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公開番号
2025083581
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2025044212,2022510887
出願日
2025-03-19,2020-08-18
発明の名称
オーディオコーディングのためのマルチラグフォーマット
出願人
ドルビー・インターナショナル・アーベー
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
G10L
19/02 20130101AFI20250523BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】オーディオ信号を符号化する方法が記載される。
【解決手段】当該方法は、オーディオ信号に基づいて複数のサブバンドオーディオ信号を生成するステップと、オーディオ信号のスペクトルエンベロープを決定するステップと、サブバンドオーディオ信号毎に、サブバンドオーディオ信号の自己相関関数に基づいてサブバンドオーディオ信号についての自己相関情報を決定するステップと、オーディオ信号の符号化表現を生成するステップであり、符号化表現は、オーディオ信号の前記スペクトルエンベロープの表現と、複数のサブバンドオーディオ信号についての自己相関情報の表現とを含む、ステップとを含む。さらに、符号化表現からオーディオ信号を復号する方法、並びに対応するエンコーダ、デコーダ、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能記録媒体が記載される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
オーディオ信号を符号化する方法であって、
前記オーディオ信号に基づいて複数のサブバンドオーディオ信号を生成するステップと、
前記複数のサブバンドオーディオ信号に基づいてスペクトルエンベロープを決定するステップと、
サブバンドオーディオ信号毎に自己相関情報を決定するステップと、
前記スペクトルエンベロープ及び前記自己相関情報を符号化表現に符号化するステップと
を含む方法。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記符号化表現に基づいてビットストリームを出力するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記自己相関情報は、前記サブバンドオーディオ信号についての自己相関値を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
自己相関値は、自己相関関数の局所最大値に対応する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記自己相関情報は、ラグ値を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ラグ値は、前記自己相関値が前記局所最大値に達する遅延値に対応する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記スペクトルエンベロープは、第1の更新レートで決定され、
前記自己相関情報は、第2の更新レートで決定され、
前記第1の更新レートは、前記第2の更新レートと異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の更新レートは、前記第2の更新レートよりも高い、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記複数のサブバンドオーディオ信号を生成することは、前記オーディオ信号を平坦化することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記複数のサブバンドオーディオ信号を生成することは、前記平坦化されたオーディオ信号を前記複数のサブバンドオーディオ信号に分解することを含む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
本出願は、2019年8月20日に出願された米国仮特許出願第62/889,118号及び2019年8月20日に出願された欧州特許出願第19192552.8号の優先権を主張し、各出願の全内容を参照により援用する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【0002】
[技術分野]
本開示は、概してオーディオ信号を符号化表現に符号化する方法、及び符号化表現からオーディオ信号を復号する方法に関する。
【0003】
いくつかの実施形態が、その開示を特に参照して本明細書に記載されるが、本開示は、そのような使用分野に限定されず、より広い状況において適用可能であることが認識される。
【背景技術】
【0004】
本開示を通じた背景技術の如何なる説明も、当該技術が広く知られているという認定、又は当該技術分野における技術常識の一部を構成するという認定として決して考えられるべきではない。
【0005】
高品質オーディオコーディングシステムでは、情報の最も大きい部分に信号の詳細な波形特性を記述させることが一般的である。情報の小さい部分は、周波数帯域におけるエネルギー、又は聴覚の既知の同時マスキング特性(例えば、デコーダ内の波形を表すデータを正確に逆量子化するために必要な量子化ステップサイズ及び範囲情報を伝達するMDCTに基づく波形コーダにおけるサイド情報)に従って量子化ノイズを成形することを意図する制御データのような、より統計的に定義された特徴を記述するために使用される。しかし、これらの高品質オーディオコーディングシステムは、オーディオコンテンツをコーディングするために比較的大量のデータを必要とし、すなわち、比較的低いコーディング効率を有する。
【0006】
改善したコーディング効率でオーディオデータをコーディングできるオーディオコーディング方法及び装置が必要とされている。
【発明の概要】
【0007】
本開示は、オーディオ信号を符号化する方法、オーディオ信号を復号する方法、エンコーダ、デコーダ、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。
【0008】
本開示の第1の態様によれば、オーディオ信号を符号化する方法が提供される。符号化は、オーディオ信号の複数の連続部分(例えば、サンプル、セグメント、フレームのグループ)のそれぞれに対して実行されてもよい。いくつかの実装では、これらの部分は互いに重なってもよい。符号化表現は、それぞれのこのような部分について生成されてもよい。当該方法は、オーディオ信号に基づいて複数のサブバンドオーディオ信号を生成することを含んでもよい。オーディオ信号に基づいて複数のサブバンドオーディオ信号を生成することは、オーディオ信号のスペクトル分解を含んでもよく、これは、バンドパスフィルタ(bandpass filter, BPF)のフィルタバンクによって実行されてもよい。フィルタバンクの周波数分解能は、人間の聴覚系の周波数分解能に関連してもよい。例えば、BPFは複素数値のBPFでもよい。代替として、オーディオ信号に基づいて複数のサブバンドオーディオ信号を生成することは、オーディオ信号をスペクトル的及び/又は時間的に平坦化し、任意選択で、ウィンドウ関数によって平坦化されたオーディオ信号をウィンドウ処理し、結果の信号を複数のサブバンドオーディオ信号にスペクトル分解することを含んでもよい。当該方法は、オーディオ信号のスペクトルエンベロープを決定することを更に含んでもよい。当該方法は、サブバンドオーディオ信号毎に、サブバンドオーディオ信号の自己相関関数(autocorrelation function, ACF)に基づいてサブバンドオーディオ信号についての自己相関情報を決定することを更に含んでもよい。また、当該方法は、オーディオ信号の符号化表現を生成することを更に含んでもよく、符号化表現は、オーディオ信号のスペクトルエンベロープの表現と、複数のサブバンドオーディオ信号についての自己相関情報の表現とを含む。例えば、符号化表現は、ビットストリームの部分に関連してもよい。いくつかの実装では、符号化表現は、オーディオ信号の波形及び/又はサブバンドオーディオ信号の1つ以上の波形に関連する波形情報を更に含んでもよい。当該方法は、符号化表現を出力することを更に含んでもよい。
【0009】
上記のように構成されたとき、提案の方法は、非常に高いコーディング効率を有する(すなわち、オーディオをコーディングするために非常に低いビットレートを必要とする)が、同時に、再構成後に非常に良好な音質を達成するための適切な情報を含むオーディオ信号の符号化表現を提供する。これは、スペクトルエンベロープに加えて、オーディオ信号の複数のサブバンドについての自己相関情報も提供することによって行われる。注目すべきことに、サブバンド当たり2つの値、すなわち、1つのラグ値(lag value)及び1つの自己相関値は、高い音質を達成するのに十分であることが証明されている。
【0010】
いくつかの実施形態では、所与のサブバンドオーディオ信号についての自己相関情報は、それぞれのサブバンドオーディオ信号についてのラグ値及び/又はそれぞれのサブバンドオーディオ信号についての自己相関値を含んでもよい。好ましくは、自己相関情報は、それぞれのサブバンドオーディオ信号についてのラグ値と、それぞれのサブバンドオーディオ信号についての自己相関値との双方を含んでもよい。ここで、ラグ値は、自己相関関数が局所最大値に達する遅延値(例えば、横座標)に対応してもよく、自己相関値は、この局所最大値(例えば、縦座標)に対応してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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