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公開番号
2025002190
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102184
出願日
2023-06-22
発明の名称
測定装置、測定方法、及びプログラム
出願人
日本電信電話株式会社
,
国立大学法人北海道大学
代理人
個人
,
個人
主分類
G01T
3/08 20060101AFI20241226BHJP(測定;試験)
要約
【課題】粒子由来のSEUクロスセクションを高精度に測定することが可能な測定装置、測定方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】陽子を照射する加速器11と、加速器11から照射された陽子を減速する減速板と、加速器11から照射される陽子エネルギー、及び減速板の厚さに基づいて、減速板にて発生する中性子数を算出する第1算出部22と、陽子エネルギーに基づいて、デバイス3にて発生する中性子由来のSEUクロスセクションを算出する第2算出部23と、中性子数、及び中性子由来のSEUクロスセクションに基づいて、デバイス3にて発生する中性子由来のSEUを算出する第3算出部24と、デバイス3にて発生するSEUと中性子由来のSEUに基づいて、陽子由来のSEUクロスセクションを算出する第4算出部26を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
SEUクロスセクションを測定する測定装置であって、
デバイスに粒子を照射する加速器と、
前記加速器と前記デバイスとの間に設置され、前記加速器から照射された粒子を減速する減速板と、
前記加速器から照射される粒子エネルギー、及び前記減速板の厚さに基づいて、前記減速板にて発生する中性子数を算出する第1算出部と、
前記粒子エネルギーに基づいて、前記デバイスにて発生する中性子由来のSEUクロスセクションを算出する第2算出部と、
前記中性子数、及び前記中性子由来のSEUクロスセクションに基づいて、前記デバイスにて発生する中性子由来のSEUを算出する第3算出部と、
前記デバイスにて発生するSEUと前記中性子由来のSEUに基づいて、粒子由来のSEUクロスセクションを算出する第4算出部と、
を備えた測定装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記デバイスにて発生するSEUをカウントするカウント部、を更に備えた
請求項1に記載の測定装置。
【請求項3】
厚さが異なる複数の減速板から1つの減速板を選択する切替機構、を更に備え、
前記第1算出部は、前記切替機構で選択された減速板の厚さに基づいて、前記減速板にて発生する中性子数を算出する
請求項1または2に記載の測定装置。
【請求項4】
前記第1算出部は、中性子エネルギーと中性子数との関係を示す第1対応データを備えており、前記粒子エネルギーから前記中性子エネルギーを算出し、前記第1対応データを参照して前記中性子数を算出する
請求項1または2に記載の測定装置。
【請求項5】
前記第2算出部は、
中性子エネルギーと前記中性子由来のSEUクロスセクションとの関係を示す第2対応データを備えており、前記粒子エネルギーから前記中性子エネルギーを算出し、前記中性子エネルギーに基づき、前記第2対応データを参照して前記中性子由来のSEUクロスセクションを算出する
請求項1または2に記載の測定装置。
【請求項6】
SEUクロスセクションを測定する測定方法であって、
加速器から照射され減速板で減速した粒子をデバイスに照射し、
前記加速器から照射される粒子の粒子エネルギー、及び前記減速板の厚さに基づいて、前記減速板にて発生する中性子数を算出し、
前記粒子エネルギーに基づいて、前記デバイスにて発生する中性子由来のSEUクロスセクションを算出し、
前記中性子数、及び前記中性子由来のSEUクロスセクションに基づいて、前記デバイスにて発生する中性子由来のSEUを算出し、
前記デバイスにて発生したSEU、及び前記中性子由来のSEUに基づいて、粒子由来のSEUクロスセクションを算出する
測定方法。
【請求項7】
請求項1または2に記載の測定装置の、第1算出部、第2算出部、第3算出部、及び第4算出部としてコンピュータを機能させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、SEU(Single EventUpset)クロスセクションを測定する測定装置、測定方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
LSI、メモリなどのデバイスに単一の粒子(中性子、陽子、重粒子など)が衝突すると、ビットが反転する事象であるSEUが発生する。粒子を照射した際に発生するSEUの数を、照射したフルエンス(単位面積当たりに通過した粒子の総数)で除した数値をSEUクロスセクションという。即ち、SEUクロスセクションは、「(SEU発生数)/(照射粒子フルエンス)」で算出することができる。
【0003】
エネルギー依存の粒子(例えば、陽子)のSEUクロスセクションを測定する場合には、粒子のエネルギーを変更してSEU発生数を測定することが必要になる。
【0004】
粒子のエネルギーを変更する方法として非特許文献1には、加速器により粒子の速度を変化させ、デバイスに照射する粒子のエネルギーを変更する方法が開示されている。非特許文献2には、加速器で発生させた特定のエネルギーを有する粒子を減速板に衝突させることより、粒子エネルギーを減衰させる方法が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
https://ieeexplore.ieee.org/document/4077290
https://ieeexplore.ieee.org/document/7482480
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、非特許文献1に記載された加速器から照射する粒子の速度を変化させる方法では、粒子のエネルギーを柔軟に変更することが難しく、加速器の設定及び調整に長時間を要するという問題がある。
【0007】
一方、非特許文献2に記載された減速板を用いる方法では、減速板に粒子(例えば、陽子)が衝突する際に中性子が発生してしまい、その中性子に由来するSEUが発生するため、粒子由来のSEUクロスセクションを高精度に測定することが難しいという問題がある。
【0008】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、粒子由来のSEUクロスセクションを高精度に測定することが可能な測定装置、測定方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様の測定装置は、SEUクロスセクションを測定する測定装置であって、デバイスに粒子を照射する加速器と、前記加速器と前記デバイスとの間に設置され、前記加速器から照射された粒子を減速する減速板と、前記加速器から照射される粒子エネルギー、及び前記減速板の厚さに基づいて、前記減速板にて発生する中性子数を算出する第1算出部と、前記粒子エネルギーに基づいて、前記デバイスにて発生する中性子由来のSEUクロスセクションを算出する第2算出部と、前記中性子数、及び前記中性子由来のSEUクロスセクションに基づいて、前記デバイスにて発生する中性子由来のSEUを算出する第3算出部と、前記デバイスにて発生するSEUと前記中性子由来のSEUに基づいて、粒子由来のSEUクロスセクションを算出する第4算出部を備える。
【0010】
本開示の一態様の測定方法は、SEUクロスセクションを測定する測定方法であって、加速器から照射され減速板で減速した粒子をデバイスに照射し、前記加速器から照射される粒子の粒子エネルギー、及び前記減速板の厚さに基づいて、前記減速板にて発生する中性子数を算出し、前記粒子エネルギーに基づいて、前記デバイスにて発生する中性子由来のSEUクロスセクションを算出し、前記中性子数、及び前記中性子由来のSEUクロスセクションに基づいて、前記デバイスにて発生する中性子由来のSEUを算出し、前記デバイスにて発生したSEU、及び前記中性子由来のSEUに基づいて、粒子由来のSEUクロスセクションを算出する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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