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公開番号2025073254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023183863
出願日2023-10-26
発明の名称支援装置、支援方法、及び支援プログラム
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G06F 11/36 20060101AFI20250502BHJP(計算;計数)
要約【課題】既存のシステムを複数のコンポーネントが連携する新システムに移行する際に、新システムの動作の検証を支援する。
【解決手段】第1システムを分割して生成された複数のコンポーネントが相互通信する第2システムの動作の検証を支援する支援装置であって、第1システム及び第2システムに同一の入力値を入力したときの、第2システムにおけるコンポーネント間の通信における入力値又は出力値である第2入出力値、及び、当該第2入出力値に対応する前記第1システム内の第1入出力値を取得する取得部と、第1入出力値と第2入出力値とを比較する比較部と、比較の結果に基づく情報を出力する出力部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1システムを分割して生成された複数のコンポーネントが相互通信する第2システムの動作の検証を支援する支援装置であって、
プロセッサ及びメモリを有し、
前記第1システム及び前記第2システムに同一の入力値を入力したときの、前記第2システムにおけるコンポーネント間の通信における入力値又は出力値である第2入出力値、及び、当該第2入出力値に対応する前記第1システム内の第1入出力値を取得する取得部と、
前記第1入出力値と前記第2入出力値とを比較する比較部と、
前記比較の結果に基づく情報を出力する出力部と、
を備える支援装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記出力部は、前記比較の結果、前記第1入出力値と前記第2入出力値とが一致しない場合に、前記比較の結果に基づく情報を出力する
請求項1に記載の支援装置。
【請求項3】
前記第2システムにおけるコンポーネント間で通信する処理のうちいずれかをブレークポイントに設定する入力をユーザから受け付ける設定部を備え、
前記出力部は、前記ブレークポイントにおける前記比較の結果に基づく情報を出力する
請求項1に記載の支援装置。
【請求項4】
前記取得部は、前記ブレークポイントにおいて前記第1システム及び前記第2システムの実行を一時停止して前記第1入出力値及び前記第2入出力値を取得し、前記第1システム及び前記第2システムの実行を再開する指示をユーザから受け付けた場合に、前記第1システム及び前記第2システムの実行を再開する
請求項3に記載の支援装置。
【請求項5】
前記第2システムにおけるコンポーネント間で通信する処理に対応する、前記第1システムの処理に、前記第1システムにおける各処理間の入力値又は出力値を含む実行ログを出力する処理を追加する生成部を備え、
前記取得部は、前記実行ログから前記第1入出力値を取得する
請求項1に記載の支援装置。
【請求項6】
前記取得部は、前記第2システムにおけるコンポーネント間で通信する処理で前記第2システムの実行を一時停止して前記第2入出力値を取得し、前記実行ログが出力されたときに前記第1システムの実行を一時停止して前記第1入出力値を取得し、前記比較の結果、前記第1入出力値と前記第2入出力値とが一致する場合に、前記第1システム及び前記第2システムの実行を再開する
請求項5に記載の支援装置。
【請求項7】
前記出力部は、前記比較の結果、前記第1入出力値と前記第2入出力値とが一致しない場合に、前記比較の結果に基づく情報として、前記第1入出力値、前記第2入出力値、前記第2入出力値の電文を送信するコンポーネント、及び、前記第2入出力値の電文を受信するコンポーネントを特定する情報を出力する
請求項2に記載の支援装置。
【請求項8】
前記出力部は、前記ブレークポイントにおける、前記第1入出力値、前記第2入出力値、前記第2入出力値の電文を送信するコンポーネント、及び、前記第2入出力値の電文を受信するコンポーネントを特定する情報を出力する
請求項3に記載の支援装置。
【請求項9】
第1システムを分割して生成された複数のコンポーネントが相互通信する第2システムの動作の検証を支援する情報処理装置が、
前記第1システム及び前記第2システムに同一の入力値を入力したときの、前記第2システムにおけるコンポーネント間の通信における入力値又は出力値である第2入出力値、及び、当該第2入出力値に対応する前記第1システム内の第1入出力値を取得する取得処理と、
前記第1入出力値と前記第2入出力値とを比較する比較処理と、
前記比較の結果に基づく情報を出力する出力処理と、
を実行する支援方法。
【請求項10】
第1システムを分割して生成された複数のコンポーネントが相互通信する第2システムの動作の検証を支援する情報処理装置に、
前記第1システム及び前記第2システムに同一の入力値を入力したときの、前記第2システムにおけるコンポーネント間の通信における入力値又は出力値である第2入出力値、及び、当該第2入出力値に対応する前記第1システム内の第1入出力値を取得する取得処理と、
前記第1入出力値と前記第2入出力値とを比較する比較処理と、
前記比較の結果に基づく情報を出力する出力処理と、
を実行させる支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、支援装置、支援方法、及び支援プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
既存の開発基盤技術で開発された、例えばモノリシックな現在のIT(Information Technology)システム(以下、「現行システム」と称する。)のプログラム及びデータを複数のマイクロサービスに分割してマイクロサービスアーキテクチャに移行させ、柔軟性又は拡張性を向上させることが注目されている。そして、移行する際には、現行システムの機能が正しくマイクロサービスアーキテクチャに移行されたか否かを確認することが非常に重要である。
【0003】
特許文献1には、現行システムから要求電文、及び、応答電文をパケットキャプチャ等により取得し、ストレージ等に保存し、一旦保存した電文情報を読込、新システムに要求電文を送信し、応答電文を受信し、現新の応答電文、応答時間、複数電文の関係、又は順序等を比較するテスト移行支援システムが記載されている。
【0004】
また、特許文献2には、2つのオブジェクト指向プログラムに対して、動作比較を行うクラスを生成し、並列実行して比較することでプログラム変更に伴うデグレード、プロトタイプや既存の旧版ソフトとの動作比較により、新規開発プログラムの検証を行うオブジェクト指向プログラムデバッグ方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-26480号公報
特開2000-284991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、現行システムからマイクロサービスアーキテクチャに移行する場合には、システムのアーキテクチャが変更されるが、特許文献1に記載の技術では、アーキテクチャの変更を想定していない。そのため、現行システムではマイクロサービスの要求電文と応答電文に該当するデータをキャプチャすることができないため、詳細な出力結果を現行システムとマイクロサービスアーキテクチャとで比較することができない。また、特許文献1に記載の技術では1つのテスト対象システムを想定しているが、マイクロサービスアーキテクチャでは複数のマイクロサービスが存在しているため、現行システムとマイクロサービスとで実行結果の不一致が起きた場合に、その不一致がどのマイクロサービスが原因であるかを特定できない。同様に、特許文献2に記載の技術では、要求電文に対して現行システムと移行後のシステムのデータが一致しなかったとき、どのマイクロサービスが不一致の原因かまでは特定できない。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、既存のシステムを複数のコンポーネントが連携する新システムに移行する際に、新システムの動作の検証を支援可能な支援装置、支援方法、及び支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明の一つは、第1システムを分割して生成された複数のコンポーネントが相互通信する第2システムの動作の検証を支援する支援装置であって、プロセッサ及びメモリを有し、前記第2システム及び前記第1システムに同一の入力値を入力したときの、前記第2システムにおけるコンポーネント間の通信における入力値又は出力値である第2入出力値、及び、当該第2入出力値に対応する前記第1システム内の第1入出力値を取得する取得部と、前記第1入出力値と前記第2入出力値とを比較する比較部と、前記比較の結果に基づく情報を出力する出力部と、を備える支援装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、既存のシステムを複数のコンポーネントが連携する新システムに移行する際に、新システムの動作の検証を支援することができる。
上記した以外の構成及び効果等は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
現新確認支援装置が動作を検証する新アプリ及び旧アプリの一例を示す図である。
現新確認支援装置の構成例を示す図である。
現新確認支援装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
現新確認支援装置の処理例を示す図である。
実行結果不一致情報表示画面の一例を示す図である。
現新確認支援装置の他の処理例を示す図である。
中断点情報表示画面の一例を示す図である。
旧アプリの入出力値と新アプリの入出力値とを比較するための前処理を説明する処理フロー図である。
新アプリ処理仲介機能生成部の処理を説明する図である。
アプリ実行仲介処理部定義情報の一例を示す図である。
中断点候補情報の一例を示す図である。
旧アプリ処理仲介機能生成部の処理を説明する図である。
更新したアプリ実行仲介処理部定義情報の一例を示す図である。
中断点設定画面の一例を示す図である。
中断点情報の一例を示す図である。
アプリ実行仲介処理部が実行するアプリ実行仲介処理を説明する処理フロー図である。
アプリ実行仲介処理部の処理を説明する図である。
新旧アプリ入出力値比較部が実行する入出力値比較処理を説明する処理フロー図である。
新旧アプリ入出力値比較部の処理を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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