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公開番号
2024180789
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-27
出願番号
2024179143,2023199695
出願日
2024-10-11,2023-11-27
発明の名称
光学積層体及び画像表示装置
出願人
住友化学株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20241220BHJP(光学)
要約
【課題】偏光子と位相子とを含む光学積層体であって、高温下に置かれたときの面内位相差値の変化量についての面内バラツキが抑制された光学積層体及び該光学積層体を含む画像表示装置を提供する。
【解決手段】第1保護層、偏光子、第2保護層及び位相子をこの順に備える光学積層体であって、偏光子は、二色性色素が吸着配向している厚み15μm以下のポリビニルアルコール系樹脂フィルムであり、第2保護層の温度85℃における引張弾性率をE2[MPa]、厚みをT2[μm]とするとき、式(i):E2×T2≦16000を満たす光学積層体、及び該光学積層体を含む画像表示装置が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1保護層、偏光子、第2保護層及び位相子をこの順に備える光学積層体であって、
前記偏光子は、二色性色素が吸着配向している厚み15μm以下のポリビニルアルコール系樹脂フィルムであり、
前記第2保護層の温度85℃における引張弾性率をE2[MPa]、厚みをT2[μm]とするとき、下記式(i):
E2×T2≦16000 (i)
を満たす、光学積層体。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
E2×T2の値が1850以下である、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項3】
前記位相子が位相差膜を含む、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項4】
下記式(ii):
T2≦7 (ii)
をさらに満たす、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項5】
前記第2保護層の透湿度が1700g/m
2
/24hr以下である、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項6】
前記第2保護層が環状ポリオレフィン系樹脂からなる、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項7】
前記第2保護層は、波長550nmにおける面内位相差値が10nm以下である、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項8】
前記偏光子と前記第2保護層との間に粘接着剤層を含む、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項9】
前記偏光子は、ホウ素含有量が0.5質量%以上5.5質量%以下である、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項10】
前記第1保護層の温度85℃における引張弾性率をE1[MPa]、厚みをT1[μm]とするとき、下記式(iii):
17000≦E1×T1≦40000 (iii)
を満たす、請求項1に記載の光学積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学積層体及び該光学積層体を含む画像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
有機EL表示装置等の画像表示装置では、外光の反射による視認性の低下を抑制するために、円偏光板を用いて反射防止性能を向上させることが知られている(例えば特許文献1)。円偏光板は、偏光子と位相子とを含む光学積層体である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-121862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の光学積層体は、高温下に置かれたときの面内位相差値の変化量に関して面内バラツキが大きいという課題があった。本発明の目的は、偏光子と位相子とを含む光学積層体であって、上記面内バラツキが抑制された光学積層体、及び該光学積層体を含む画像表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下を提供する。
[1] 第1保護層、偏光子、第2保護層及び位相子をこの順に備える光学積層体であって、
前記偏光子は、二色性色素が吸着配向している厚み15μm以下のポリビニルアルコール系樹脂フィルムであり、
前記第2保護層の温度85℃における引張弾性率をE2[MPa]、厚みをT2[μm]とするとき、下記式(i):
E2×T2≦16000 (i)
を満たす、光学積層体。
[2] E2×T2の値が1850以下である、[1]に記載の光学積層体。
[3] 前記位相子が位相差膜を含む、[1]又は[2]に記載の光学積層体。
[4] 下記式(ii):
T2≦7 (ii)
をさらに満たす、[1]~[3]のいずれかに記載の光学積層体。
[5] 前記第2保護層の透湿度が1700g/m
2
/24hr以下である、[1]~[4]のいずれかに記載の光学積層体。
[6] 前記第2保護層が環状ポリオレフィン系樹脂からなる、[1]~[5]のいずれかに記載の光学積層体。
[7] 前記第2保護層は、波長550nmにおける面内位相差値が10nm以下である、[1]~[6]のいずれかに記載の光学積層体。
[8] 前記偏光子と前記第2保護層との間に粘接着剤層を含む、[1]~[7]のいずれかに記載の光学積層体。
[9] 前記偏光子は、ホウ素含有量が0.5質量%以上5.5質量%以下である、[1]~[8]のいずれかに記載の光学積層体。
[10] 前記第1保護層の温度85℃における引張弾性率をE1[MPa]、厚みをT1[μm]とするとき、下記式(iii):
17000≦E1×T1≦40000 (iii)
を満たす、[1]~[9]のいずれかに記載の光学積層体。
[11] 前記位相子における前記第2保護層側とは反対側に積層される粘着剤層をさらに備える、[1]~[10]のいずれかに記載の光学積層体。
[12]前記偏光子における前記位相子側の面に隣接する層から前記粘着剤層における前記位相子側の面に隣接する層までの積層体の温度23℃における引張弾性率をE3[MPa]、厚みをT3[μm]とするとき、下記式(iv):
7000≦E3×T3≦22000 (iv)
を満たす、[11]に記載の光学積層体。
[13] [1]~[12]のいずれかに記載の光学積層体を含む、画像表示装置。
【発明の効果】
【0006】
偏光子と位相子とを含む光学積層体であって、上記面内バラツキが抑制された光学積層体、及び該光学積層体を含む画像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る光学積層体の層構成の一例を示す概略断面図である。
本発明に係る光学積層体の層構成の他の一例を示す概略断面図である。
積層体αの引張弾性率E3を測定するための測定試料を作製する方法を示す概略上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。以下のすべての図面は、本発明の理解を助けるために示すものであり、図面に示される各構成要素のサイズや形状は、実際の構成要素のサイズや形状とは必ずしも一致しない。
【0009】
<光学積層体>
(1)概要
図1は、本発明に係る光学積層体(以下、単に「光学積層体」ともいう。)の層構成の一例を示す概略断面図である。図1に示される光学積層体は、第1保護層10、偏光子5、第2保護層20及び位相子30をこの順に備える。光学積層体は、円偏光板として好適に用いることができる。用語「円偏光板」は、楕円偏光板を含む。光学積層体は、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)表示装置等の画像表示装置における反射防止膜等として用いることができる。
【0010】
図1に示される光学積層体は、第1保護層10と偏光子5との間に第1粘接着剤層41を含む。第1保護層10と第1粘接着剤層41とは直接接していることが好ましく、第1粘接着剤層41と偏光子5とは直接接していることが好ましい。本発明に係る光学積層体は、第1粘接着剤層41を有していなくてもよく、この場合、第1保護層10と偏光子5とは直接接している。
(【0011】以降は省略されています)
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