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公開番号
2025010783
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023112992
出願日
2023-07-10
発明の名称
フェーズドアレーアンテナ装置
出願人
国立大学法人京都大学
代理人
弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類
H01Q
3/36 20060101AFI20250116BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】移相器の移相幅に対する要件が緩和され、グレーティングローブが発生しない設計が容易であるフェーズドアレーアンテナ装置を提供する。
【解決手段】フェーズドアレーアンテナ装置は、信号を入力又は出力するための端子と、それぞれ、配列された複数のアンテナ素子と、アンテナ素子と端子との間を伝搬する信号を移相する複数の移相器と、を有する複数のサブアレーと、信号がアンテナ素子と端子との間を伝搬する間に移相器によって移相される移相量を制御する移相制御回路と、を備える。同じサブアレーに属するそれぞれのアンテナ素子と端子との間を伝搬する信号の移相量は、サブアレーが出射し又は受ける電波に応じた差を有する。信号の移相量は、信号の移相量の可変範囲内に含まれるようにサブアレー毎に別々に定められる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
信号を入力又は出力するための端子と、
それぞれ、配列された複数のアンテナ素子と、前記アンテナ素子と前記端子との間を伝搬する信号を移相する複数の移相器と、を有する複数のサブアレーと、
前記信号が前記アンテナ素子と前記端子との間を伝搬する間に前記移相器によって移相される移相量を制御する移相制御回路と、を備え、
同じ前記サブアレーに属するそれぞれの前記アンテナ素子と前記端子との間を伝搬する前記信号の移相量は、前記サブアレーが出射し又は受ける電波に応じた差を有し、
前記信号の移相量は、前記信号の移相量の可変範囲内に含まれるように前記サブアレー毎に別々に定められる、フェーズドアレーアンテナ装置。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記サブアレーは、それぞれ、
第1線路と、
前記第1線路の一端と前記アンテナ素子との間に接続された複数の第2線路と、を有し、
前記移相器は前記第2線路に挿入される、請求項1に記載のフェーズドアレーアンテナ装置。
【請求項3】
前記アンテナ素子は等間隔に配列され、
前記サブアレーは、それぞれ、
第1線路と、
前記第1線路から分岐し、前記アンテナ素子に接続された複数の第2線路と、を有し、
前記移相器は前記第1線路に挿入される、請求項1に記載のフェーズドアレーアンテナ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のアンテナ素子を配列し、その位相を制御するフェーズドアレーアンテナ装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、様々なフェーズドアレーアンテナ装置が提案されている。特許文献1には、ビーム走査性能の改善を図ったフェーズドアレーアンテナ装置が開示されている。このフェーズドアレーアンテナ装置は、複数のアンテナ素子と、送信信号を分配し、受信信号を合成する分配合成回路と、アンテナ素子と分配合成回路との間で送信信号及び受信信号を移相する移相器とを備える。このフェーズドアレーアンテナ装置では、それぞれの移相器の移相シフト値に対する入力VSWRを均一にすることで、分配合成回路からそれぞれの移相器に供給する送信信号の分配振幅値を設計値に一致させ、設計値通りのアンテナ性能を確保できる。
【0003】
特許文献2には、アレーアンテナ等に使用するために、小型化及び位相の可変範囲の増加を図った移相器が開示されている。
【0004】
図7(A)及び図7(B)は、従来のフェーズドアレーアンテナ装置の動作例を示す概念図である。フェーズドアレーアンテナ装置は、信号を入力又は出力するための端子11、複数のアンテナ素子21、及び複数の移相器22を備える。
【0005】
以下、信号がアンテナ素子21と端子11との間を伝搬する間に移相器22によって移相される移相量をφと表す。特に、信号がn番目のアンテナ素子(素子番号nのアンテナ素子)21と端子11との間を伝搬する間に移相器22によって移相される移相量をφ
n
と表す。
【0006】
この動作例において、移相量φ
n
は30°×(n-1)に等しい。これにより、フェーズドアレーアンテナ装置は、移相量φに応じた角度θの方向にビームを出射する。このように、移相量φは、それぞれのアンテナ素子21からの電波の位相が角度θの方向で揃うように定められる。
【0007】
図8(A)及び図8(B)は、別の従来のフェーズドアレーアンテナ装置の動作例を示す概念図である。フェーズドアレーアンテナ装置は、信号を入力又は出力するための端子11と、複数のアンテナ素子21及び移相器22を有するサブアレー12とを備える。
【0008】
以下、信号がm番目のサブアレー12のn番目のアンテナ素子(素子番号m,nのアンテナ素子)21と端子11との間を伝搬する間に移相器22によって移相される移相量をφ
m,n
と表す。
【0009】
この動作例において、移相量φ
m,n
は120°×(m-1)に等しい。これにより、フェーズドアレーアンテナ装置は、移相量φに応じた角度θの方向にビームを出射する。このように、同じサブアレー12に属するそれぞれのアンテナ素子21の移相量φは等しい。このため、サブアレー12の指向性が変化することはない。それぞれのサブアレー12の移相量φは、それぞれのサブアレー12からの電波の位相が角度θの方向で揃うように定められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開平9-326625号公報
特開2017-123560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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