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公開番号2025079567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192328
出願日2023-11-10
発明の名称バイオマス樹脂組成物及び成形品
出願人北川工業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類C08L 25/04 20060101AFI20250515BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】成形後の機械的物性に優れ、十分な難燃性を有するバイオマス樹脂組成物と、その成形品を提供する。
【解決手段】バイオマス樹脂組成物は、バイオマス樹脂組成物100質量部中に、ポリスチレン9質量部-13質量部と、炭酸カルシウムを主成分とするバイオマス材51質量部と、ホスフィン酸金属塩9質量部-12質量部と、ポリリン酸メラミン9質量部-12質量部と、ポリプロピレン6質量部-10質量部と、水添スチレン系熱可塑性エラストマー6質量部-10質量部と、が配合されている。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
バイオマス樹脂組成物であって、
前記バイオマス樹脂組成物100質量部中に、
ポリスチレン9質量部-13質量部と、
炭酸カルシウムを主成分とするバイオマス材51質量部と、
ホスフィン酸金属塩9質量部-12質量部と、
ポリリン酸メラミン9質量部-12質量部と、
ポリプロピレン6質量部-10質量部と、
水添スチレン系熱可塑性エラストマー6質量部-10質量部と、
が配合されているバイオマス樹脂組成物。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載のバイオマス樹脂組成物であって、
UL94に準拠した垂直燃焼試験において2mm厚の試験片での評価結果がV-0又はV-1である、
バイオマス樹脂組成物。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のバイオマス樹脂組成物であって、
JIS K 7111に準拠したノッチなしシャルピー衝撃強さが11.4kJ/m

-14.2kJ/m

である、
バイオマス樹脂組成物。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のバイオマス樹脂組成物であって、
JIS K 7171に準拠した曲げ強さが11.4MPa-14.5MPaである、
バイオマス樹脂組成物。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のバイオマス樹脂組成物を成形してなる成形品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、バイオマス樹脂組成物及び成形品に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
バイオマス粒子と樹脂を含む樹脂組成物が知られている(例えば、特許文献1参照。)。下記特許文献1には、樹脂の一例として、ポリスチレン系樹脂やポリオレフィン系樹脂が例示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-082587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
地方自治体によっては、バイオマス度が高いバイオマス樹脂製品(例えば、バイオマス度51%以上の製品。)であれば、可燃ごみとして処分することが容認される場合がある。しかし、ポリスチレンに対して50質量%を超える量のバイオマス材を添加すると、成形品の機械的物性(例えば、耐衝撃性や曲げ強度など。)が著しく低下し、工業用途で使える程度の機械的物性を確保することが困難になる。
【0005】
また、工業用途の樹脂組成物には難燃性が求められることがあり、そのような場合には、一般に、難燃剤が添加される。しかし、上述のようなバイオマス材に加えて、更に難燃剤を添加すると、機械的物性が更に低下するという問題がある。
【0006】
本開示の一局面においては、成形後の機械的物性に優れ、十分な難燃性を有するバイオマス樹脂組成物と、その成形品を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、本開示の構成について説明する。
(1)本開示の一態様は、バイオマス樹脂組成物であって、バイオマス樹脂組成物100質量部中に、ポリスチレン9質量部-13質量部と、炭酸カルシウムを主成分とするバイオマス材51質量部と、ホスフィン酸金属塩9質量部-12質量部と、ポリリン酸メラミン9質量部-12質量部と、ポリプロピレン6質量部-10質量部と、水添スチレン系熱可塑性エラストマー6質量部-10質量部と、が配合されている。
【0008】
このように構成されるバイオマス樹脂組成物によれば、バイオマス度が50%を超過するにもかかわらず、成形後の機械的物性に優れ、かつ十分な難燃性を有するバイオマス樹脂組成物となる。本開示のバイオマス樹脂組成物が、上述のような効果を奏することは、後述する実施形態の中で、更に具体的に明らかになる。
【0009】
なお、本開示のバイオマス樹脂組成物は、更に以下のように構成されていてもよい。
(2)本開示の一態様では、UL94に準拠した垂直燃焼試験において2mm厚の試験片での評価結果がV-0又はV-1であってもよい。
【0010】
(3)本開示の一態様では、JIS K 7111に準拠したノッチなしシャルピー衝撃強さが11.4kJ/m

-14.2kJ/m

であってもよい。
(4)本開示の一態様では、JIS K 7171に準拠した曲げ強さが11.4MPa-14.5MPaであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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