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公開番号2025050330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159054
出願日2023-09-22
発明の名称遮断器システム
出願人日新電機株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H02H 7/26 20060101AFI20250327BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】事故時に適切に電流を遮断する遮断器システムにおけるコンデンサのキャパシタンスを決定する。
【解決手段】分路リアクトル(9)が設置された電力系統における遮断器システム(7)は、分路リアクトルに対して並列に、かつ互いに直列に接続されたコンデンサ(6)およびリアクトル(5)と、を備え、電流零点評価時間、電力系統における角周波数、および遮断器システムのリアクタンスの関係において、コンデンサのキャパシタンスが所定の式を満たす。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
分路リアクトルが設置された電力系統における遮断器システムであって、
前記分路リアクトルに対して並列に、かつ互いに直列に接続されたコンデンサおよびリアクトル、を備え、
前記遮断器システムの設備容量は、前記分路リアクトルの設備容量よりも大きく、
電流零点評価時間T、前記電力系統における角周波数ω

、および前記遮断器システムのリアクタンスXの関係において、前記コンデンサのキャパシタンスCが次式を満たす、遮断器システム。
TIFF
2025050330000017.tif
14
170
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記キャパシタンスCが次式を満たす、請求項1に記載の遮断器システム。
TIFF
2025050330000018.tif
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【請求項3】
電力系統における遮断器システムであって、
遮断器と、
前記遮断器に対して直列に、かつ互いに直列に接続された第1コンデンサおよび第1リアクトルと、
前記第1コンデンサおよび前記第1リアクトルに対して並列に、かつ互いに直列に接続された第2コンデンサおよび第2リアクトルと、を備え、
電流零点評価時間T、前記電力系統における角周波数ω

、および前記遮断器システムのリアクタンスXの関係において、前記第1コンデンサおよび第2コンデンサのキャパシタンスCがそれぞれ次式を満たす、遮断器システム。
TIFF
2025050330000019.tif
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発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は遮断器システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
系統連系による電力の売買が一般化してきている。系統連系した電力系統において、短絡事故または地絡事故などの事故が発生した際に、故障範囲を制限するために、速やかに故障範囲を遮断する必要がある。
【0003】
ケーブルによる系統連系では、系統連系における電圧変動を緩和するために、分路リアクトルを用いることが一般的である。分路リアクトルを備えた電力系統において、事故が発生すると、送電線の充電電流に対し、分路リアクトルによる電流を合計した電流が遮断器に流れることになる。その結果、遮断器には、直流電流が印加されることになり、電流がゼロクロスしない零点推移現象が発生し、遮断器を開の状態にしても、電流を遮断することができなくなる。
【0004】
これに対し、特許文献1では、分路リアクトルに印加される電流を、ゼロクロスさせるために、分路リアクトルに対し直列にコンデンサを接続して、電力系統に流れる電流を共振させることで、電流をゼロクロスさせる。特に、共振させるためのコンデンサのキャパシタンスを決定する方法が、特許文献1には開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特公平5-22458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述のような従来技術による方法で決定したキャパシタンスの範囲では、十分に早く電流を遮断できないキャパシタンスをも選定できてしまう場合がある。
【0007】
本発明の一態様は、事故時に適切に電流を遮断する遮断器システムにおけるコンデンサのキャパシタンスを決定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る遮断器システムは、分路リアクトルが設置された電力系統における遮断器システムであって、前記分路リアクトルに対して並列に、かつ互いに直列に接続されたコンデンサおよびリアクトル、を備え、前記遮断器システムの設備容量は、前記分路リアクトルの設備容量よりも大きく、電流零点評価時間T、前記電力系統における角周波数ω

、および前記遮断器システムのリアクタンスXの関係において、前記コンデンサのキャパシタンスCが所定の式を満たす。
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る遮断器システムは、電力系統における遮断器システムであって、遮断器と、前記遮断器に対して直列に、かつ互いに直列に接続された第1コンデンサおよび第1リアクトルと、前記第1コンデンサおよび前記第1リアクトルに対して並列に、かつ互いに直列に接続された第2コンデンサおよび第2リアクトルと、を備え、電流零点評価時間T、前記電力系統における角周波数ω

、および前記遮断器システムのリアクタンスXの関係において、前記第1コンデンサおよび第2コンデンサのキャパシタンスCが所定の式を満たす。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、事故時に適切に電流を遮断する遮断器システムにおけるコンデンサのキャパシタンスを決定できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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