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公開番号
2025008563
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110820
出願日
2023-07-05
発明の名称
方向整列装置
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
H01G
13/00 20130101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】積層体の積層方向が治具のXY面に垂直な方向になるように積層体の向きを揃えることができる方向整列装置を提供すること。
【解決手段】X方向とY方向を含む平面を主面112とし、主面112に開口する凹部111を備えた振り込みプレート110と、X方向及びY方向に垂直なZ方向に磁極が配置された磁石120と、を備え、磁石120を移動させ、磁石120の磁力により、振り込みプレート110の凹部111に収容された、内部電極層が埋設された積層体10の向きを揃え、磁石120内で極性が向かう軸Zと、積層体10の積層方向Tの軸がずれていることを特徴とする方向整列装置100。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
X方向とY方向を含む平面を主面とし、前記主面に開口する凹部を備えた振り込みプレートと、
前記X方向及び前記Y方向に垂直なZ方向に磁極が配置された磁石と、を備え、
前記磁石を移動させ、前記磁石の磁力により、前記振り込みプレートの前記凹部に収容された、内部電極層が埋設された積層体の向きを揃え、
前記磁石内で極性が向かう軸と、前記積層体の積層方向の軸がずれていることを特徴とする、方向整列装置。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記磁石は前記主面に対してX方向の正方向又はY方向の正方向に移動し、負方向側に配された前記積層体の向きを揃える、請求項1に記載の方向整列装置。
【請求項3】
前記凹部を平面視した形状は長方形であり、
前記磁石から発生する磁力線は、前記長方形の角部に対して向かう、請求項1又は2に記載の方向整列装置。
【請求項4】
前記磁石は、前記平面で平面視した際に円形状である請求項3に記載の方向整列装置。
【請求項5】
前記磁石の移動速度は、50mm/s以上、1000mm/s以下である請求項1又は2に記載の方向整列装置。
【請求項6】
前記磁石の磁力は0.13T以上、4T以下である請求項1又は2に記載の方向整列装置。
【請求項7】
前記積層体は、積層セラミックコンデンサとなる積層体であり、内部に強磁性体であるNiを含む内部電極層を複数層有する、請求項1又は2に記載の方向整列装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、方向整列装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内部電極が積層された積層体の積層方向をそろえる技術が記載されている。この技術は、積層方向に垂直な面、主に側面に何らかの加工を施すため、積層体を治具に振り込んだ後、側面がZ軸方向を向いた姿勢となるように磁石で方向転換するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-175902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、積層体の積層方向が治具のXY面と同じ方向になるように積層体の向きを揃えることができる。しかしながら、積層体の積層方向が治具のXY面に垂直な方向(治具のZ軸方向と同じ方向)になるように積層体の向きを揃えることはできない。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、積層体の積層方向が治具のXY面に垂直な方向になるように積層体の向きを揃えることができる方向整列装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の方向整列装置は、X方向とY方向を含む平面を主面とし、前記主面に開口する凹部を備えた振り込みプレートと、前記X方向及び前記Y方向に垂直なZ方向に磁極が配置された磁石と、を備え、前記磁石を移動させ、前記磁石の磁力により、前記振り込みプレートの前記凹部に収容された、内部電極層が埋設された積層体の向きを揃え、前記磁石内で極性が向かう軸と、前記積層体の積層方向の軸がずれていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、積層体の積層方向が治具のXY面に垂直な方向になるように積層体の向きを揃えることができる方向整列装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、積層体の一例を模式的に示す斜視図である。
図2は、積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示す斜視図である。
図3は、図2に示す積層セラミックコンデンサのLT断面図(A-A線断面図)である。
図4は、図2に示す積層セラミックコンデンサのWT断面図(B-B線断面図)である。
図5は、方向整列装置を構成する振り込みプレートの一例を模式的に示す斜視図である。
図6は、凹部に積層体が収容された状態を模式的に示す斜視図である。
図7は、方向整列装置の一例の全体を模式的に示す斜視図である。
図8Aは、磁力により積層体の向きを変える様子を模式的に示す工程図である。
図8Bは、磁力により積層体の向きを変える様子を模式的に示す工程図である。
図8Cは、磁力により積層体の向きを変える様子を模式的に示す工程図である。
図9は、磁石の移動方向の例を模式的に示す上面図である。
図10は、凹部の角部に向かう磁力線を模式的に示す平面視図である。
図11は、積層体に外部電極が設けられてなる積層セラミックコンデンサを基板型の端子に実装する工程を模式的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の方向整列装置について説明する。
しかしながら、本発明は、以下の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。なお、以下において記載する個々の好ましい構成を2つ以上組み合わせたものもまた本発明である。
【0010】
本発明の方向整列装置を使用してその姿勢を制御する対象となる積層体は特に限定されるものではないが、チップ部品である電子部品となる積層体の姿勢の制御に好適に用いることができる。電子部品の例としては積層セラミックコンデンサ、積層コイル等が挙げられる。
また、上記した積層セラミックコンデンサ、積層コイル等の電子部品は積層体を含むので、積層体を含む電子部品も、本発明の方向整列装置を使用してその姿勢を制御する対象となる積層体に含まれる。
本発明の方向整列装置の説明の前に、姿勢を制御する対象の積層体の例として、積層セラミックコンデンサを構成する積層体について説明する。また、当該積層体に外部電極を形成してなる積層セラミックコンデンサについて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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