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公開番号
2025013044
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023116321
出願日
2023-07-14
発明の名称
2次元コードの読取方法、読取装置、コンピュータプログラム、製造方法、及び2次元コード
出願人
学校法人立命館
代理人
個人
主分類
G06K
7/14 20060101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約
【課題】円形ドットが小さくても、2次元コードの読取エラーを抑制する。
【解決手段】開示の方法は、複数の矩形セルが配置された2次元コードを表現するために、前記複数の矩形セルのうちの一部の各矩形セルに相当する領域内の中心に前記矩形セルよりも小さい単一の円形ドットを有する2次元コードの読取方法であって、2次元コードを撮影して得られた画像に対する整形処理を実行し、前記整形処理によって得られた画像に基づいて、2次元コードのデコードを実行する、ことを備え、前記整形処理は、前記画像中の前記円形ドットが前記矩形セルに相当する前記領域内において占める面積が増加するとともに、前記円形ドットが矩形に近づくように前記画像中の前記円形ドットを変形させる画像処理を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の矩形セルが配置された2次元コードを表現するために、前記複数の矩形セルのうちの一部の各矩形セルに相当する領域内の中心に前記矩形セルよりも小さい単一の円形ドットを有する2次元コードの読取方法であって、
2次元コードを撮影して得られた画像に対する整形処理を実行し、
前記整形処理によって得られた画像に基づいて、2次元コードのデコードを実行する、
ことを備え、
前記整形処理は、前記画像中の前記円形ドットが前記矩形セルに相当する前記領域内において占める面積が増加するとともに、前記円形ドットが矩形に近づくように前記画像中の前記円形ドットを変形させる画像処理を含む、
2次元コードの読取方法。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記画像処理は、前記画像中において前記円形ドットではない領域を収縮させるモルフォロジー演算によって行われる
請求項1に記載の2次元コードの読取方法。
【請求項3】
前記整形処理が実行される前における前記画像中における前記円形ドットの直径は、前記画像における50ピクセル相当長さ以下である
請求項1又は請求項2に記載の2次元コードの読取方法。
【請求項4】
前記円形ドットの直径をdとし、前記2次元コードにおいて隣接する矩形セルに相当する領域それぞれの円形ドット間のピッチをpとしたときに、p/dは、1.45以上である
請求項1又は請求項2に記載の2次元コードの読取方法。
【請求項5】
p/dは、1.6以上である
請求項4に記載の2次元コードの読取方法。
【請求項6】
前記整形処理が実行される前における前記画像中における前記円形ドットの直径は、前記画像における50ピクセル相当長さ以下であり、
前記円形ドットの直径をdとし、前記2次元コードにおいて隣接する矩形セルそれぞれの円形ドット間のピッチをpとしたときに、p/dは、1.45以上である
請求項2に記載の2次元コードの読取方法。
【請求項7】
前記画像処理において、前記モルフォロジー演算は複数回行われる
請求項2に記載の2次元コードの読取方法。
【請求項8】
前記画像処理において、前記モルフォロジー演算を行う回数を、前記円形ドットの直径及び前記2次元コードにおいて隣接する矩形セルそれぞれの円形ドット間のピッチに基づいて決定することを更に備える
請求項2に記載の2次元コードの読取方法。
【請求項9】
複数の矩形セルが配置された2次元コードを表現するために、前記複数の矩形セルのうちの一部の各矩形セルに相当する領域内の中心に前記矩形セルよりも小さい単一の円形ドットを有する2次元コードの読取装置であって、
2次元コードを撮影して得られた画像に対する整形処理を実行し、
前記整形処理によって得られた画像に基づいて、2次元コードのデコードを実行する、
よう構成され、
前記整形処理は、前記画像中の前記円形ドットが前記矩形セルに相当する前記領域内において占める面積が増加するとともに、前記円形ドットが矩形に近づくように前記画像中の前記円形ドットを変形させる画像処理を含む、
2次元コードの読取装置。
【請求項10】
複数の矩形セルが配置された2次元コードを表現するために、前記複数の矩形セルのうちの一部の各矩形セルに相当する領域内の中心に前記矩形セルよりも小さい単一の円形ドットを有する2次元コードを撮像して得られた画像に対する整形処理と、
前記整形処理によって得られた画像に基づいて、2次元コードのデコードと、
をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
前記整形処理は、前記画像中の前記円形ドットが前記矩形セルに相当する前記領域内において占める面積が増加するとともに、前記円形ドットが矩形に近づくように前記画像中の前記円形ドットを変形させる画像処理を含む、
コンピュータプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、2次元コードの読取方法、読取装置、コンピュータプログラム、製造方法、及び2次元コードに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
非特許文献1は、フェムト秒レーザでダイヤモンド、ルビー及びサファイヤに穴を形成してQRコード(登録商標)を形成する方法を開示している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Andre Jaques Batista1, PilarGregoryVianna, Henrique Bucker Ribeiro, Christiano Jose Santiago de Matos2, Anderson Stevens LeonidasGomes, “QR code micro-certified gemstones: femtosecond writing and Raman characterization in Diamond, Ruby and Sapphire”, SCIENTFIC REPORTS, 2019
【発明の概要】
【0004】
QRコード及びデータマトリックスなどの2次元コードは、それぞれが二値データ(バイナリーデータ)を表す複数のセルを備える。各セルの形状は、矩形である。一方、非特許文献1において形成された穴は、円形である。非特許文献1では、2次元コードの矩形セルを、円形の穴で表現している。円形の穴は、平面視において円形ドットとして認識され得る。
【0005】
矩形セルを円形ドットで表現する場合、2次元コードの読取精度を高めるためには、円形ドットは、矩形セルとほぼ同じ大きさを持つのが好ましい。しかし、円形ドットが、矩形セルとほぼ同じ大きさを持つ場合、2次元コード又は円形ドットが目立ってしまい、2次元コード又は円形ドットが、2次元コードが付与された基材の外観を損ねるおそれがある。
【0006】
そこで、2次元コード又は円形ドットが外観を損ねるのを抑制するために、円形ドットを矩形セルよりも十分に小さくすることが考えられる。しかし、円形ドットを小さくすると、矩形セルの大きさとかけ離れるため、2次元コードの読取エラーが生じやすくなる。
【0007】
したがって、円形ドットが小さくても、2次元コードの読取エラーを抑制する技術が望まれる。
【0008】
本開示のある側面は、2次元コードの読取方法である。開示の方法は、複数の矩形セルが配置された2次元コードを表現するために、前記複数の矩形セルのうちの一部の各矩形セルに相当する領域内の中心に前記矩形セルよりも小さい単一の円形ドットを有する2次元コードの読取方法であって、2次元コードを撮影して得られた画像に対する整形処理を実行し、前記整形処理によって得られた画像に基づいて、2次元コードのデコードを実行する、ことを備え、前記整形処理は、前記画像中の前記円形ドットが前記矩形セルに相当する前記領域内において占める面積が増加するとともに、前記円形ドットが矩形に近づくように前記画像中の前記円形ドットを変形させる画像処理を含む。
【0009】
本開示の他の側面は、2次元コードの読取装置、コンピュータプログラム、製造方法、及び2次元コードである。更なる詳細は、後述の実施形態として説明される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、読取装置の構成図である。
図2は、2次元コードの説明図である。
図3は、2次元コードのサイズ説明図である。
図4は、読取処理のフローチャートである。
図5は、2次元コードの拡大なし読み取り率を示すグラフである。
図6は、拡大なし読み取り率を調べるために用いた2次元コードである。
図7は、整形の概念図である。
図8は、モルフォロジー演算の構造要素の説明図
図9は、円形ドットの近似円を示す図である。
図10は、モルフォロジー演算の適用結果を示す図である。
図11は、モルフォロジー演算の適用結果を示す図である。
図12は、モルフォロジー演算の適用結果を示す図である。
図13は、穴を示す断面図である。
図14は、穴深さと読取時間の関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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