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公開番号
2025079078
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191509
出願日
2023-11-09
発明の名称
レチクルケース及び半導体装置の製造方法
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G03F
1/66 20120101AFI20250514BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】レチクルケースとレチクルのパターン面との摩擦に伴う発塵を抑制する。
【解決手段】
レチクルケース101は、パターン面210と、平面視においてパターン面の外縁に接続されている複数の外側面211~214とを有するレチクル200を収容可能なレチクルケースである。レチクルケース101は、レチクルを出し入れするための開口部が前後方向の前側に形成されているケース本体1と、開口部を開閉する蓋2と、蓋の開閉に伴い前後方向に往復移動する移動部3Cと、複数の外側面の各々と接触可能な複数の支持部とを備える。複数の支持部は、左側面213と接触可能な左側接触面を有する左側支持部4Cを含む。レチクルケース101は、移動部3Cの往復移動に伴い、左側支持部4Cを左側接触面と交差する左右方向に往復移動させる第1リンク機構5Cをさらに備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
パターン面と、平面視において前記パターン面の外縁に接続されている複数の外側面とを有するレチクルを収容可能なレチクルケースであって、
前記レチクルを出し入れするための開口部が前後方向の前側に形成されているケース本体と、
前記開口部を開閉する蓋と、
前記蓋の開閉に伴い前記前後方向に往復移動する移動部と、
前記複数の外側面の各々と接触可能な複数の支持部とを備え、
前記複数の支持部は、前記複数の外側面のうち前記前後方向と交差する左右方向を向いている左側面又は右側面と接触可能な第1接触面を有する第1支持部を含み、
前記移動部の往復移動に伴い、前記第1支持部を前記第1接触面と交差する方向に往復移動させる第1リンク機構をさらに備える、レチクルケース。
続きを表示(約 3,500 文字)
【請求項2】
前記第1リンク機構は、
前記移動部に接続されている第1アームと、
前記ケース本体に接続されており、上下方向に沿って延びる第1シャフトと、
前記第1シャフト周りに回転自在である第2アームと、
前記第2アームに対して前記第1アームを回動自在に接続する第1回転対偶とを有し、
前記第1支持部は、前記第1回転対偶に接続されており、
前記移動部の前記前後方向への往復移動に伴い、前記第2アームが前記第1アームに対して相対的に回動し、前記第1回転対偶及び前記第1支持部が前記前後方向と交差する左右方向に往復移動する、請求項1に記載のレチクルケース。
【請求項3】
前記移動部は、前記蓋に接続されている前端と、前記ケース本体に接続されている後端と、前記前後方向に弾性変形する第1弾性部とを有し、
前記第1弾性部は、前記移動部のうち前記第1アームに接続されている部分と前記後端との間に配置されている、請求項2に記載のレチクルケース。
【請求項4】
前記複数の支持部は、前記複数の外側面のうち前記前後方向の前側を向いている後側面と接触可能な第2接触面を有する第2支持部と、前記複数の外側面のうち前記前後方向の後側を向いている前側面と接触可能な第3接触面を有する第3支持部とを含み、
前記第3支持部は、前記蓋に接続されており、
前記第2支持部を前記ケース本体に対して前側に付勢可能である第2弾性部をさらに備える、請求項2又は3に記載のレチクルケース。
【請求項5】
前記複数の支持部は、前記複数の外側面のうち前記前後方向の前側を向いている後側面と接触可能な第2接触面を有する第2支持部を含み、
前記移動部の前記前後方向への往復移動に伴い、前記第2支持部を前記第2接触面と交差する方向に往復移動させる第2リンク機構をさらに備え、
前記第2リンク機構は、
前記ケース本体に接続されており、前記前後方向と交差する左右方向に沿って延びる第2シャフトと、
前記移動部に接続されており、前記第2シャフト周りに回転自在である第3アームとを有し、
前記第2支持部は、前記第3アームに接続されており、
前記移動部の前記前後方向への往復移動に伴い、前記第3アームが前記第2シャフト周りに回動し、前記第2支持部が前記前後方向に往復移動する、請求項2又は3に記載のレチクルケース。
【請求項6】
パターン面と、平面視において前記パターン面の外縁に接続されている複数の外側面とを有するレチクルを収容可能なレチクルケースであって、
前記レチクルを出し入れするための開口部が前後方向の前側に形成されているケース本体と、
前記開口部を開閉する蓋と、
前記蓋に接続されている前端と前記ケース本体に接続されている後端とを有し、前記蓋の開閉に伴い前記前後方向に往復移動する移動部と、
前記複数の外側面の各々と接触可能な複数の支持部とを備え、
前記複数の支持部は、前記複数の外側面のうち前記前後方向の前側を向いている後側面と接触可能な第2接触面を有する第2支持部を含み、
前記蓋の開閉に伴い、前記第2支持部を前記第2接触面と交差する方向に往復移動させる第2リンク機構をさらに備える、レチクルケース。
【請求項7】
パターン面と、平面視において前記パターン面の外縁に接続されている複数の外側面とを有するレチクルを収容可能なレチクルケースであって、
前記レチクルを出し入れするための開口部が前後方向の前側に形成されているケース本体と、
前記開口部を開閉する蓋と、
前記蓋に接続されている前端と前記ケース本体に接続されている後端とを有し、前記蓋の開閉に伴い前記前後方向に往復移動する移動部と、
前記複数の外側面の各々と接触可能な複数の支持部と、
前記移動部の前記前後方向への往復移動に伴って移動する第4アーム及び第5アームを有する第3リンク機構とを備え、
前記ケース本体は、前記レチクルが載置される台座を有し、
前記複数の支持部は、前記台座上に載置された前記レチクルの前記複数の外側面のうち前記前後方向と交差する左右方向を向いている左側面又は右側面と接触可能な第1接触面を有する第1支持部と、前記複数の外側面のうち前記前後方向の前側を向いている後側面と接触可能な第2接触面を有する第2支持部とを含み、
前記レチクルが前記台座上に載置されている第1状態において、前記第1接触面は前記左側面又は右側面に接触可能な第1の位置に配置され、前記第2接触面は前記後側面に接触可能な第3の位置に配置され、
前記レチクルが前記台座上に載置されていない第2状態において、前記第1接触面は前記第1状態に対して前記左右方向に後退している第2の位置に配置され、前記第2接触面は前記第1状態に対して前記前後方向に後退している第4の位置に配置され、
前記第3リンク機構は、前記移動部の往復移動に伴い、前記第1の位置から前記第2の位置への前記第1支持部の移動を前記第4アームが制限しかつ前記第3の位置から前記第4の位置への前記第2支持部の移動を前記第5アームが制限する第3状態と、前記第1の位置から前記第2の位置への前記第1支持部の移動を前記第4アームが制限不能でありかつ前記第3の位置から前記第4の位置への前記第2支持部の移動を前記第5アームが制限不能である第4状態とを切り替えるように設けられている、レチクルケース。
【請求項8】
前記第3リンク機構は、
前記ケース本体に接続されており、上下方向に沿って延びる第3シャフトと、
前記第3シャフト周りに回転自在である第6アームと、
前記第4アームに対して前記第6アームを回動自在に接続する第2回転対偶と、
前記第6アームに対して前記第5アームを回動自在に接続する第3回転対偶とをさらに有し、
前記第4アームは、前記移動部に接続されており、
前記移動部の前記前後方向への往復移動に伴い、前記第4アームが前記前後方向に往復移動し、前記第6アームが前記第3シャフト周りに回動し、前記第5アームが前記左右方向に往復移動し、前記第1支持部が前記第4アームに接続されておりかつ前記第2支持部が前記第5アームに接続されている前記第3状態と、前記第1支持部が前記第4アームに接続されておらずかつ前記第2支持部が前記第5アームに接続されていない前記第4状態とが切り替えられる、請求項7に記載のレチクルケース。
【請求項9】
前記第1支持部及び前記第2支持部の各々は、
前記平面視において前記台座の外縁よりも内側に位置する一端と、前記台座の外縁よりも外側に位置する他端とを有する下辺部と、
前記下辺部の前記他端に接続されている下端と、前記台座よりも上方に突出している上端と、前記第1接触面又は前記第2接触面とを有する上辺部と、
前記下辺部の前記一端に接続されており、前記第1状態において圧縮し前記第2状態において伸張する第3弾性部とを有する、請求項7又は8に記載のレチクルケース。
【請求項10】
前記複数の支持部は、前記第1支持部よりも前側に配置されており、第3接触面を有する第3支持部をさらに含み、
前記第3接触面は、前記レチクルの前記複数の外側面のうち前記第1接触面が接触可能な前記レチクルの前記左側面又は右側面と接触可能であり、
前記第1状態において、前記第3接触面は前記左側面又は右側面に接触可能な第5の位置に配置され、前記第2状態において前記第3接触面が前記第1状態に対して後退している第6の位置に配置され、
前記移動部の前記前後方向への往復移動に伴って移動する第7アームを有する第4リンク機構をさらに備え、
前記第7アームは、前記第3状態において、前記第5の位置から前記第6の位置への前記第3支持部の移動を制限可能であり、前記第4状態において、前記第1の位置から前記第2の位置への前記第3支持部の移動を制限不能である、請求項7に記載のレチクルケース。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、レチクルケース及び半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特開平7-136257号公報(特許文献1)には、レチクルにおいて転写パターンが形成されているパターン面と、それとは反対側に位置する裏面とを挟み込む1対のピンを備えるレチクルケースが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-136257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記レチクルケースでは、レチクルがレチクルケース内を動くことを抑制することは困難である。レチクルが動いた場合、パターン面とピンとの摩擦が転写パターンに近い領域で発生し、摩擦により発塵した異物が転写パターンに影響を与えるおそれがある。
【0005】
本開示では、レチクルケースとレチクルのパターン面との摩擦に伴う発塵を抑制するための技術が提案される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施の形態のレチクルケースは、パターン面と、平面視においてパターン面の外縁に接続されている複数の外側面とを有するレチクルを収容可能なレチクルケースである。レチクルケースは、レチクルを出し入れするための開口部が前後方向の前側に形成されているケース本体と、開口部を開閉する蓋と、蓋の開閉に伴い前後方向に往復移動する移動部と、複数の外側面の各々と接触可能な複数の支持部とを備える。複数の支持部は、複数の外側面のうち前後方向と交差する左右方向を向いている左側面又は右側面と接触可能な第1接触面を有する第1支持部を含む。レチクルケースは、移動部の往復移動に伴い、第1支持部を第1接触面と交差する方向に往復移動させる第1リンク機構をさらに備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示に従うと、レチクルケースとレチクルのパターン面との摩擦に伴う発塵を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係るレチクルケース101の蓋が閉じられている状態を示す上面図である。
図2Aは図1に示されるレチクルケース101の部分拡大上面図である。図2Bは、図2Aに示されるレチクルケース101の部分拡大左側面図である。
レチクルケース101の蓋が開かれている状態を示す上面図である。
図4Aは図3に示されるレチクルケース101の部分拡大上面図である。図4Bは、図4Aに示されるレチクルケース101の部分拡大左側面図である。
図5Aは図1及び図2に示されるレチクルケース101の第1支持部を示す部分拡大斜視図である。図5Bは、図3及び図4に示されるレチクルケース101の第1支持部を示す部分拡大斜視図である。
図6Aは図1及び図2に示されるレチクルケース101の第2支持部を示す部分拡大斜視図である。図6Bは、図3及び図4に示されるレチクルケース101の第2支持部を示す部分拡大斜視図である。
図1~図6に示されるレチクルケース101を用いた半導体装置の製造方法一例のフローチャートである。
実施の形態1に係るレチクルケース101の変形例の蓋が閉じられている状態を示す上面図である。
図8に示されるレチクルケース101を用いた半導体装置の製造方法のフローチャートである。
実施の形態2に係るレチクルケース102の蓋が閉じられている状態を示す上面図である。
図11Aは図10に示されるレチクルケース102の部分拡大上面図である。図11Bは、図11Aに示されるレチクルケース102の部分拡大左側面図である。図11Cは、図11Aに示されるレチクルケース102の部分拡大右側面図である。
レチクルケース102の蓋が開かれている状態を示す上面図である。
図13Aは図12に示されるレチクルケース102の部分拡大上面図である。図13Bは、図13Aに示されるレチクルケース102の部分拡大左側面図である。図13Cは、図13Aに示されるレチクルケース102の部分拡大右側面図である。
実施の形態3に係るレチクルケース103の蓋が閉じられている状態を示す上面図である。
図15Aは図14に示されるレチクルケース103の部分拡大上面図である。図15Bは、図15Aに示されるレチクルケース103の部分拡大左側面図である。図15Cは、図15Aに示されるレチクルケース103の部分拡大右側面図である。
レチクルケース103の蓋が開かれている状態を示す上面図である。
図17Aは図16に示されるレチクルケース103の部分拡大上面図である。図17Bは、図17Aに示されるレチクルケース103の部分拡大左側面図である。図17Cは、図17Aに示されるレチクルケース103の部分拡大右側面図である。
図18Aはレチクルケース103の蓋が閉じられたときの吸着部のシリンダ及びピストンの動作を説明するための図である。図18Bはレチクルケース103の蓋が開かれたときの吸着部のシリンダ及びピストンの動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について図に基づいて説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。図面では、説明の便宜上、構成を省略または簡略化している場合もある。実施形態から任意の構成が抽出され、それらが任意に組み合わされることも、当初から予定されている。
【0010】
実施の形態1.
<レチクルケース101の構成>
図1~図4に示されるように、実施の形態1に係るレチクルケース101は、レチクル200を収容して保管することができるとともに、レチクル200を搬出入することができるように設けられている。レチクル200は、転写パターンが形成されているパターン面210と、パターン面210の外縁に接続されている複数の外側面とを有する。以下では、パターン面210に沿っており、かつレチクル200がレチクルケース101に対して搬出入される方向を、前後方向と称する。パターン面210に沿っており、かつ前後方向と直交する方向を、左右方向と称する。パターン面210と直交する方向を、上下方向と称し、パターン面210が向く側を上側と称する。レチクルケース101を上側から視た視野を、平面視と称する。レチクル200の複数の外側面は、前側面211、後側面212、左側面213、及び右側面214を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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