TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025084303
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198095
出願日
2023-11-22
発明の名称
判定システム、判定方法およびプログラム
出願人
株式会社東芝
,
東芝デジタルソリューションズ株式会社
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
G06T
7/60 20170101AFI20250527BHJP(計算;計数)
要約
【課題】カード状の物体の厚み判定の精度を向上させることができる判定システムを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、判定システムは、第1認識手段と、画像回転手段と、厚み判定手段と、第2認識手段と、照合手段とを具備する。第1認識手段は、カード状の物体の券面を正面から撮像した第1画像から第1情報を認識する。画像回転手段は、券面が上下反転し、かつ、物体の下面が露出するように券面を斜めから撮像した第2画像を180度回転させる。厚み判定手段は、180度回転した第2画像から下面の巾方向の長さを検出し、物体の厚みが適正であるか否かを判定する。第2認識手段は、180度回転した第2画像から第1情報を認識する。照合手段は、第1認識手段によって認識された第1情報と、第2認識手段によって認識された第1情報とを照合する。判定システムは、第1情報が一致した場合、検出した長さが下面の巾方向の長さであると判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
カード状の物体の第1情報が記載された券面を正面から撮像した第1画像から前記第1情報を認識する第1認識手段と、
前記券面が上下反転し、かつ、前記物体の下面が露出するように前記券面を斜めから撮像した第2画像を180度回転させる画像回転手段と、
前記画像回転手段によって180度回転した前記第2画像から前記下面の巾方向の長さを検出し、前記物体の厚みが適正であるか否かを判定する厚み判定手段と、
前記画像回転手段によって180度回転した前記第2画像から前記第1情報を認識する第2認識手段と、
前記第1認識手段によって認識された前記第1情報と、前記第2認識手段によって認識された前記第1情報とを照合する照合手段と、
を具備し、
前記照合手段によって前記第1情報の一致が確認された場合、前記厚み判定手段が検出した長さが前記下面の巾方向の長さであると判定する判定システム。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
カード状の物体の顔画像が記載された券面を正面から撮像した第1画像から前記顔画像を抽出する第1認識手段と、
前記物体の上面が露出するように前記券面を斜めから撮像した第2画像から前記上面の巾方向の長さを検出し、前記物体の厚みが適正であるか否かを判定する厚み判定手段と、
前記第2画像から前記顔画像を抽出する第2認識手段と、
前記第2認識手段によって抽出された前記顔画像を正面から撮像された顔画像へと補正する顔画像補正手段と、
前記第1認識手段によって認識された前記顔画像と、前記第2認識手段によって抽出されて前記顔画像補正手段によって補正された前記前記顔画像とを照合する照合手段と、
を具備し、
前記照合手段によって前記顔画像の一致が確認された場合、前記厚み判定手段が検出した長さが前記上面の巾方向の長さであると判定する判定システム。
【請求項3】
カード状の物体の第1情報が記載された券面を正面から撮像した第1画像から前記第1情報を認識する第1認識手段と、
前記券面が斜めから撮像されるべき第2画像の撮像時における前記物体の向きを無作為に選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された向きで撮像された前記第2画像から前記物体の上面または下面の巾方向の長さを検出し、前記物体の厚みが適正であるか否かを判定する厚み判定手段と、
前記選択手段によって選択された向きで撮像された前記第2画像から前記第1情報を認識する第2認識手段と、
前記第1認識手段によって認識された前記第1情報と、前記第2認識手段によって認識された前記第1情報とを照合する照合手段と、
を具備し、
前記照合手段によって前記第1情報の一致が確認された場合、前記厚み判定手段が検出した長さが前記上面または前記下面の巾方向の長さであると判定する判定システム。
【請求項4】
前記選択手段は、
前記券面が上下反転せず、かつ、前記上面が露出するように前記券面を撮像する第1向きと、
前記券面が上下反転し、かつ、前記下面が露出するように前記券面を撮像する第2向きと、
前記券面が上下反転せず、かつ、前記下面が露出するように前記券面を撮像する第3向きと、
前記券面が上下反転し、かつ、前記上面が露出するように前記券面を撮像する第4向きと、
の4つの向きの中の少なくとも2つの向きの中から1つを無作為に選択する請求項3に記載の判定システム。
【請求項5】
横長のカード状の物体の第1情報が記載された券面を正面から撮像した第1画像から前記第1情報を認識する第1認識手段と、
前記物体の一側面が巾方向を鉛直方向に向けて露出するように前記券面を斜めから撮像した第2画像から前記一側面の巾方向の長さを検出し、前記物体の厚みが適正であるか否かを判定する厚み判定手段と、
前記第2画像から前記第1画像を抽出する第2認識手段と、
前記第1認識手段によって認識された前記第1情報と、前記第2認識手段によって認識された前記第1情報とを照合する照合手段と、
を具備し、
前記照合手段によって前記第1情報の一致が確認された場合、前記厚み判定手段が検出した長さが前記一側面の巾方向の長さであると判定する判定システム。
【請求項6】
前記第1情報は、数字または顔画像である請求項5に記載の判定システム。
【請求項7】
カード状の物体の第1情報が記載された第1券面を正面から撮像した第1画像から前記第1情報を認識する第1認識手段と、
前記第1券面と対向する、前記第1情報に対応するチェックディジットを含む2次元コードが記載された第2券面が上下反転し、かつ、前記物体の下面が露出するように撮像した第2画像から前記下面の巾方向の長さを検出し、前記物体の厚みが適正であるか否かを判定する厚み判定手段と、
前記第2画像から前記2次元コードを認識する第2認識手段と、
前記第2認識手段によって認識された前記2次元コードに含まれる前記チェックディジットが、前記第1認識手段によって認識された前記第1情報に対応する正しい値であるか否かを照合する照合手段と、
を具備し、
前記照合手段によって前記チェックディジットの正当性が確認された場合、前記厚み判定手段が検出した長さが前記下面の巾方向の長さであると判定する判定システム。
【請求項8】
カード状の物体の第1情報が記載された券面を正面から撮像した第1画像から前記第1情報を認識する第1認識手段と、
前記第1情報が記載された領域を含み、かつ、前記物体の上面および前記上面と直交する一側面の2面、または、前記物体の下面および前記一側面の2面が露出するように前記券面の角部を部分的に斜めから撮像した第2画像から前記2面の中の少なくとも1面の巾方向の長さを検出し、前記物体の厚みが適正であるか否かを判定する厚み判定手段と、
前記第2画像から前記第1情報を認識する第2認識手段と、
前記第1認識手段によって認識された前記第1情報と、前記第2認識手段によって認識された前記第1情報とを照合する照合手段と、
を具備し、
前記照合手段によって前記第1情報の一致が確認された場合、前記厚み判定手段が検出した長さが前記下面の巾方向の長さであると判定する判定システム。
【請求項9】
第2画像の撮像時における前記物体を傾ける角度を無作為に選択する選択手段をさらに具備する請求項8に記載の判定システム。
【請求項10】
画像を撮像または入力可能な電子機器によって実行される判定方法であって、
カード状の物体の第1情報が記載された券面を正面から撮像した第1画像から前記第1情報を認識することと、
前記券面が上下反転し、かつ、前記物体の下面が露出するように前記券面を斜めから撮像した第2画像を180度回転させることと、
前記180度回転した前記第2画像から前記下面の巾方向の長さを検出し、前記物体の厚みが適正であるか否かを判定することと、
前記180度回転した前記第2画像から前記第1情報を認識することと、
前記第1画像から認識された前記第1情報と、前記第2画像から認識された前記第1情報とを照合することと、
前記第1情報の一致が確認された場合、前記検出した長さが前記下面の巾方向の長さであることと判定することと、
を具備する判定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、判定システム、判定方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、たとえば運転免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類をカメラ機能付きのスマートフォンやタブレットPC(Personal Computer)などで撮像し、画像として取り込むシステムが広く利用されている。
【0003】
また、最近では、犯罪収益移転防止法により、本人確認書類の撮像画像に対して、画像中の本人確認書類の厚みを確認することが求められている。たとえば特許文献1には、台形状に写るように運転免許証を斜めから下面(券面[表面および裏面]の2つの下辺に挟まれた面。底面ともいう)の厚みがわかるように撮像する例が開示されている。
【0004】
さらには、台形状に写るように本人確認書類を斜めから撮像する際、本人確認書類をテーブルなどに置くと下面付近に影ができ、影の幅を加えた長さを下面の厚みとして誤検出してしまうことを防止するために、(テーブルなどに置けないように)上面(下面に対向する面。天面ともいう)の方を露出させるべく傾けて撮像する方法も考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-87460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、本人確認書類によっては、上面の厚みがわかるように、台形状に写るように傾けて撮像した場合、撮像画像中から抽出して認識すべき当該本人確認書類に記載された情報が上辺を表す2本の線の遠くに位置することになり、認識精度が低下するなどといった問題があった。
【0007】
本発明の実施形態は、カード状の物体の厚み判定の精度を向上させることができる判定システム、判定方法およびプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態によれば、判定システムは、第1認識手段と、画像回転手段と、厚み判定手段と、第2認識手段と、照合手段とを具備する。第1認識手段は、カード状の物体の第1情報が記載された券面を正面から撮像した第1画像から第1情報を認識する。画像回転手段は、券面が上下反転し、かつ、物体の下面が露出するように券面を斜めから撮像した第2画像を180度回転させる。厚み判定手段は、画像回転手段によって180度回転した第2画像から下面の巾方向の長さを検出し、物体の厚みが適正であるか否かを判定する。第2認識手段は、画像回転手段によって180度回転した第2画像から第1情報を認識する。照合手段は、第1認識手段によって認識された第1情報と、第2認識手段によって認識された第1情報とを照合する。判定システムは、照合手段によって第1情報の一致が確認された場合、厚み判定手段が検出した長さが下面の巾方向の長さであると判定する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の本人確認システムの一構成例を示す図。
図1の本人確認書類厚み判定部の一構成例を示す図。
第1実施形態の本人確認システムにおける本人確認書類の正面画像および厚み判定用画像の一例を示す図。
第1実施形態の本人確認システムにおいて厚み判定用画像の撮像をサポートするために表示するガイド枠の一例を示す図。
比較例における運転免許証(本人確認書類)の正面画像および厚み判定用画像の一例を示す図。
比較例におけるマイナンバーカード(本人確認書類)の正面画像および厚み判定用画像の一例を示す図。
比較例における、本人確認書類をテーブルなどの上に置き、本人確認書類の下辺の周囲に影ができた状態で撮像された本人確認書類の画像の一例を示す図。
比較例における、運転免許証(本人確認書類)の正面画像および上面を露出させるべく撮像された厚み判定用画像の一例を示す図。
比較例における、マイナンバーカード(本人確認書類)の正面画像および上面を露出させるべく撮像された厚み判定用画像の一例を示す図。
第1実施形態の本人確認システムの本人確認書類厚み判定部の処理の流れを示すフローチャート。
第2実施形態の本人確認システムにおける本人確認書類厚み判定部の一構成例を示す図。
第2実施形態の本人確認システムの本人確認書類厚み判定部の処理の流れを示すフローチャート。
第3実施形態の本人確認システムにおける本人確認書類厚み判定部の一構成例を示す図。
第3実施形態の本人確認システムにおいて厚み判定用画像に関して選択され得る本人確認書類の4種類の撮像向きを例示する図。
第3実施形態の本人確認システムの本人確認書類厚み判定部の処理の流れを示すフローチャート。
第4実施形態の本人確認システムにおけるマイナンバーカード(本人確認書類)の厚み判定用画像の例を示す図。
第5実施形態の本人確認システムにおけるマイナンバーカード(本人確認書類)の厚み判定用画像の例を示す図。
第6実施形態の本人確認システムにおける本人確認書類の厚み判定用画像の例を示す図。
第3実施形態の本人確認システムにおいて厚み判定用画像に関して無作為に選択され得る本人確認書類の撮像向きの種類を例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社東芝
センサ
16日前
株式会社東芝
回転電機
1か月前
株式会社東芝
立て看板
今日
株式会社東芝
回転電機
1か月前
株式会社東芝
制御装置
2日前
株式会社東芝
回転電機
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
6日前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
8日前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
真空バルブ
20日前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
今日
株式会社東芝
電力変換装置
1か月前
株式会社東芝
車両システム
20日前
株式会社東芝
配線支援装置
1か月前
株式会社東芝
区分システム
7日前
株式会社東芝
静止誘導電器
24日前
株式会社東芝
スイッチギヤ
21日前
株式会社東芝
情報表示装置
1か月前
株式会社東芝
静止誘導電器
22日前
株式会社東芝
電池モジュール
1か月前
株式会社東芝
粒子線治療装置
23日前
株式会社東芝
電子計算機装置
1か月前
株式会社東芝
光注入同期装置
1か月前
株式会社東芝
回転電機の回転子
1か月前
株式会社東芝
磁気ディスク装置
8日前
株式会社東芝
X線厚み測定装置
16日前
株式会社東芝
空転・滑走学習装置
21日前
株式会社東芝
有機物分解システム
13日前
株式会社東芝
積層造形装置及び方法
1か月前
株式会社東芝
冷房能力指標推定装置
17日前
株式会社東芝
組電池および通電部材
9日前
株式会社東芝
ディスク装置及びランプ
10日前
株式会社東芝
半導体装置及び製造方法
1か月前
株式会社東芝
蓄熱システム及び蓄熱方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る