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公開番号2024176429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094951
出願日2023-06-08
発明の名称画像形成システム、ドライバおよびジョブの指示方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20241212BHJP(計算;計数)
要約【課題】中折りされて綴じられたシートの小口部を裁断してフチなしにする設定がなされた場合にユーザの手を煩わせることなく適切な拡大縮小倍率および裁断位置を決定できるようにする。
【解決手段】シートを中折りして綴じる綴じ機構および綴じられたシートの小口部を裁断する裁断機構を備える画像形成装置と、画像形成に係るジョブの設定を受け付けて画像形成装置へ指示を送るドライバとを備えたシステムであって、裁断機構は小口部を所定の範囲の幅で裁断可能であり、ドライバは、使用するシートの選択、シートを中折りして綴じる機能、天地フチなし印刷および小口部裁断の設定を受け付ける設定受付部と、天地フチなしにするための印刷原稿の拡大縮小倍率を決定する倍率決定部と、選択されたシートに前記拡大縮小倍率で画像形成した場合に小口部がフチなしになるように裁断位置を決定する裁断位置決定部と、を備える画像形成システム。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像形成を行う画像形成部、前記シートを中折りして綴じる綴じ機構および綴じられたシートの小口部を裁断する裁断機構を備える画像形成装置と、
前記画像形成装置と通信可能な情報処理装置にインストールされ画像形成に係るジョブの設定を受け付けて前記画像形成装置へ指示を送るドライバとを備えたシステムであって、
前記裁断機構は前記小口部を所定の範囲の幅で裁断可能であり、
前記ドライバは、
使用するシートの選択、シートを中折りして綴じる機能、天地フチなし印刷および小口部裁断の設定を受け付ける設定受付部と、
受け付けた選択および設定に応じて天地フチなしにするための印刷原稿の拡大縮小倍率を決定する倍率決定部と、
選択されたシートに前記拡大縮小倍率で画像形成した場合に前記小口部がフチなしになるように裁断位置を決定する裁断位置決定部と、
を備える画像形成システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ドライバは、天地フチなしにするための拡大縮小倍率を適用すると前記小口部をフチなしにする裁断位置が前記裁断機構の裁断可能な範囲を超える場合、設定されたジョブを前記画像形成装置に開始させないようにする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記ドライバは、ユーザによる印刷原稿の拡大縮小倍率の設定を受け付け可能であり、前記拡大縮小倍率がユーザにより設定された場合、前記倍率決定部は受け付けた拡大縮小倍率を適用し、前記裁断位置決定部は前記小口部がフチなしになるように裁断位置を決定する請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記ドライバは、適用した前記拡大縮小倍率では前記小口部がフチなしになる裁断位置が前記裁断機構の裁断可能な範囲を超える場合、前記小口部の裁断を行わないか、あるいは設定されたジョブを前記画像形成装置に開始させないようにするかの選択を受け付ける請求項3に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記ドライバは、ユーザによる裁断位置の設定を受け付け可能であり、前記裁断位置がユーザにより設定された場合、前記裁断位置決定部は受け付けた裁断位置を適用し、前記倍率決定部は前記小口部が裁断後にフチなしになるように前記印刷原稿の拡大縮小倍率を決定する請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記ドライバは、適用した裁断位置で前記小口部がフチなしになるように前記印刷原稿の拡大縮小倍率を決定すると天地フチなしにならない場合、その裁断位置および拡大縮小倍率を適用したジョブを継続するかあるいは設定されたジョブを前記画像形成装置に開始させないようにするかの選択を受け付ける請求項5に記載の画像形成システム。
【請求項7】
情報処理装置にインストールされ画像形成に係るジョブの設定を受け付けて画像形成装置へ指示を送るドライバであって、
前記画像形成装置は、シートに画像形成を行う画像形成部、前記シートを中折りして綴じる綴じ機構および綴じられたシートの小口部を裁断する裁断機構を備えており、前記裁断機構は前記小口部を所定の範囲の幅で裁断可能であり、
使用するシートの選択、シートを中折りして綴じる機能、天地フチなし印刷および小口部裁断の設定を受け付ける設定受付部と、
受け付けた選択および設定に応じて天地フチなしにするための印刷原稿の拡大縮小倍率を決定する倍率決定部と、
選択されたシートに前記拡大縮小倍率で画像形成した場合に前記小口部がフチなしになるように裁断位置を決定する裁断位置決定部と、を備えるドライバ。
【請求項8】
プロセッサが、情報処理装置にインストールされたドライバとして画像形成に係るジョブの設定を受け付けて画像形成装置へ指示を送る方法であって、
前記画像形成装置は、シートに画像形成を行う画像形成部、前記シートを中折りして綴じる綴じ機構および綴じられたシートの小口部を裁断する裁断機構を備えており、前記裁断機構は前記小口部を所定の範囲の幅で裁断可能であり、
使用するシートの選択、シートを中折りして綴じる機能、天地フチなし印刷および小口部裁断の設定を受け付けるステップと、
受け付けた選択および設定に応じて天地フチなしにするための印刷原稿の拡大縮小倍率を決定するステップと、
選択されたシートに前記拡大縮小倍率で画像形成した場合に前記小口部がフチなしになるように裁断位置を決定するステップと、
前記画像形成装置へジョブに係る指示を送るステップと、
を備えるジョブの指示方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シートを中折りして綴じ小口部を裁断する印刷および拡大縮小印刷が可能な画像形成装置、および情報処理装置にインストールされ画像形成に係るジョブの設定を受け付けて前記画像装置へ送信するドライバを含む画像形成システム、そのドライバおよびジョブの指示方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
印刷されたシートを中折りして中綴じまたは平綴じ等の綴じを行い、冊子状に仕上げて出力する画像形成装置が知られている。また、印刷用の原稿画像をシートのサイズに合わせて拡大または縮小する画像形成装置が知られている。ただし、シートのサイズに合わせて拡大または縮小された後も、通常は画像の周囲に所定の幅の余白を持たせている。シートを搬送する際の紙づまりを防ぐためであり、また後続するシートの縁部を汚さないためでもある。しかし、場合によっては周囲に余白のない仕上がりをユーザが望むこともある。そのために、ユーザがフチなし印刷を設定できるようにしたものもある。フチなし印刷といっても、通常はシート搬送方向(以下、この明細書で副走査方向とも呼ぶ)の前端部には紙づまりを起こさない最小限の余白が確保される。両面印刷ではシートがスイッチバックされるため、シート搬送方向の前端部および後端部に余白が必要である。従って、厳密にフチなしにできるのはシート搬送方向に直交する幅方向(以下、この明細書で主走査方向とも呼ぶ)の両端部である。
中綴じのフチなし印刷に関して、天地フチなし印刷の後に中綴じ処理が行われた記録媒体の小口側の一辺を裁断する裁断部を備えた画像出力システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-081829号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シートの中折りは、主走査方向に沿って折れ目ができるのが通常であり、シートが綴じられた状態で天地に相当する主走査方向両端側が天地フチなし印刷の設定により厳密にフチなしにできる。シートが綴じられた状態で小口に相当する副走査方向両端には余白が確保される。ただし、小口を揃えるために裁断する機構を備えた画像形成装置であれば、その余白部分に裁断位置を合わせることができれば、裁断後の小口部の仕上がりをフチなしの状態にできる。しかし、従来は天地フチなし印刷に係る拡大縮小倍率の設定と裁断位置(裁断幅)の設定とは連動しておらず、両者を組み合わせたジョブを設定する場合、ユーザが倍率設定と裁断幅の設定とをそれぞれ正しく指定する必要があった。
【0005】
しかし、上述のようにシートのサイズに合わせて印刷原稿を拡大または縮小しても周囲に所定の幅(一例で主走査方向の両端部にそれぞれ2ミリメートル、副走査方向の両端部にそれぞれ2ミリメートル)の余白が作られる。しかし、そのような詳細な仕様までユーザが認識しているとは限らない。たとえ、ユーザがその仕様を認識していたとしても、印刷原稿に適用される拡大縮小倍率、その拡大縮小倍率の適用後紙づまり防止のため副走査方向両端部に強制的に余白が作られるか否かといった詳細な情報をユーザが認識して適切な裁断位置を設定することは煩雑であって誤りも生じやすい。また、設定が誤っていれば意図に反して小口部に余白が残ったり画像が切れたりして無駄な印刷ができてしまうことになる。さらに、裁断可能な幅には機構上の制約から上限および下限があるところ、印刷原稿のサイズ、シートのサイズによっては小口部を裁断すべき位置が前述の上限下限の範囲に収まるとは限らない。
【0006】
本開示は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、中折りされて綴じられたシートの小口部を裁断してフチなしにする設定がなされた場合にユーザの手を煩わせることなく適切な拡大縮小倍率および裁断位置を決定できる画像形成システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、シートに画像形成を行う画像形成部、前記シートを中折りして綴じる綴じ機構および綴じられたシートの小口部を裁断する裁断機構を備える画像形成装置と、前記画像形成装置と通信可能な情報処理装置にインストールされ画像形成に係るジョブの設定を受け付けて前記画像形成装置へ指示を送るドライバとを備えたシステムであって、前記裁断機構は前記小口部を所定の範囲の幅で裁断可能であり、前記ドライバは、使用するシートの選択、シートを中折りして綴じる機能、天地フチなし印刷および小口部裁断の設定を受け付ける設定受付部と、受け付けた選択および設定に応じて天地フチなしにするための印刷原稿の拡大縮小倍率を決定する倍率決定部と、選択されたシートに前記拡大縮小倍率で画像形成した場合に前記小口部がフチなしになるように裁断位置を決定する裁断位置決定部と、を備える画像形成システムを提供する。
【0008】
さらに、異なる観点から本開示は、情報処理装置にインストールされ画像形成に係るジョブの設定を受け付けて画像形成装置へ指示を送るドライバであって、前記画像形成装置は、シートに画像形成を行う画像形成部、前記シートを中折りして綴じる綴じ機構および綴じられたシートの小口部を裁断する裁断機構を備えており、前記裁断機構は前記小口部を所定の範囲の幅で裁断可能であり、使用するシートの選択、シートを中折りして綴じる機能、天地フチなし印刷および小口部裁断の設定を受け付ける設定受付部と、受け付けた選択および設定に応じて天地フチなしにするための印刷原稿の拡大縮小倍率を決定する倍率決定部と、選択されたシートに前記拡大縮小倍率で画像形成した場合に前記小口部がフチなしになるように裁断位置を決定する裁断位置決定部と、を備えるドライバを提供する。
【0009】
また、異なる観点から本開示は、プロセッサが、情報処理装置にインストールされたドライバとして画像形成に係るジョブの設定を受け付けて画像形成装置へ指示を送る方法であって、前記画像形成装置は、シートに画像形成を行う画像形成部、前記シートを中折りして綴じる綴じ機構および綴じられたシートの小口部を裁断する裁断機構を備えており、前記裁断機構は前記小口部を所定の範囲の幅で裁断可能であり、使用するシートの選択、シートを中折りして綴じる機能、天地フチなし印刷および小口部裁断の設定を受け付けるステップと、受け付けた選択および設定に応じて天地フチなしにするための印刷原稿の拡大縮小倍率を決定するステップと、選択されたシートに前記拡大縮小倍率で画像形成した場合に前記小口部がフチなしになるように裁断位置を決定するステップと、前記画像形成装置へジョブに係る指示を送るステップと、を備えるジョブの指示方法を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本開示による画像形成システムにおいて、ドライバは、天地フチなしにするための印刷原稿の拡大縮小倍率を決定する倍率決定部と、選択されたシートに前記拡大縮小倍率で画像形成した場合に前記小口部がフチなしになるように裁断位置を決定する裁断位置決定部と、を備えるので、中折りされて綴じられたシートの小口部を裁断してフチなしにする設定がなされた場合にユーザの手を煩わせることなく適切な拡大縮小倍率および裁断位置を決定できる。
本開示によるドライバおよびジョブの指示方法も同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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