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公開番号2025008095
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023109964
出願日2023-07-04
発明の名称制御装置及び制御プログラム
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人真田特許事務所,個人
主分類G06F 11/07 20060101AFI20250109BHJP(計算;計数)
要約【課題】リトライの繰り返しで復旧する軽微な異状が発生した場合に、異状箇所を特定する。
【解決手段】第1のストレージ装置2及び第2のストレージ装置3と接続された制御装置1であって、第1のストレージ装置2から第2のストレージ装置3までの通信経路に異状が発生した場合に、異状が発生した通信経路に対応する統計点を更新し、統計点が閾値を超えた通信経路を使用禁止にする、制御部110を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1のストレージ装置及び第2のストレージ装置と接続された制御装置であって、
前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置までの通信経路に異状が発生した場合に、前記異状が発生した通信経路に対応する統計点を更新し、
前記統計点が閾値を超えた通信経路を使用禁止にする、
制御部を備える、制御装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記統計点が閾値を超えた通信経路が複数ある場合に、前記複数の通信経路を使用禁止にする、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記複数の通信経路中において共通の経路が複数箇所ある場合には、前記複数の通信経路のうち前記共通の経路を使用する経路を使用禁止にする、
請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記複数の通信経路中において共通の経路が1箇所ある場合には、前記共通の経路を異状箇所として推定する、
請求項2又は3に記載の制御装置。
【請求項5】
第1のストレージ装置及び第2のストレージ装置と接続されたコンピュータに、
前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置までの通信経路に異状が発生した場合に、前記異状が発生した通信経路に対応する統計点を更新し、
前記統計点が閾値を超えた通信経路を使用禁止にする、
処理を実行させる、制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置及び制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
仮想テープストレージ装置は、小容量だが高速データ転送の1次ストレージと、低速データ転送だが大容量の2次ストレージと、それらを階層ストレージとして制御する制御サーバとで構成されている。階層ストレージ構成により、高速なデータ転送且つ大容量のストレージ環境を提供するために、最近更新されたデータや、使用頻度の高いデータが1次ストレージに格納される。そして、更新されたデータは順次2次ストレージにバックアップされる、というように1次、2次ストレージ間のデータ転送が行われている。
【0003】
ストレージシステムにおける状態監視機能では、Fiber Chanel(FC)カードやHard Disk Drive(HDD)のようなユニット単位での状態監視が行われており、明確なユニットの故障が発生した場合に、それを検出し故障箇所を特定して自動的に切り離す動作が実施される。また、切り離されたユニットは、保守作業者により復旧作業が実施され、装置が正常動作状態に復旧される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-148655号公報
特開2009-259031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、データ転送のような複数のユニットを使用する処理で、リトライの繰り返しで復旧する軽微な異状(以降、明らかに故障とは言えないが異常な状態の意味で異状と呼ぶ)が発生した場合は、状態監視機能が異状箇所を特定できない。このため、切り離しおよび復旧作業を実施できず、異状状態が継続するという課題がある。
【0006】
また、一つに見えるユニット間の転送経路は、複数の経路の組み合わせにより構成されており、接続されるユニット数が増加すると、経路の組み合わせの数が膨大なものとなって、更に異状箇所の特定が難しくなる。
【0007】
1つの側面では、リトライの繰り返しで復旧する軽微な異状が発生した場合に、異状箇所を特定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの側面では、制御装置は、第1のストレージ装置及び第2のストレージ装置と接続された制御装置であって、前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置までの通信経路に異状が発生した場合に、前記異状が発生した通信経路に対応する統計点を更新し、前記統計点が閾値を超えた通信経路を使用禁止にする、制御部を備える。
【発明の効果】
【0009】
1つの側面では、リトライの繰り返しで復旧する軽微な異状が発生した場合に、異状箇所を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態におけるストレージシステムの構成例を模式的に示すブロック図である。
図1に示した制御サーバのハードウェア構成例を模式的に示すブロック図である。
図1に示したシステム構成テーブルを例示する図である。
図1に示したデータ転送経路監視テーブルを例示する図である。
図1に示したデータ転送経路監視テーブルの第1の例を示す図である。
図1に示したデータ転送経路監視テーブルの第2の例を示す図である。
図1に示したデータ転送経路監視テーブルの第3の例を示す図である。
図1に示したデータ転送経路監視テーブルの第4の例を示す図である。
図1に示したデータ転送経路監視テーブルの第5の例を示す図である。
実施形態における異状箇所の切り離し処理を説明するフローチャートである。
実施形態における準備処理を説明するフローチャートである。
実施形態における統計加点処理を説明するフローチャートである。
実施形態における異状経路絞り込み推定処理を説明するフローチャートである。
実施形態における推定した異状箇所の保守作業処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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