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公開番号
2025080788
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194038
出願日
2023-11-15
発明の名称
車両用ドアのシール構造
出願人
西川ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60J
10/25 20160101AFI20250520BHJP(車両一般)
要約
【課題】外観上見栄えを特に悪化させない。
【解決手段】センターピラーレス自動車100のア開口縁110に設けられたメインシール80にリヤ型部60とともに弾接するフロント型部40の車内側壁41の車内側面41aでメインシールよりも下側には、前側端部55Mから後側端部55Uに傾斜した水受樋55が、車外側面41bには導水ビード52が設けられ、水受樋には、後側端部の手前に車内側に突出した部位を無くした消失部分Sと、そこまで水を導く第1水受樋55Aと、後側端部側に水を導く第2水受樋55Dが形成され、第1水受樋55Aから導水ビード52に水を導く第1排水穴H1と、導水ビード52から第2水受樋55Dに導く第2排水穴H2をフロント型部に設け、第2水受樋に導かれた水を車外に排出し、第1水受樋に内装トリムNTの後端面NTBEが干渉する部位を、消失部分Sを設けることで減らした。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
センターピラーレス自動車のボディのドア開口縁に沿って設けられたメインシールに、フロントドアの後端上部に設けられたフロント型部とリヤドアの前端上部に設けられたリヤ型部が弾接して両ドア間の見切り部をシールし、前記フロント型部の車内側壁の車内側面で前記メインシールよりも下側には、上方向に開口し前側端部が後側端部よりも上側に位置するように傾斜した水受樋が設けられるとともに、前記フロント型部の前記車内側壁の車外側面で前記メインシールよりも下側には、上方向に開口し前側端部が後側端部よりも上側に位置するように傾斜した導水ビードが設けられ、さらに前記フロント型部の車内側には内装トリムが設けられてなる車両用ドアのシール構造であって、
前記水受樋には、前記前側端部から前記後側端部に至るまでの間で前記後側端部の手前に車内側に突出した部位を無くした消失部分と、前記前側端部から前記消失部分まで水を導く第1水受樋と、前記後側端部側に水を導く第2水受樋が形成され、
前記第1水受樋に沿って流れる水を、前記導水ビードに導くように前記フロント型部の前記車内側壁の前記車内側面から前記車内側壁の前記車外側面に貫通する第1排水穴を設けるとともに、前記導水ビードに沿って流れる水を前記第2水受樋に導くように前記フロント型部の前記車内側壁の前記車外側面から前記車内側壁の前記車内側面に貫通する第2排水穴を設け、前記第2水受樋に導かれた水を前記後側端部側から車外に排出し、
前記第1水受樋に対して前記内装トリムの後端面が干渉する部位を、前記消失部分を設けることで減らしたことを特徴とする車両用ドアのシール構造。
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【請求項2】
前記フロント型部の後側には上下に延び前記両ドアの閉時に前記リヤドアの前側に弾接する中空シール部が設けられ、
前記第2水受樋に導かれた水を前記中空シール部内に導くように前記フロント型部の前記車内側壁の前記車内側面から前記中空シール部内に貫通する第3排水穴を設けて、前記中空シール部から車外に排出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアのシール構造。
【請求項3】
前記水受樋は、前記フロント型部の前記車内側壁の前記車内側面から車内側に向けて略水平に延出する底壁と、前記底壁の車内側端部から上方向に向けて延出する縦壁とで、略L字形状をなすとともに、
前記消失部分は、前記第1水受桶の縦壁を、前記後側端部よりも前側の位置で、車外側に屈曲させるとともに、前記フロント型部の前記車内側壁の前記車内側面に接続一体化することで構成され、
前記第1排水穴は、前記消失部分よりも前側の位置における、前記第1水受樋の縦壁の上端よりも下側の高さ位置に設けられ、
前記消失部分よりも後側に設けられた、前記第2水受桶の縦壁の後側は、前記後側端部よりも前側の位置で、車外側に屈曲させるとともに、前記中空シール部の車内側面に接続一体化することで構成され、
前記消失部分よりも後側に設けられた、前記第2水受桶の縦壁の前側は、前記後側端部よりも前側の位置で、車外側に屈曲させるとともに、前記フロント型部の前記車内側壁の前記車内側面に接続一体化することで構成され、
前記第2排水穴は、前記消失部分よりも後側の位置における、前記第2水受樋の縦壁の上端よりも下側の高さ位置に設けられ、
前記第3排水穴は、前記中空シール部との接続位置における、前記第2水受樋の縦壁の上端よりも下側の高さ位置に設けられてなることを特徴とする請求項2に記載の車両用ドアのシール構造。
【請求項4】
センターピラーレス自動車のボディのドア開口縁に沿って設けられたメインシールに、フロントドアの後端上部に設けられたフロント型部とリヤドアの前端上部に設けられたリヤ型部が弾接して両ドア間の見切り部をシールし、前記フロント型部の車内側壁の車内側面で前記メインシールよりも下側には、上方向に開口し前側端部が後側端部よりも上側に位置するように傾斜した水受樋が設けられるとともに、前記フロント型部の前記車内側壁の車外側面で前記メインシールよりも下側には、上方向に開口し前側端部が後側端部よりも上側に位置するように傾斜した導水ビードが設けられ、さらに前記フロント型部の車内側には内装トリムが設けられてなる車両用ドアのシール構造であって、
前記水受樋には、前記前側端部から前記後側端部に至るまでの間で前記後側端部の手前に車内側に突出した部位を無くした消失部分と、前記前側端部から前記消失部分まで水を導く第1水受樋と、前記後側端部側に水を導く第2水受樋が形成され、
前記第1水受樋に沿って流れる水を、前記導水ビードに導くように前記フロント型部の前記車内側壁の前記車内側面から前記車内側壁の前記車外側面に貫通する第1排水穴を設けるとともに、前記導水ビードに沿って流れる水を前記導水ビードの下端部側から車外に排出し、かつ、前記第2水受樋に導かれた水を前記後側端部側から車外に排出し、
前記第1水受樋に対して前記内装トリムが干渉する部位を、前記消失部分を設けることで減らしたことを特徴とする車両用ドアのシール構造。
【請求項5】
前記フロント型部の後側には上下に延び前記両ドアの閉時に前記リヤドアの前側に弾接する中空シール部が設けられ、
前記第2水受樋に導かれた水を前記中空シール部内に導くように前記フロント型部の前記車内側壁の前記車内側面から前記中空シール部内に貫通する第3排水穴を設けるとともに、前記導水ビードに導かれた水を前記中空シール部内に導くように前記導水ビードの下端部から中空シール部内に貫通する第4排水穴を設け、前記中空シール部から車外に排出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアのシール構造。
【請求項6】
前記水受樋の前記消失部分を車内側から覆う前記内装トリムの部位では前記内装トリムをカットしないことを特徴とする請求項1又は4に記載の車両用ドアのシール構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドアのシール構造に関する。より詳細には、センターピラーレス自動車のフロントドアとリヤドアにおけるシール構造に関するものである。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、
センターピラーを有さない、センターピラーレス自動車において、フロントドアは前側に設けられたヒンジを介して左右に開閉し、リヤドアは車体の前後方向にスライド移動して開閉するタイプのものが知られている。
【0003】
このようなセンターピラーレス自動車では、フロントドア及びリヤドアの合わせ部から入ってきた水を室内側に落とさないように、例えば、図21び図22に示すように、フロントドアパネル201の車内側に設けられたウェザーストリップ202に水受樋(水受け)203を形成している(例えば、特許文献1の図5,図6参照)。
ここでは、水受樋203の受け部203aで受け止められた水Wは、そのまま通路部203bを通過し、水抜き穴204を通ってフロントドアパネル201の内部空間(図示しない)に導かれ、車外に排出されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-122959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、水受樋203は、ウェザーストリップ202の車内側壁の車内側面から車内側に突出するように一連一体的に設けられているため、車内側に内装トリム(図示しない)を設ける場合、突出した水受樋203に干渉しないように形状設定する必要があった。
具体的には、フロントドアの内装トリムの後端面の、水受桶付近はカット(切り落し)する必要があった。そのため、カットした部分を後方から前方に向けて見たときには、内装トリムと水受樋との間に隙間が発生してしまい、外観上見栄えが悪くなるといった問題があった。
また、水受樋203の車内側への突出量が大きいと、フロントドアウェザーストリップと内装トリムとの間の隙間はさらに大きくなり、外観もさらに悪化してしまう。
【0006】
そこで、本発明の目的とするところは、水受樋の突出量を抑えて内装トリムを設けたときの外観上見栄えを特に悪化させることのない車両用ドアのシール構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の車両用ドアのシール構造は、センターピラーレス自動車(100)のボディのドア開口縁(110)に沿って設けられたメインシール(80)に、フロントドア(120)の後端上部に設けられたフロント型部(40)とリヤドア(140)の前端上部に設けられたリヤ型部(60)が弾接して両ドア(120,140)間の見切り部をシールし、前記フロント型部(40)の車内側壁(41)の車内側面(41a)で前記メインシール(80)よりも下側には、上方向に開口し前側端部(55M)が後側端部(55U)よりも上側に位置するように傾斜した水受樋(55)が設けられるとともに、前記フロント型部(40)の前記車内側壁(41)の車外側面(41b)で前記メインシール(80)よりも下側には、上方向に開口し前側端部が後側端部よりも上側に位置するように傾斜した導水ビード(52)が設けられ、さらに前記フロント型部(40)の車内側には
内装トリム(NT)が設けられてなる車両用ドアのシール構造であって、
前記水受樋(55)には、前記前側端部(55M)から前記後側端部(55U)に至るまでの間で前記後側端部(55U)の手前に車内側に突出した部位を無くした消失部分(S)と、前記前側端部(55M)から前記消失部分(S)まで水を導く第1水受樋(55A)と、前記後側端部(55U)側に水を導く第2水受樋(55D)が形成され、
前記第1水受樋(55A)に沿って流れる水を、前記導水ビード(52)に導くように前記フロント型部(40)の前記車内側壁(41)の前記車内側面(41a)から前記車内側壁(41)の前記車外側面(41b)に貫通する第1排水穴(H1)を設けるとともに、前記導水ビード(52)に沿って流れる水を前記第2水受樋(55D)に導くように前記フロント型部(40)の前記車内側壁(41)の前記車外側面(41b)から前記車内側壁(41)の前記車内側面(41a)に貫通する第2排水穴(H2)を設け、前記第2水受樋(55D)に導かれた水を前記後側端部(55U)側から車外に排出し、
前記第1水受樋(55A)に対して前記内装トリム(NT)の後端面(NTBE)が干渉する部位を、前記消失部分(S)を設けることで減らしたことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記フロント型部(40)の後側には上下に延び前記両ドア(120,140)の閉時に前記リヤドア(140)の前側に弾接する中空シール部(54)が設けられ、
前記第2水受樋(55D)に導かれた水を前記中空シール部(54)内に導くように前記フロント型部(40)の前記車内側壁(41)の前記車内側面(41a)から前記中空シール部(54)内に貫通する第3排水穴(H3)を設けて、前記中空シール部(54)から車外に排出するようにしたことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記水受樋(55)は、前記フロント型部(40)の前記車内側壁(41)の前記車内側面(41a)から車内側に向けて略水平に延出する底壁(55B,55E)と、前記底壁(55B,55E)の車内側端部から上方向に向けて延出する縦壁(55C,55F)とで、略L字形状をなすとともに、
前記消失部分(S)は、前記第1水受桶(55A)の縦壁(55C)を、前記後側端部(55U)よりも前側の位置で、車外側に屈曲させるとともに、前記フロント型部(40)の前記車内側壁(41)の前記車内側面(41a)に接続一体化することで構成され、
前記第1排水穴(H1)は、前記消失部分(S)よりも前側の位置における、前記第1水受樋(55A)の縦壁(55C)の上端よりも下側の高さ位置に設けられ、
前記消失部分(S)よりも後側に設けられた、前記第2水受桶(55D)の縦壁(55F)の後側は、前記後側端部(55U)よりも前側の位置で、車外側に屈曲させるとともに、前記中空シール部(54)の車内側面に接続一体化することで構成され、
前記消失部分(S)よりも後側に設けられた、前記第2水受桶(55D)の縦壁(55F)の前側は、前記後側端部(55U)よりも前側の位置で、車外側に屈曲させるとともに、前記フロント型部(40)の前記車内側壁(41)の前記車内側面(41a)に接続一体化することで構成され、
前記第2排水穴(H2)は、前記消失部分(S)よりも後側の位置における、前記第2水受樋(55D)の縦壁(55F)の上端よりも下側の高さ位置に設けられ、
前記第3排水穴(H3)は、前記中空シール部(54)との接続位置における、前記第2水受樋(55D)の縦壁(55F)の上端よりも下側の高さ位置に設けられてなることを特徴とする。
【0010】
また本発明の車両用ドアのシール構造は、センターピラーレス自動車(100)のボディのドア開口縁(110)に沿って設けられたメインシール(80)に、フロントドア(120)の後端上部に設けられたフロント型部(40)とリヤドア(140)の前端上部に設けられたリヤ型部(60)が弾接して両ドア(120,140)間の見切り部をシールし、前記フロント型部(40)の車内側壁(41)の車内側面(41a)で前記メインシール(80)よりも下側には、上方向に開口し前側端部(55M)が後側端部(55U)よりも上側に位置するように傾斜した水受樋(55)が設けられるとともに、前記フロント型部(40)の前記車内側壁(41)の車外側面(41b)で前記メインシール(80)よりも下側には、上方向に開口し前側端部が後側端部よりも上側に位置するように傾斜した導水ビード(52)が設けられ、さらに前記フロント型部(40)の車内側には内装トリム(NT)が設けられてなる車両用ドアのシール構造であって、
前記水受樋(55)には、前記前側端部(55M)から前記後側端部(55U)に至るまでの間で前記後側端部(55U)の手前に車内側に突出した部位を無くした消失部分(S)と、前記前側端部(55M)から前記消失部分(S)まで水を導く第1水受樋(55A)と、前記後側端部(55U)側に水を導く第2水受樋(55D)が形成され、
前記第1水受樋(55A)に沿って流れる水を、前記導水ビード(52)に導くように前記フロント型部(40)の前記車内側壁(41)の前記車内側面(41a)から前記車内側壁(41)の前記車外側面(41b)に貫通する第1排水穴(H1)を設けるとともに、前記導水ビード(52)に沿って流れる水を前記導水ビード(52)の下端部側から車外に排出し、かつ、前記第2水受樋(55D)に導かれた水を前記後側端部(55U)側から車外に排出し、
前記第1水受樋(55A)に対して前記内装トリム(NT)が干渉する部位を、前記消失部分(S)を設けることで減らしたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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