好な添削事例に基づいて、前記ユーザが営業記録案を作成する際に提示される前記添削プロンプトテンプレートを作成することを特徴とする営業支援装置。
【請求項８】
請求項５に記載の営業支援装置であって、
前記営業記録添削部は、前記添削プロンプトとともに前記言語モデルに出力する添削パラメータを変更することにより、一つの前記営業記録案に対応する複数の添削結果を取得し、
前記営業記録作成支援部は、一つの前記営業記録案に対応する複数の添削結果の少なくとも一つを前記営業記録作成支援情報として前記ユーザに提供することを特徴とする営業支援装置。
【請求項９】
請求項８に記載の営業支援装置であって、
前記営業記録作成支援部が前記ユーザに提案する前記営業記録作成支援情報は、前記営業記録案の修正すべき箇所を指摘した改善提案、前記営業記録案の修正すべき箇所の具体的な内容を例示した修正提案、及び前記修正提案の根拠を表す添削補足情報の少なくとも一つを含むことを特徴とする営業支援装置。
【請求項１０】
請求項１に記載の営業支援装置であって、
対話形式の質問により前記ユーザによる前記営業記録案の作成を支援する営業記録案入力支援部をさらに備えることを特徴とする営業支援装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、営業支援装置、及び営業支援方法に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
顧客に対して商品を提案して販売する営業業務において、顧客との商談結果を記録した日報等の営業記録は、営業担当者にとっては業務の振り返り、営業担当者の管理者にとっては進捗状況の確認、経営者にとっては戦略立案等、様々な利活用が期待される。しかしながら、営業記録は、情報の膨大さや複雑さ等が要因となってその十分な利活用が進んでいない。
【０００３】
営業記録の利活用に関し、例えば特許文献１には「メモリと一又は複数のプロセッサを備え、前記メモリは、案件のために作成された文書ファイル又は該案件に関して複数のユーザ間でやり取りされたメッセージ群を記憶しており、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている、文書ファイル又はメッセージ群から対象とする案件について情報を抽出し、予め機械学習により案件毎の文書ファイル又はメッセージ群内の情報に対応した該案件の結論を予測することを学習した人工知能によって、抽出した前記情報から、前記対象とする案件についての結論を予測する、情報処理装置」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２１－１４９８４４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１に記載の情報処理装置によれば、機械学習により案件毎の文書ファイル、又はメッセージ群内の情報に対応した案件の結論として成約可否等を予測できる。しかしながら、当該予測を行うためには、案件に応じた適切な情報が正確、かつ網羅的に記録されていることが前提とされており、そのような営業記録の作成を支援するものではない。特に、日報等の営業記録の作成を、受注の有無の傾向等、過去の実績に基づいて支援することはできない。
【０００６】
本発明は、前述の点に鑑みてなされたものであり、今後の受注を予測し得る営業記録の作成を支援できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本願は、前述した課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
【０００８】
前述した課題を解決するため、本発明の一態様に係る営業支援装置は、ユーザによる営業記録の作成を支援する営業支援装置であって、１以上の演算装置と、１以上のメモリリソースと、１以上の記憶装置と、を有する計算機によって構成され、前記演算装置が、前記ユーザが作成した営業記録案を、言語モデルを用いて添削する営業記録添削部と、前記演算装置が、前記ユーザが作成した営業記録案及び添削済みの営業記録案の質を評価する営業記録評価部と、前記演算装置が、前記ユーザが作成した営業記録案及び前記添削済みの営業記録案の添削結果、及び前記営業記録評価部による営業記録案の評価結果に基づいて前記営業記録案を修正するための営業記録作成支援情報を前記ユーザに提供する営業記録作成支援部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、今後の受注を予測し得る営業記録の作成を支援することが可能となる。
【００１０】
前述した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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