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公開番号2025075737
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187116
出願日2023-10-31
発明の名称ウォッシャノズル及びノズル付ワイパ
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人
主分類B60S 1/52 20060101AFI20250508BHJP(車両一般)
要約【課題】ワイパブレードの長手方向に交差する方向に飛散する洗浄液の量を少なく抑えることができるウォッシャノズル及びノズル付ワイパを提供する。
【解決手段】ウォッシャノズル4は、洗浄液が膜状に噴射される噴射口24と、洗浄液が供給されるホース部材29を接続する接続部22と、接続部22及び噴射口24を接続する内部流路23と、を備える。ウォッシャノズル4は、ワイパブレードの長手方向に沿って延びる膜状の洗浄液を噴射口24から車両の被払拭面に噴射することにより、被払拭面を洗浄する。内部流路23は、少なくとも一部が屈曲した屈曲流路25と、噴射口24と屈曲流路25との間に配置された直線状に延びる直線流路26と、を少なくとも有する。直線流路26の内面には、直線流路26に沿って延びる突出壁53が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
往復動するワイパアーム(5)に連結されたワイパブレード(6)によって被払拭面(2)を払拭するワイパユニット(3)に取付けられ、前記ワイパブレードの長手方向に沿って延びる膜状の洗浄液を前記被払拭面に噴射するウォッシャノズル(4)であって、
前記洗浄液が前記膜状に噴射される噴射口(24)と、
前記洗浄液が供給されるホース部材(29)を接続する接続部(22)と、
前記接続部と前記噴射口とを接続する内部流路(23)と、を備え、
前記内部流路は、少なくとも一部が屈曲した屈曲流路(25)と、前記噴射口と前記屈曲流路との間に配置された直線状に延びる直線流路(26)と、を少なくとも有し、
前記直線流路の内面には、前記直線流路に沿って延びる突出壁(53)が形成されている、ウォッシャノズル。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記直線流路は、
前記突出壁が配置されたメイン流路(35)と、
前記噴射口と前記メイン流路との間に配置されるとともに、前記突出壁が形成されていない下流側流路(36)と、を有する、請求項1に記載のウォッシャノズル。
【請求項3】
前記下流側流路の少なくとも一部の径(R1)は、前記メイン流路の径(R2)よりも小径に形成されている、請求項2に記載のウォッシャノズル。
【請求項4】
前記接続部、前記直線流路、及び前記屈曲流路を少なくとも有するノズル本体(14)と、
前記噴射口を少なくとも有するノズルピース(15)と、を備え、
前記直線流路は、前記ノズル本体と前記ノズルピースとに亘って設けられ、
前記突出壁は、前記ノズル本体における前記直線流路に配置されている、請求項1に記載のウォッシャノズル。
【請求項5】
前記突出壁は、前記直線流路の内面において周方向に互いに間隔を空けて複数設けられている、請求項1に記載のウォッシャノズル。
【請求項6】
前記噴射口は、開口形状が一方向に長い開口形状をなし、
前記複数の突出壁は、前記噴射口の開口形状の長手方向に対して交差する方向の少なくとも1つの前記突出壁が、他の前記突出壁よりも突出量が高く形成されている、請求項5に記載のウォッシャノズル。
【請求項7】
前記複数の突出壁は、前記噴射口の開口方向から見て、前記突出壁が視認されない突出量に設定されている、請求項5又は6に記載のウォッシャノズル。
【請求項8】
往復動するワイパアーム(5)に連結されたワイパブレード(6)によって被払拭面(2)を払拭するワイパユニット(3)と、前記ワイパブレードの長手方向に沿って延びる膜状の洗浄液を前記被払拭面に噴射するウォッシャノズル(4)と、を備えたノズル付ワイパ(1)であって、
前記ウォッシャノズルは、前記洗浄液が前記膜状に噴射される噴射口(24)と、前記洗浄液が供給されるホース部材(29)を接続する接続部(22)と、前記接続部と前記噴射口とを接続する内部流路(23)と、を備え、
前記内部流路は、少なくとも一部が屈曲した屈曲流路(25)と、前記噴射口と前記屈曲流路との間に配置された直線状に延びる直線流路(26)と、を少なくとも有し、
前記直線流路の内面には、前記直線流路に沿って延びる突出壁(53)が形成されている、ノズル付ワイパ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウォッシャノズル及びノズル付ワイパに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、ウォッシャノズルを取付けた車両用ワイパ装置が知られている。特許文献1は、ワイパアームのリテーナにウォッシャノズルを取付けることにより、ウォッシャノズルをワイパブレードに近接して配置する。また、特許文献1は、リテーナのカシメ壁と対向する位置にサブノズルを配置することにより、洗浄液の噴射方向の設定自由度を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6755016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種のウォッシャノズルとしては、例えば、洗浄液をワイパブレードの長手方向に膜状に広げて噴射するものがある。このウォッシャノズルの場合、洗浄液は、ワイパブレードの長手方向に沿って連続的に噴射されることが好ましい。しかし、ウォッシャノズル内の洗浄液の流路が屈曲する場合、その屈曲部分において渦流などの乱流が生じる。この乱流が生じると、ウォッシャノズルから洗浄液が噴射される際に、洗浄液がワイパブレードの長手方向と交差する方向に飛散してしまうことがある。こうなると、ワイパブレードの長手方向に沿った膜状の広がりを有する噴射の広がりが低下してしまうおそれがあった。また、ワイパブレードの長手方向に沿った膜状の広がりを有する噴射は、走行風などの影響も受けて上記飛散によって洗浄に有効な液量が減少してしまい、洗浄効果が低下してしまうおそれがあった。
【0005】
本発明の目的は、ワイパブレードの長手方向に交差する方向に飛散する洗浄液の量を少なく抑えることができるウォッシャノズル及びノズル付ワイパを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するウォッシャノズル(4)は、往復動するワイパアーム(5)に連結されたワイパブレード(6)によって被払拭面(2)を払拭するワイパユニット(3)に取付けられ、前記ワイパブレードの長手方向に沿って延びる膜状の洗浄液を前記被払拭面に噴射する構成であって、前記洗浄液が前記膜状に噴射される噴射口(24)と、前記洗浄液が供給されるホース部材(29)を接続する接続部(22)と、前記接続部と前記噴射口とを接続する内部流路(23)と、を備え、前記内部流路は、少なくとも一部が屈曲した屈曲流路(25)と、前記噴射口と前記屈曲流路との間に配置された直線状に延びる直線流路(26)と、を少なくとも有し、前記直線流路の内面には、前記直線流路に沿って延びる突出壁(53)が形成されている。
【0007】
前記課題を解決するノズル付ワイパ(1)は、往復動するワイパアーム(5)に連結されたワイパブレード(6)によって被払拭面(2)を払拭するワイパユニット(3)と、前記ワイパブレードの長手方向に沿って延びる膜状の洗浄液を前記被払拭面に噴射するウォッシャノズル(4)と、を備えた構成であって、前記ウォッシャノズルは、前記洗浄液が前記膜状に噴射される噴射口(24)と、前記洗浄液が供給されるホース部材(29)を接続する接続部(22)と、前記接続部と前記噴射口とを接続する内部流路(23)と、を備え、前記内部流路は、少なくとも一部が屈曲した屈曲流路(25)と、前記噴射口と前記屈曲流路との間に配置された直線状に延びる直線流路(26)と、を少なくとも有し、前記直線流路の内面には、前記直線流路に沿って延びる突出壁(53)が形成されている。
【0008】
本構成のウォッシャノズル及びノズル付ワイパによれば、屈曲流路を通過して流れる洗浄液には捻れ方向の渦流れが生じてしまうが、屈曲流路から噴射口に至る過程において、直線流路に形成された突出壁により、洗浄液に生じる捻れ方向の流れを少なく抑えることが可能となる。このため、洗浄液が噴射口から捻れ推力を伴って噴射され難くなる。よって、ワイパブレードの長手方向と交差する方向に飛散してしまう洗浄液の量を少なく抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係るノズル付ワイパの概略図である。
図4に示すII-II線断面図である。
ウォッシャノズルの分解斜視図である。
ウォッシャノズルの側面図である。
ノズルピースの正面図である。
図2に示すVI-VI線断面図である。
ノズルピースが膜状の洗浄液を噴射するときの概略図である。
図8(a)は、直線流路に突出壁を設けた場合の洗浄液の噴射状態を示す説明図であり、図8(b)は、直線流路に突出壁が存在しない場合の洗浄液の噴射状態を示す説明図である。
ノズル付ワイパの動作状態を示す模式図である。
別例に係るウォッシャノズルの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の一実施形態を説明する。
(ノズル付ワイパ1)
図1に示すように、ノズル付ワイパ1は、被払拭面2を往復払拭することにより被払拭面2に付着した雨滴や汚れを拭き取るワイパユニット3と、被払拭面2に洗浄液を噴射するウォッシャノズル4と、を備える。ノズル付ワイパ1は、例えば、車両のフロントガラス用ワイパとして使用されている。被払拭面2は、例えば、車両のフロントガラス等のウインドシールドである。
(【0011】以降は省略されています)

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