TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025082878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196390
出願日2023-11-20
発明の名称パラメータ決定装置、パラメータ決定システム、パラメータ決定方法、方法及びパラメータ決定プログラム
出願人NECプラットフォームズ株式会社
代理人個人
主分類B01F 29/10 20220101AFI20250523BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】流体の最適な撹拌状態を得るための撹拌装置が使用するパラメータを決定可能なパラメータ決定装置、パラメータ決定システム、パラメータ決定方法、方法及びパラメータ決定プログラムを提供すること。
【解決手段】容器内の流体を撹拌する撹拌装置が使用するパラメータを決定するパラメータ決定装置は、撹拌装置によって撹拌された状態の流体の対象の撮影画像と、既定の撹拌状態の流体の撮影画像である基準画像との類似度を算出する類似度算出部と、類似度算出部が算出した類似度に基づき、対象の撮影画像が基準画像と類似するか判定する類似判定部と、類似判定部によって対象の撮影画像が基準画像と類似すると判定された場合、対象の撮影画像に関連する撹拌条件を規定するパラメータを、撹拌装置が流体に対する撹拌処理に使用するパラメータとして決定するパラメータ決定部とを含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
容器内の流体を撹拌する撹拌装置が使用するパラメータを決定するパラメータ決定装置であって、
前記撹拌装置によって撹拌された状態の流体の対象の撮影画像と、既定の撹拌状態の流体の撮影画像である基準画像との類似度を算出する類似度算出部と、
前記類似度算出部が算出した類似度に基づき、前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似するか判定する類似判定部と、
前記類似判定部によって前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似すると判定された場合、前記対象の撮影画像に関連する撹拌条件を規定するパラメータを、前記撹拌装置が前記流体に対する撹拌処理に使用するパラメータとして決定するパラメータ決定部と
を備えた、パラメータ決定装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記撹拌条件を規定するパラメータには、前記容器の回転数、前記容器の回転時間、前記容器の回転速度、前記容器の水平回転軸の高さ、前記撹拌装置が備えた回転台の垂直回転軸と前記容器の垂直軸との距離、前記容器が収容される前記撹拌装置内の温度、及び前記容器に振動を与える前記撹拌装置が備えた振動装置の振動数の少なくとも1つが含まれる、請求項1に記載のパラメータ決定装置。
【請求項3】
前記類似度算出部は、撹拌された状態の流体の撮影画像と、前記基準画像とを入力情報とし、前記撮影画像と前記基準画像の類似度を示す値を出力情報とする学習済みモデルである、請求項1又は2に記載のパラメータ決定装置。
【請求項4】
前記類似判定部は、前記類似度算出部が算出した類似度が既定の閾値以上である場合に、前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似するか判定する、請求項3に記載のパラメータ決定装置。
【請求項5】
前記類似判定部は、前記類似度算出部が算出した類似度が既定の閾値以下である場合に、前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似するか判定する、請求項3に記載のパラメータ決定装置。
【請求項6】
容器内の流体を撹拌する撹拌装置が使用するパラメータを決定するためのパラメータ決定システムであって、
前記パラメータを決定するパラメータ決定装置と、
前記撹拌装置とを含み、
前記パラメータ決定装置は、
前記撹拌装置によって撹拌された状態の流体の対象の撮影画像と、既定の撹拌状態の流体の撮影画像である基準画像との類似度を算出する類似度算出部と、
前記類似度算出部が算出した類似度に基づき、前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似するか判定する類似判定部と、
前記類似判定部によって前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似すると判定された場合、前記対象の撮影画像に関連する撹拌条件を規定するパラメータを、前記撹拌装置が前記流体に対する撹拌処理に使用するパラメータとして決定するパラメータ決定部と、
前記パラメータ決定部が決定したパラメータを前記撹拌装置に送信するパラメータ送信部とを備え、
前記撹拌装置は、
前記パラメータ決定部が決定した前記パラメータを受信するパラメータ受信部と、
前記パラメータ受信部が受信した前記パラメータに基づき、前記流体に対する撹拌処理を実行する撹拌処理実行部とを備えた、パラメータ決定システム。
【請求項7】
前記撹拌条件を規定するパラメータには、前記容器の回転数、前記容器の回転時間、前記容器の回転速度、前記容器の水平回転軸の高さ、前記撹拌装置が備えた回転台の垂直回転軸と前記容器の垂直軸との距離、前記容器が収容される前記撹拌装置内の温度、及び前記容器に振動を与える前記撹拌装置が備えた振動装置の振動数の少なくとも1つが含まれる、請求項6に記載のパラメータ決定システム。
【請求項8】
容器内の流体を撹拌する撹拌装置が使用するパラメータを決定するパラメータ決定方法であって、コンピュータが、
前記撹拌装置によって撹拌された状態の流体の対象の撮影画像と、既定の撹拌状態の流体の撮影画像である基準画像との類似度を算出するステップと、
算出された類似度に基づき、前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似するか判定するステップと、
前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似すると判定された場合、前記対象の撮影画像に関連する撹拌条件を規定するパラメータを、前記撹拌装置が前記流体に対する撹拌処理に使用するパラメータとして決定するステップと
を実行する、パラメータ決定方法。
【請求項9】
容器内の流体を撹拌する撹拌装置が使用するパラメータを決定するためのシステムにおいて実行される方法であって、前記システムは、
前記パラメータを決定するパラメータ決定装置と、
前記撹拌装置とを含み、
前記パラメータ決定装置は、
前記撹拌装置によって撹拌された状態の流体の対象の撮影画像と、既定の撹拌状態の流体の撮影画像である基準画像との類似度を算出するステップと、
算出された類似度に基づき、前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似するか判定するステップと、
前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似すると判定された場合、前記対象の撮影画像に関連する撹拌条件を規定するパラメータを、前記撹拌装置が前記流体に対する撹拌処理に使用するパラメータとして決定するステップとを実行し、
前記撹拌装置は、
決定された前記パラメータを受信するステップと、
受信した前記パラメータに基づき、前記流体に対する撹拌処理を実行するステップとを実行する、
方法。
【請求項10】
容器内の流体を撹拌する撹拌装置が使用するパラメータを決定するパラメータ決定プログラムであって、コンピュータに対し、
前記撹拌装置によって撹拌された状態の流体の対象の撮影画像と、既定の撹拌状態の流体の撮影画像である基準画像との類似度を算出するステップと、
算出された類似度に基づき、前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似するか判定するステップと、
前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似すると判定された場合、前記対象の撮影画像に関連する撹拌条件を規定するパラメータを、前記撹拌装置が前記流体に対する撹拌処理に使用するパラメータとして決定するステップと
を実行させる、パラメータ決定プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、容器に収容された流体を撹拌する撹拌装置が使用するパラメータを決定する技術に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、容器に収容された流体を撹拌するための撹拌装置が提案されている。このような撹拌装置の一例として、特許文献1は、液体が充填されている容器を第1の軸及び第2の軸それぞれを中心に回転させて撮影し、その撮影画像を用いて、容器に充填されている液体内の異物の画像を抽出する異物検出装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-118458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1が開示する異物検出装置では、流体の最適な撹拌状態を得るためのパラメータを決定することができないという課題があった。
【0005】
本開示の目的の一つは、上述した課題を鑑み、流体の最適な撹拌状態を得るための撹拌装置が使用するパラメータを決定可能なパラメータ決定装置、パラメータ決定システム、パラメータ決定方法、方法及びパラメータ決定プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る容器内の流体を撹拌する撹拌装置が使用するパラメータを決定するパラメータ決定装置は、
前記撹拌装置によって撹拌された状態の流体の対象の撮影画像と、既定の撹拌状態の流体の撮影画像である基準画像との類似度を算出する類似度算出部と、
前記類似度算出部が算出した類似度に基づき、前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似するか判定する類似判定部と、
前記類似判定部によって前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似すると判定された場合、前記対象の撮影画像に関連する撹拌条件を規定するパラメータを、前記撹拌装置が前記流体に対する撹拌処理に使用するパラメータとして決定するパラメータ決定部と、
を含む。
【0007】
本開示に係る容器内の流体を撹拌する撹拌装置が使用するパラメータを決定するためのパラメータ決定システムは、
前記パラメータを決定するパラメータ決定装置と、
前記撹拌装置とを含み、
前記パラメータ決定装置は、
前記撹拌装置によって撹拌された状態の流体の対象の撮影画像と、既定の撹拌状態の流体の撮影画像である基準画像との類似度を算出する類似度算出部と、
前記類似度算出部が算出した類似度に基づき、前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似するか判定する類似判定部と、
前記類似判定部によって前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似すると判定された場合、前記対象の撮影画像に関連する撹拌条件を規定するパラメータを、前記撹拌装置が前記流体に対する撹拌処理に使用するパラメータとして決定するパラメータ決定部と、
前記パラメータ決定部が決定したパラメータを前記撹拌装置に送信するパラメータ送信部とを備え、
前記撹拌装置は、
前記パラメータ決定部が決定した前記パラメータを受信するパラメータ受信部と、
前記パラメータ受信部が受信した前記パラメータに基づき、前記流体に対する撹拌処理を実行する撹拌処理実行部とを備える。
【0008】
本開示に係る容器内の流体を撹拌する撹拌装置が使用するパラメータを決定するパラメータ決定方法は、コンピュータが、
前記撹拌装置によって撹拌された状態の流体の対象の撮影画像と、既定の撹拌状態の流体の撮影画像である基準画像との類似度を算出するステップと、
算出された類似度に基づき、前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似するか判定するステップと、
前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似すると判定された場合、前記対象の撮影画像に関連する撹拌条件を規定するパラメータを、前記撹拌装置が前記流体に対する撹拌処理に使用するパラメータとして決定するステップと
を実行する。
【0009】
本開示に係る容器内の流体を撹拌する撹拌装置が使用するパラメータを決定するためのシステムにおいて実行される方法において、前記システムは、
前記パラメータを決定するパラメータ決定装置と、
前記撹拌装置とを含み、
前記パラメータ決定装置は、
前記撹拌装置によって撹拌された状態の流体の対象の撮影画像と、既定の撹拌状態の流体の撮影画像である基準画像との類似度を算出するステップと、
算出された類似度に基づき、前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似するか判定するステップと、
前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似すると判定された場合、前記対象の撮影画像に関連する撹拌条件を規定するパラメータを、前記撹拌装置が前記流体に対する撹拌処理に使用するパラメータとして決定するステップとを実行し、
前記撹拌装置は、
決定された前記パラメータを受信するステップと、
受信した前記パラメータに基づき、前記流体に対する撹拌処理を実行するステップとを実行する。
【0010】
本開示に係る容器内の流体を撹拌する撹拌装置が使用するパラメータを決定するパラメータ決定プログラムは、コンピュータに対し、
前記撹拌装置によって撹拌された状態の流体の対象の撮影画像と、既定の撹拌状態の流体の撮影画像である基準画像との類似度を算出するステップと、
算出された類似度に基づき、前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似するか判定するステップと、
前記対象の撮影画像が前記基準画像と類似すると判定された場合、前記対象の撮影画像に関連する撹拌条件を規定するパラメータを、前記撹拌装置が前記流体に対する撹拌処理に使用するパラメータとして決定するステップと
を実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
複合半透膜
23日前
東ソー株式会社
ケトン捕捉剤
29日前
株式会社サタケ
バグフィルタ
5日前
株式会社西部技研
ガス吸着装置
17日前
株式会社源兵衛
液状廃棄物処理具
10日前
東レ株式会社
濾過方法および濾過装置
17日前
株式会社村田製作所
触媒装置
12日前
株式会社トクヤマ
加熱装置及び表面処理装置
25日前
株式会社LIXIL
液体供給システム
25日前
株式会社GSユアサメンブレン
ろ過装置
10日前
大日本印刷株式会社
攪拌スタンド
16日前
水ing株式会社
スカム防止装置
11日前
個人
流体混合装置
25日前
東ソー株式会社
消臭性組成物及び脱臭フィルター
8日前
清水建設株式会社
集塵ユニット
4日前
株式会社神戸製鋼所
混練装置
22日前
日本特殊陶業株式会社
セラミック多孔体
2日前
株式会社アピステ
オイルミスト除去装置
12日前
株式会社大真空
二酸化炭素回収システム
26日前
CKD株式会社
二酸化炭素回収システム
26日前
株式会社大真空
二酸化炭素回収システム
26日前
オリオン機械株式会社
圧縮空気除湿装置システム
17日前
トヨタバッテリー株式会社
混練機、及び混練方法
9日前
オリオン機械株式会社
圧縮空気除湿装置システム
17日前
三菱重工業株式会社
粒子回収設備
4日前
株式会社宮富士工業
油脂抽出蒸留設備
9日前
株式会社HELIX
分解処理装置
18日前
株式会社HELIX
分解処理装置
18日前
株式会社HELIX
分解処理装置
18日前
阪和化工機株式会社
撹拌翼及び撹拌構造体
2日前
マツダ株式会社
排気ガス浄化用触媒
23日前
東西化学産業株式会社
濾過装置及び濾過方法
23日前
日本アイリッヒ株式会社
原料撹拌装置
25日前
栗田工業株式会社
油分含有廃液からの油分回収方法
5日前
株式会社NIPPO
混錬装置
18日前
三菱重工業株式会社
フィルタ装置
16日前
続きを見る