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公開番号2025008510
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110743
出願日2023-07-05
発明の名称測距装置および運転支援システム、測距方法
出願人株式会社デンソー,トヨタ自動車株式会社,株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類G01S 17/42 20060101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約【課題】測距が行える受信パターンを判別できる技術を提供する。
【解決手段】測距装置110は、水平方向と垂直方向との少なくとも一方における、射出波の射出特性と射出波が物標に反射した反射波を含む入射波の受信特性との少なくとも一方の特性が均一でない、センサ部10と、測距装置が搭載される移動体300の移動状態に応じた複数の入射波の受信パターンを記憶する記憶部20と、測距装置の軸ズレ情報を用いて、複数の受信パターンのそれぞれについて測距に有効か否かを判定し、取得した移動状態を用いて、有効であると判定され受信パターンのうちから選択した受信パターンを用いて、予め定められた検知範囲に存在する物標までの距離を測定する制御部30と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
測距装置(110)であって、
水平方向と垂直方向との少なくとも一方における、射出波の射出特性と前記射出波が物標に反射した反射波を含む入射波の受信特性との少なくとも一方の特性が均一でない、センサ部(10)と、
前記測距装置が搭載される移動体(300)の移動状態に応じた複数の前記入射波の受信パターンを記憶する記憶部(20)と、
前記測距装置の軸ズレ情報を用いて、前記複数の受信パターンのそれぞれについて測距に有効か否かを判定し、取得した前記移動状態を用いて、有効であると判定された前記受信パターンのうちから選択した受信パターンを用いて、予め定められた検知範囲に存在する前記物標までの距離を測定する制御部(30)と、を備える、測距装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
請求項1に記載の測距装置であって、
前記複数の受信パターンは、前記検知範囲における第1領域の測距性能が、前記第1領域の少なくとも一部を囲む領域である第2領域の測距性能よりも高い、測距装置。
【請求項3】
請求項2に記載の測距装置であって、
前記移動状態は、前記移動体の移動速度を含み、
前記移動速度が速い場合に対応する前記受信パターンは、前記移動速度が遅い場合に対応する前記受信パターンよりも前記測距性能が高い、測距装置。
【請求項4】
運転支援システム(100)であって、
請求項3に記載の測距装置と、
前記測距装置を搭載する前記移動体と、
前記制御部が前記受信パターンが有効であるか否かを判定した結果を用いて、前記移動体の前記移動速度を制御する運転制御部(210)と、を備える、運転支援システム。
【請求項5】
測距装置が実行する測距方法であって、
水平方向と垂直方向との少なくとも一方における、射出波の射出特性と前記射出波が物標に反射した反射波を含む入射波の受信特性との少なくとも一方の特性が均一でないセンサ部を用いて、前記入射波を受信する工程と、
前記測距装置が搭載される移動体の移動状態に応じた複数の前記入射波の受信パターンを記憶する工程と、
前記測距装置の軸ズレ情報を用いて、前記複数の受信パターンのそれぞれについて測距に有効か否かを判定する工程と、
取得した前記移動状態を用いて、有効であると判定され前記受信パターンのうちから選択した受信パターンを用いて、予め定められた検知範囲に存在する前記物標までの距離を測定する工程と、を含む、測距方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、測距装置および運転支援システム、測距方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車に搭載される測距装置において、センサの射出波が物標に反射して生じる反射波を用いて、測距する技術が知られている。特許文献1には、車の移動状態に基づいて、測距装置の走査パターンを設定する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6843144号
特許第5817270号
特開2006-329971号公報
特表2019-535014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
所望の走査パターンで測距できない場合は、センサが要求される性能を満たすことができないため、センサは故障していると判定され、センサの故障をセンサの後段へ通知し、測距を停止する。測距装置の軸に経年劣化や衝突等の外的要因によってズレが生じる場合、所望の走査パターンで測距ができず、故障していると判定され、測距が停止するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一形態によれば、測距装置(110)が提供される。測距装置は、水平方向と垂直方向との少なくとも一方における、射出波の射出特性と前記射出波が物標に反射した反射波を含む入射波の受信特性との少なくとも一方の特性が均一でない、センサ部(10)と、前記測距装置が搭載される移動体(300)の移動状態に応じた複数の前記入射波の受信パターンを記憶する記憶部(20)と、前記測距装置の軸ズレ情報を用いて、前記複数の受信パターンのそれぞれについて測距に有効か否かを判定し、取得した前記移動状態を用いて、有効であると判定され前記受信パターンのうちから選択した受信パターンを用いて、予め定められた検知範囲に存在する前記物標までの距離を測定する制御部(31)と、を備える。
【0006】
この形態の測距装置によれば、軸ズレ情報を用いて複数の受信パターンのそれぞれが有効か否かを判定できる。また、測距装置は、有効であると判定した受信パターンを用いて測定を行う。そのため、軸ズレが生じている場合でも、測距を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
運転支援システムの構成の概要を示す説明図である。
入射波の受信特性ついての説明図である。
受信パターン判定処理の一例を示したフローチャートである。
第1受信パターンについての説明図である。
第2受信パターンについての説明図である。
第3受信パターンについての説明図である。
各受信パターンが有効か無効を示す説明図である。
測距処理の一例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.第1実施形態:
図1に示すように、運転支援システム100は、移動体300と、測距装置110と、自動運転制御部210と、駆動力制御ECU(Electronic Control Unit)220と、制動力制御ECU230と、操舵制御ECU240と、を備える。測距装置110と、駆動力制御ECU220と、制動力制御ECU230と、操舵制御ECU240とは、車載ネットワーク250を介して接続される。運転支援システム100は、移動体300の自動運転を実行する。なお、移動体300は、自動運転に限らず、運転手によって手動で行われる手動運転によって運転されてもよい。本実施形態において、移動体300は、車両である。
【0009】
測距装置110は、予め定められた検知範囲に存在する物標までの距離を測定する装置である。測距装置110は、例えば、LiDAR(Light Detection and Ranging)である。測距装置110として、ミリ波レーダや、光の飛行時間を利用して三次元位置を測定可能なTOFカメラ(TOF:Time Of Flight)を採用できる。測距装置110は、移動体300に搭載される。本実施形態において、測距装置110は、移動体300の進行方向における前方に存在する物標までの距離を測定する。
【0010】
測距装置110は、センサ部10と記憶部20とCPU30とを備える。CPU30は、記憶部20にインストールされたプログラムを実行することによって、制御部31の機能を実現する。ただし、これらの各部の機能の一部又は全部をハードウエア回路で実現してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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