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公開番号2025029407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023134028
出願日2023-08-21
発明の名称放電制御システム
出願人日東工業株式会社
代理人弁理士法人クスノキ特許事務所
主分類H02J 3/32 20060101AFI20250227BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】設定していたピークカット時間帯における消費電力が想定よりも少ないか否かを判定できるようにすること。
【解決手段】蓄電池から負荷に対して放電してピークカットを行う時間帯であるピークカット時間帯を設定可能な時間設定部11と、ピークカット時間帯全体にわたって蓄電池が放電できるように放電出力値を決定可能な演算部12と、負荷の消費電力に関する閾値を設定可能な閾値設定部13と、負荷の消費電力が閾値に達したタイミングが、予め設定されたピークカット時間帯と異なるか否かの判定、及び、負荷の消費電力が閾値を連続で一定時間超えるか否かの判定が可能であり、負荷の消費電力が閾値に達したタイミングが、予め設定されたピークカット時間帯と異なるとの判定結果、及び、負荷の消費電力が閾値を連続で一定時間超えたとの判定結果、の双方を用いて、異常を検知したとの判定が可能である判定部14と、を備える放電制御システム1とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電池から負荷に対して放電してピークカットを行う時間帯であるピークカット時間帯を設定可能な時間設定部と、
ピークカット時間帯全体にわたって蓄電池が放電できるように放電出力値を決定可能な演算部と、
負荷の消費電力に関する閾値を設定可能な閾値設定部と、
負荷の消費電力が閾値に達したタイミングが、予め設定されたピークカット時間帯と異なるか否かの判定、及び、負荷の消費電力が閾値を連続で一定時間超えるか否かの判定が可能であり、負荷の消費電力が閾値に達したタイミングが、予め設定されたピークカット時間帯と異なるとの判定結果、及び、負荷の消費電力が閾値を連続で一定時間超えたとの判定結果、の双方を用いて、異常を検知したとの判定が可能である判定部と、
を備える放電制御システム。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
判定部が異常検知の判定をした場合に、既に設定されているピークカット時間帯の長さである設定済み時間長さに対して追加時間長さを加えた分の時間長さのピークカット時間帯が、閾値を超えたタイミングの前から始まるように再設定可能な請求項1に記載の放電制御システム。
【請求項3】
閾値を超えた時間が長いほど追加時間長さが長くなるように設定可能な請求項2に記載の放電制御システム。
【請求項4】
負荷の消費電力が閾値に達したタイミングが、予め設定されたピークカット時間帯と異なった場合、かつ、閾値を超えてから所定期間における負荷の消費電力量が規定値を超えた場合、かつ、負荷の消費電力が閾値を連続で一定時間超えた場合に、異常検知の判定が可能な請求項1に記載の放電制御システム。
【請求項5】
ピークカット時間帯内で負荷の消費電力が閾値を連続で一定時間下回った場合に、蓄電池の放電を停止するよう制御可能な請求項1に記載の放電制御システム。
【請求項6】
ピークカット時間帯を過ぎても負荷の消費電力が連続して閾値を超えている場合に、非常用蓄電池から負荷に放電するように制御可能な請求項1に記載の放電制御システム。
【請求項7】
放電時の消費電力と閾値との差分が大きいほど非常用蓄電池からの放電量を大きくするよう制御可能な請求項6に記載の放電制御システム。
【請求項8】
負荷の消費電力が閾値に達したタイミングに蓄電池の放電を開始するように制御可能であり、設定されたピークカット時間帯後に放電を終了するように制御可能である請求項1に記載の放電制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放電制御システムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、蓄電した電力を消費電力のピーク時に放電することにより、利用する商用電源が特定の時間帯に過度に増加してしまうことを防ぐ技術が知られている。このような技術はピークカットなどと呼ばれている。ピークカットを行うためには、ピークカットを行う時間帯(ピークカット時間帯)を予め設定し、その時間に蓄電池の放電を行うことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-296880号公報
【0004】
この場合、ピークが生じる時間帯を予想して、利用者などがピークカット時間帯を設定する。このようにして実際にピークカットの運用を行っても、予測されたピーク時間帯と異なるタイミングに消費電力のピークがくる場合もあり得る。そうすると、実際の電力消費のピーク時間帯に放電が行われない場合がある。また、ピーク時間帯の一部しか放電が行われず、ピークカットの効果を得にくい場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本件の発明者は、この点について鋭意検討することにより解決を試みた。本発明が解決しようとする課題は、設定していたピークカット時間帯における消費電力が想定よりも少ないか否かを判定できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、蓄電池から負荷に対して放電してピークカットを行う時間帯であるピークカット時間帯を設定可能な時間設定部と、ピークカット時間帯全体にわたって蓄電池が放電できるように放電出力値を決定可能な演算部と、負荷の消費電力に関する閾値を設定可能な閾値設定部と、負荷の消費電力が閾値に達したタイミングが、予め設定されたピークカット時間帯と異なるか否かの判定、及び、負荷の消費電力が閾値を連続で一定時間超えるか否かの判定が可能であり、負荷の消費電力が閾値に達したタイミングが、予め設定されたピークカット時間帯と異なるとの判定結果、及び、負荷の消費電力が閾値を連続で一定時間超えたとの判定結果、の双方を用いて、異常を検知したとの判定が可能である判定部と、を備える放電制御システムとする。
【0007】
また、判定部が異常検知の判定をした場合に、既に設定されているピークカット時間帯の長さである設定済み時間長さに対して追加時間長さを加えた分の時間長さのピークカット時間帯が、閾値を超えたタイミングの前から始まるように再設定可能な構成とすることが好ましい。
【0008】
また、閾値を超えた時間が長いほど追加時間長さが長くなるように設定可能な構成とすることが好ましい。
【0009】
また、負荷の消費電力が閾値に達したタイミングが、予め設定されたピークカット時間帯と異なった場合、かつ、閾値を超えてから所定期間における負荷の消費電力量が規定値を超えた場合、かつ、負荷の消費電力が閾値を連続で一定時間超えた場合に、異常検知の判定が可能な構成とすることが好ましい。
【0010】
また、ピークカット時間帯内で負荷の消費電力が閾値を連続で一定時間下回った場合に、蓄電池の放電を停止するよう制御可能な構成とすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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