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公開番号2025000395
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023100230
出願日2023-06-19
発明の名称キャビネット
出願人河村電器産業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02B 1/38 20060101AFI20241224BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】扉に機器を取付可能であるとともに、扉に取り付けられる機器の防水性を保つキャビネットを提供する。
【解決手段】キュービクル1は、箱体と箱体の開口部を開閉する扉3とを備えている。扉3は、扉3閉塞時における後面側に、機器を取付可能な取付部5を備えている。そして、取付部5は、機器6が直接取り付けられるパネル10と、パネル10を支持して扉3に取り付ける支持体11,11とから成り、支持体11,11によって、パネル10が扉3から浮いている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
前面に開口する箱体と、前記箱体の前面開口を開閉する扉とを備えており、
前記扉の後面に、機器を取り付けるための取付部が設けられ、
前記取付部は、前記機器が取り付けられるパネルと、前記パネルから前方へ突出するとともに前記扉へ固定される支持体とを有し、
前記支持体によって前記パネルが前記扉から後方へ浮いていることを特徴とするキャビネット。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記支持体は、前記パネルの左右端から、前方へ突出するとともに、上端に前記扉側に向かって下る傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャビネット。
【請求項3】
前記支持体は、前方端に前記扉の後面へ固定するための被固定部を有し、
前記被固定部を固定するためのスタッドボルトが、前記扉の後面に溶接されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビネット。
【請求項4】
前記扉の後面に、前記機器を覆う機器カバーを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビネット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、扉に機器を取付可能であるとともに、扉に取り付けられる機器の防水性を保つキャビネットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、キュービクル式高圧受電設備等に用いられるキャビネットにおいて、キャビネットの箱体に機器が取り付けられるが、箱体のみでは、機器を取付可能なスペースが限られている。そこで、箱体以外に機器を取り付けるために、キャビネットの扉側に機器を取付可能としたキャビネットが知られている。例えば、特許文献1に記載のキュービクル式高圧受電設備では、扉に絶縁監視装置が取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-146395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記キャビネットでは、外部から浸入した水滴が扉の内面を伝って、扉に取り付けられた機器へと付着することで、機器の漏電や故障等が起きてしまう問題があった。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題に鑑み、扉に機器が取付可能であるとともに、外部から浸入した水滴が扉の内面を伝って、扉に取り付けられた機器へと付着することを防ぐキャビネットを提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、前面に開口する箱体と、箱体の前面開口を開閉する扉とを備えており、扉の後面に、機器を取り付けるための取付部が設けられ、取付部は、機器が取り付けられるパネルと、パネルから前方へ突出するとともに扉へ固定される支持体とを有し、支持体によってパネルが扉から後方へ浮いていることを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、支持体は、パネルの左右端から、前方へ突出するとともに、上端に扉側に向かって下る傾斜部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、支持体は、前方端に扉の後面へ固定するための被固定部を有し、被固定部を固定するためのスタッドボルトが、扉の後面に溶接されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、扉の後面に、機器を覆う機器カバーを備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、キャビネットは、前面に開口する箱体と、箱体の前面開口を開閉する扉とを備え、扉の後面に機器を取り付けるための取付部が設けられる構成である。取付部は、機器が取り付けられるパネルと、パネルから前方へ突出するとともに、扉に固定される支持体とから成る。そして、支持体によって、パネルが扉から後方へ浮いている。したがって、扉の前面から水が浸入して水滴が扉の後面を伝ってきたとしても、パネルが扉から浮いているため、扉からパネルへ水滴が移動することがなく、パネルに取り付けられている機器が、水滴によって濡れる恐れがない。
【0009】
また、請求項2に記載の発明によれば、支持体は、パネルの左右端から、前方へ突出するとともに、上端に扉側に向かって下る傾斜部が形成されている。よって、傾斜部によって、扉から伝わる水滴が、支持体からパネルへと移動することを防ぐことが可能となる。
また、請求項3に記載の発明によれば、支持体は、前端部に被固定部が設けられ、被固定部を固定するスタッドボルトが扉の後面に溶接されている。よって、取付部を扉に固定することを起因とした、防水性の低下を防ぐことが可能となる。
また、請求項4に記載の発明によれば、取付部に取り付けられた機器を覆う様に機器カバーが設けられることで、更に、防水性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係るキュービクルを示す正面図(扉は開放状態)である。
図1において機器カバーを取り外した状態を示す図である。
取付部を示す参考斜視図である。
取付部を示す参考側面図である。
機器カバーを示す参考上方斜視図である。
機器カバーを示す参考下方斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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