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公開番号2025078578
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2024133716
出願日2024-08-09
発明の名称データ伝送方法、装置、機器及び記憶媒体
出願人ベイジン ヴォルケーノ エンジン テクノロジー カンパニー リミテッド,Beijing Volcano Engine Technology Co., Ltd.
代理人弁理士法人ITOH
主分類G06F 9/54 20060101AFI20250513BHJP(計算;計数)
要約【課題】本開示の実施例はデータ伝送方法を提供する。
【解決手段】該方法は、DPU内の制御命令アセンブリが少なくとも1つの仮想コンテナに対する構成要求を受信したことに応答し、制御命令アセンブリを介して構成要求に対応するコンテナ操作命令を生成し、且つコンテナ操作命令をDPU内の通信アセンブリに送信するステップ、通信アセンブリを介してコンテナ操作命令を通信アセンブリに対応する通信プロトコルに適合する通信データに変換し、且つ通信データを仮想マシン内のコンテナ制御アセンブリに転送するステップ、コンテナ制御アセンブリを介して通信データに対応する制御操作を決定し、且つ少なくとも1つの仮想コンテナに対して通信データに対応する制御操作を実行するステップを含む。制御命令アセンブリと通信アセンブリはDPU内にインストールされ、データ伝送はサーバ内のCPUの消費を占有しないため、データの伝送効率を向上させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
データ伝送方法であって、サーバとデータ処理装置DPUとを含むクラウドサービスシステムに適用され、前記サーバに、コンテナ制御アセンブリと複数の仮想コンテナを含む仮想マシンが配備され、前記方法は、
DPU内の制御命令アセンブリが少なくとも1つの仮想コンテナに対する構成要求を受信したことに応答し、前記制御命令アセンブリを介して前記構成要求に対応するコンテナ操作命令を生成し、且つ前記コンテナ操作命令を前記DPU内の通信アセンブリに送信するステップと、
前記通信アセンブリを介して前記コンテナ操作命令を前記通信アセンブリに対応する通信プロトコルに適合する通信データに変換し、且つ前記通信データを仮想マシン内のコンテナ制御アセンブリに転送するステップと、
前記コンテナ制御アセンブリを介して前記通信データに対応する制御操作を決定し、且つ前記少なくとも1つの仮想コンテナに対して前記制御操作を実行するステップとを含むことを特徴とするデータ伝送方法。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記通信アセンブリを介して前記コンテナ操作命令を前記通信アセンブリに対応する通信プロトコルに適合する通信データに変換する前記ステップは、
前記通信アセンブリに対応するインタフェース情報を取得し、前記インタフェース情報に対応する通信プロトコルを決定するステップと、
前記通信アセンブリを介して前記コンテナ操作命令を前記通信プロトコルに適合する通信データに変換するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記通信アセンブリはvirtio-vsock通信プロトコルに適合するvsock-userアセンブリであり、
それに応じて、前記通信アセンブリに対応するインタフェース情報を取得し、前記インタフェース情報に対応する通信プロトコルを決定する前記ステップは、
前記vsock-userアセンブリに対応するインタフェース情報をunix socketインタフェースとして取得するステップと、
前記unix socketインタフェースに基づいて、記憶されたインタフェース情報と通信プロトコルの対応関係から、前記unix socketインタフェースに対応する通信プロトコルがvirtio-vsock通信プロトコルであると決定するステップとを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記DPUに直接メモリアクセスDMAドライババックエンドがインストールされ、前記サーバに前記DMAドライババックエンドとデータ伝送を行うDMAドライバフロントエンドがインストールされ、
それに応じて、前記通信データを仮想マシン内のコンテナ制御アセンブリに転送する前記ステップは、
前記通信アセンブリを介して前記DMAドライババックエンドに前記通信データを伝送し、前記通信データの伝送完了に応答し、前記通信アセンブリを介して前記DMAドライババックエンドに伝送完了命令を送信するステップと、
前記DMAドライババックエンドが前記伝送完了命令を受信したことに応答し、前記DMAドライババックエンドを介して前記通信データを前記DMAドライバフロントエンドに伝送し、前記DMAドライバフロントエンドを介して前記通信データを前記仮想マシン内のコンテナ制御アセンブリに転送するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記コンテナ制御アセンブリを介して前記通信データに対応する制御操作を決定し、且つ前記少なくとも1つの仮想コンテナに対して前記制御操作を実行する前記ステップは、
前記コンテナ制御アセンブリを介して前記通信データを解析し、前記コンテナ操作命令に対応するコンテナ調整情報を得るステップと、
前記コンテナ調整情報に対応する制御操作を決定し、前記少なくとも1つの仮想コンテナに対して前記コンテナ調整情報に対応する制御操作を実行するステップであって、前記コンテナ調整情報は、仮想コンテナの数量の増加、仮想コンテナの数量の減少、少なくとも1つの仮想コンテナの実行メモリの増加、少なくとも1つの仮想コンテナの実行メモリの減少、少なくとも1つの仮想コンテナの記憶空間の増加、少なくとも1つの仮想コンテナの記憶空間の減少のうちの1種又は複数種を含むステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記DPUにインストールされた第1オペレーティングシステムは前記サーバにインストールされた第2オペレーティングシステムと異なり、
それに応じて、前記コンテナ操作命令を前記DPU内の通信アセンブリに送信するステップの前に、
前記DPUに第1オペレーティングシステムをインストールし、且つ前記第1オペレーティングシステムに前記通信アセンブリに対応するインストールパッケージをインストールするステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記通信アセンブリに対応するインタフェース情報はインタフェース属性の変更が禁止された固定インタフェース情報であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記通信アセンブリは、virtio-vsock通信プロトコルに適合する通信アセンブリ、IP通信プロトコルに適合する通信アセンブリ又はTCP通信プロトコルに適合する通信アセンブリのいずれかの形態を採用することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
データ伝送装置であって、サーバとデータ処理装置DPUとを含むクラウドサービスシステムに適用され、サーバに、コンテナ制御アセンブリと複数の仮想コンテナを含む仮想マシンが配備され、前記装置は、
DPU内の制御命令アセンブリが少なくとも1つの仮想コンテナに対する構成要求を受信したことに応答し、前記制御命令アセンブリを介して前記構成要求に対応するコンテナ操作命令を生成し、且つ前記コンテナ操作命令を前記DPU内の通信アセンブリに送信するための生成モジュールと、
前記通信アセンブリを介して前記コンテナ操作命令を前記通信アセンブリに対応する通信プロトコルに適合する通信データに変換し、且つ前記通信データを仮想マシン内のコンテナ制御アセンブリに転送するための変換モジュールと、
前記コンテナ制御アセンブリを介して前記通信データに対応する制御操作を決定し、且つ前記少なくとも1つの仮想コンテナに対して前記制御操作を実行するための実行モジュールとを含むことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項10】
電子機器であって、プロセッサと、前記プロセッサと通信接続されたメモリとを含み、
前記メモリはコンピュータ実行命令を記憶し、
前記プロセッサは前記メモリに記憶されたコンピュータ実行命令を実行し、請求項1~8のいずれか1項に記載のデータ伝送方法を実現することを特徴とする電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の実施例は仮想化の技術分野に関し、特にデータ伝送方法、装置、機器及び記憶媒体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
仮想化技術の発展に伴い、1つのサーバに複数の仮想マシンを配備することができる。且つ、異なる仮想マシンのシステム構成情報は異なってもよく、含まれる仮想コンテナの数量も異なってもよい。仮想マシンのシステム構成情報の柔軟性を向上させるために、さらに仮想マシン内の仮想コンテナの数量を調整することができる。
【0003】
従来技術において、仮想マシン内にコンテナ制御アセンブリをインストールし、コンテナ制御アセンブリにコンテナ操作命令を送信することができ、コンテナ制御アセンブリは該コンテナ操作命令を受信して実行し、仮想マシン内のコンテナ数量の調整を完了する。
【0004】
しかしながら、発明者は、従来技術には少なくとも以下の技術的課題が存在することを発見した。各仮想マシンについては、該仮想マシン内のコンテナ制御アセンブリに送信されたコンテナ操作命令は、いずれもサーバのCPUリソースを占有するため、コンテナ操作命令が多い場合、CPUリソースの消費が多くなり、サーバがコンテナ操作命令を伝送する速度が低下し、データ伝送効率が低くなる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例は、CPUリソースの消費を減少させ、データ伝送効率を向上させることができるデータ伝送方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【0006】
第1態様では、本開示の実施例はデータ伝送方法を提供し、サーバとデータ処理装置DPUとを含むクラウドサービスシステムに適用され、前記サーバに、コンテナ制御アセンブリと複数の仮想コンテナを含む仮想マシンが配備され、前記方法は、
DPU内の制御命令アセンブリが少なくとも1つの仮想コンテナに対する構成要求を受信したことに応答し、前記制御命令アセンブリを介して前記構成要求に対応するコンテナ操作命令を生成し、且つ前記コンテナ操作命令を前記DPU内の通信アセンブリに送信するステップと、
前記通信アセンブリを介して前記コンテナ操作命令を前記通信アセンブリに対応する通信プロトコルに適合する通信データに変換し、且つ前記通信データを仮想マシン内のコンテナ制御アセンブリに転送するステップと、
前記コンテナ制御アセンブリを介して前記通信データに対応する制御操作を決定し、且つ前記少なくとも1つの仮想コンテナに対して前記制御操作を実行するステップとを含む。
【0007】
第2態様では、本開示の実施例はデータ伝送装置を提供し、サーバとデータ処理装置DPUとを含むクラウドサービスシステムに適用され、前記サーバに、コンテナ制御アセンブリと複数の仮想コンテナを含む仮想マシンが配備され、前記装置は、
DPU内の制御命令アセンブリが少なくとも1つの仮想コンテナに対する構成要求を受信したことに応答し、前記制御命令アセンブリを介して前記構成要求に対応するコンテナ操作命令を生成し、且つ前記コンテナ操作命令を前記DPU内の通信アセンブリに送信するための生成モジュールと、
前記通信アセンブリを介して前記コンテナ操作命令を前記通信アセンブリに対応する通信プロトコルに適合する通信データに変換し、且つ前記通信データを仮想マシン内のコンテナ制御アセンブリに転送するための変換モジュールと、
前記コンテナ制御アセンブリを介して前記通信データに対応する制御操作を決定し、且つ前記少なくとも1つの仮想コンテナに対して前記制御操作を実行するための実行モジュールとを含む。
【0008】
第3態様では、本開示の実施例は電子機器を提供し、
プロセッサと、前記プロセッサと通信接続されたメモリとを含み、
前記メモリはコンピュータ実行命令を記憶し、
前記プロセッサは前記メモリに記憶されたコンピュータ実行命令を実行し、第1態様に記載のデータ伝送方法を実現する。
【0009】
第4態様では、本開示の実施例はコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータ実行命令が記憶され、プロセッサが前記コンピュータ実行命令を実行するときに、第1態様に記載のデータ伝送方法を実現する。
【0010】
第5態様では、本開示の実施例はコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに第1態様に記載のデータ伝送方法を実現する。
(【0011】以降は省略されています)

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