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公開番号
2024172928
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090995
出願日
2023-06-01
発明の名称
画像形成装置および画像形成方法
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20241205BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】専用の反転排出機構を備えていなくともインデックス紙をスイッチバックさせてインデックス部と後処理を施す位置とを整合させ得るようにする。
【解決手段】印刷用紙の一方の面に第1の画像を形成して通過させ、通過した印刷用紙が再度通過する際に他方の面に第2の画像を形成し得る画像形成機構と、第1の画像が形成された印刷用紙をスイッチバックさせて画像形成機構へ再び導く両面搬送機構と、排出される印刷用紙の先端側または後端側に後処理を施す後処理ユニットが装着可能な後処理ユニット装着部と、印刷ジョブを制御する制御部とを備え、制御部は、少なくとも一部の印刷用紙がインデックス紙である印刷ジョブを実行する場合、後処理ユニットが印刷用紙の先端側、後端側の何れに後処理を施すものかの種別に応じて形成する画像の順序および両面搬送機構を用いて印刷用紙をスイッチバックさせるか否かを決定する画像形成装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
印刷用紙を給紙する給紙機構と、
前記印刷用紙の一方の面に第1の画像を形成してその印刷用紙を通過させ、通過した印刷用紙がスイッチバックされて再度通過する際に他方の面に第2の画像を形成し得る画像形成機構と、
前記第1の画像が形成された印刷用紙をスイッチバックさせて前記画像形成機構へ再び導く両面搬送機構と、
排出される印刷用紙の先端側または後端側に後処理を施す後処理ユニットが装着可能な後処理ユニット装着部と、
印刷ジョブを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、少なくとも一部の印刷用紙がインデックス紙であって後処理機能が設定された印刷ジョブを実行する場合、装着された前記後処理ユニットが前記印刷用紙の先端側、後端側の何れに後処理を施すものかの種別に応じて後処理の可否、形成する画像の順序および前記両面搬送機構を用いて印刷用紙をスイッチバックさせるか否かを決定する画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記インデックス紙は、インデックス部が後端の状態で給紙されるように前記給紙機構にセットされ、前記後処理ユニットが印刷用紙の後端側に後処理を施すものである場合、前記制御部は、給紙された印刷用紙に逆のページ順で画像を形成し、前記両面搬送機構でスイッチバックさせてから排出させる請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
任意で、前記画像形成機構を通過した印刷用紙をスイッチバックさせて排出させる反転排出機構を備え、
前記制御部は、前記反転排出機構の有無および前記後処理ユニットの種別に応じて形成する画像の順序、ならびに前記インデックス紙を前記両面搬送機構でスイッチバックさせるか否かを決定する請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記印刷ジョブが、インデックス紙以外の印刷用紙を含む場合、前記制御部は、インデックス紙以外の印刷用紙を含めて給紙された印刷用紙に逆のページ順で画像を形成し、前記両面搬送機構でスイッチバックさせてから排出させる請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記インデックス部が後端側にある状態で前記インデックス紙が前記画像形成機構を通過する際は画像の形成を許容するが、前記インデックス部が先端側にある状態で前記画像形成機構を通過する際は画像の形成を許容しない請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記インデックス紙以外の印刷用紙が両面搬送機構で搬送できない種類のものである場合、前記制御部は後処理不可の印刷ジョブであると判定し、後処理を実行しないようにする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記後処理がパンチである請求項1~6のいずれか一つに記載の画像形成装置。
【請求項8】
印刷ジョブを制御する制御部が、
給紙機構を用いて印刷用紙を給紙するステップと、
画像形成機構を用いて、前記印刷用紙の一方の面に第1の画像を形成して通過させるステップと、
両面搬送機構を用いて、前記第1の画像が形成された印刷用紙をスイッチバックさせて前記画像形成機構へ再び導くか否かを決定するステップと、
画像形成機構へ再び導く場合、その画像形成機構を用いて、前記印刷用紙の他方の面に第2の画像を形成するかまたは形成せずに通過させて排出するステップと、
後処理ユニットを用いて印刷用紙の先端側または後端側に後処理を施すステップと、を備え、
少なくとも一部の印刷用紙がインデックス紙であって後処理が設定された印刷ジョブを実行する場合、前記後処理ユニットが前記印刷用紙の先端側、後端側の何れに後処理を施すものかの種別に応じて、形成する画像の順序および前記両面搬送機構で印刷用紙をスイッチバックさせるか否かを決定する画像形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、少なくとも一部の印刷用紙がインデックス紙であって後処理が設定された印刷ジョブを実行する画像形成装置および画像形成方法に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
略矩形状であって一辺の一部が外側へ突出したインデックス部を有するインデックス紙が知られている。そのインデックス紙に印刷する場合、突出したインデックス部のために印刷用紙の先端位置が正確に検出できない可能性がある。そのため、インデックス部が搬送方向の後端側になるように給紙トレイにセットして印刷することが一般に行われている。一方、印刷ジョブの仕上げに係る後処理として、例えばパンチ孔をあける処理を提供するために後処理ユニットが装着可能な画像形成装置が知られている。標準装備でなくオプションとして後処理ユニットが装着可能なものも多い。後処理ユニットの中には、印刷用紙の先端側に後処理を施す(例えば、パンチ孔をあける)ものと後端側に後処理を施すものが存在する。そのような後処理の場合、印刷された画像の向きと後処理を施す位置とを整合させることが必要である。
【0003】
印刷用紙にインデックス紙を含む印刷ジョブと形成する画像との関係に関して、不要なタブ紙(インデックス紙)を再利用して用紙束を出力する場合でも、用紙束の上の方から順にタブのついた状態で出力できるようにする画像形成装置が知られている。画像形成装置は、タブ紙がセットされるタブ紙トレイと、タブを有さない出力紙がセットされる出力紙トレイとを有する。また、タブ紙トレイにセットされたタブ紙のセット状態に関するタブ紙情報を記憶する記憶部と、制御部を有する。制御部は、記憶部に記憶されているタブ紙情報と、ユーザによって指定された用紙束の綴じ位置およびタブ紙の枚数とに基づいて、画像形成順序、回転処理のオンオフ、タブ紙の反転出力のオンオフ設定を行い、タブ紙と出力使途を混在させた用紙束の出力を制御する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-061708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、後処理ユニットの中には印刷用紙の先端側に後処理を施す(例えば、パンチ孔をあける)ものと後端側に後処理を施すものの2種類が存在する。後端側に後処理を施す後処理ユニットを装着している場合、インデックス紙のインデックス部が搬送方向の先端側にあれば後端側にパンチ孔をあけることは合理的である。しかし、インデックス部が搬送方向の後端側にあるのに後端側にパンチ孔をあることは不合理である。その場合、印刷ジョブとして後処理機能を提供することができない。画像形成装置の中には印刷された用紙の表裏をスイッチバックにより反転させて後処理装置に搬送する反転排出機構を備えたものがある。しかし、反転排出機構を備えていないものも存在する。反転排出機構を備えた画像形成装置の場合は、印刷用紙の反転の有無を切り替えることで後処理装置によるパンチ等の後処理が可能となる。しかし、反転排出機構を備えていない画像形成装置は、何らかの方法でインデックス紙をスイッチバックさせる必要がある。
本開示は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、専用の反転排出機構を備えていなくともインデックス紙をスイッチバックさせてインデックス部と後処理を施す位置とを整合させ得るようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、印刷用紙を給紙する給紙機構と、前記印刷用紙の一方の面に第1の画像を形成してその印刷用紙を通過させ、通過した印刷用紙がスイッチバックされて再度通過する際に他方の面に第2の画像を形成し得る画像形成機構と、前記第1の画像が形成された印刷用紙をスイッチバックさせて前記画像形成機構へ再び導く両面搬送機構と、排出される印刷用紙の先端側または後端側に後処理を施す後処理ユニットが装着可能な後処理ユニット装着部と、印刷ジョブを制御する制御部とを備え、前記制御部は、少なくとも一部の印刷用紙がインデックス紙であって後処理機能が設定された印刷ジョブを実行する場合、装着された前記後処理ユニットが前記印刷用紙の先端側、後端側の何れに後処理を施すものかの種別に応じて後処理の可否、形成する画像の順序および前記両面搬送機構を用いて印刷用紙をスイッチバックさせるか否かを決定する画像形成装置を提供する。
【0007】
また、異なる観点から本開示は、印刷ジョブを制御する制御部が、給紙機構を用いて印刷用紙を給紙するステップと、画像形成機構を用いて、前記印刷用紙の一方の面に第1の画像を形成して通過させるステップと、両面搬送機構を用いて、前記第1の画像が形成された印刷用紙をスイッチバックさせて前記画像形成機構へ再び導くか否かを決定するステップと、画像形成機構へ再び導く場合、その画像形成機構を用いて、前記印刷用紙の他方の面に第2の画像を形成するかまたは形成せずに通過させて排出するステップと、後処理ユニットを用いて印刷用紙の先端側または後端側に後処理を施すステップと、を備え、少なくとも一部の印刷用紙がインデックス紙であって後処理が設定された印刷ジョブを実行する場合、前記後処理ユニットが前記印刷用紙の先端側、後端側の何れに後処理を施すものかの種別に応じて、形成する画像の順序および前記両面搬送機構で印刷用紙をスイッチバックさせるか否かを決定する画像形成方法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本開示による画像形成装置において、制御部は、装着された前記後処理ユニットが前記印刷用紙の先端側、後端側の何れに後処理を施すものかの種別に応じて後処理の可否、形成する画像の順序および前記両面搬送機構を用いて印刷用紙をスイッチバックさせるか否かを決定するので、専用の反転排出機構を備えていなくともインデックス紙をスイッチバックさせてインデックス部と後処理を施す位置とを整合させ得る。
本開示による画像形成方法も同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態における画像形成装置の一態様として、複合機の構成例を示すブロック図である。
図1に示す画像形成装置のスキャナ部およびエンジン部の構成例を示す概略断面図である。
図1および図2に示す画像形成装置が、印刷用紙がインデックス紙であってパンチが設定された印刷ジョブを実行する態様を示す説明図である。(後端側基準パンチ)
画像形成装置が反転排出機構を備えている場合に図3と同様の印刷ジョブを実行する態様を示す説明図である。
パンチユニットが先端側基準である場合に図3と同様の印刷ジョブを実行する態様を示す説明図である。
図3と異なる用紙搬送路の構成を有する画像形成装置であって、反転排出機構を備えている画像形成装置が図3と同様の印刷ジョブを実行する態様を示す説明図である。(後端側基準パンチ)
パンチユニットが先端側基準である場合に図6と同様の印刷ジョブを実行する態様を示す説明図である。
図1に示す制御部が、スイッチバックに係る機構および後処理位置の基準に応じて搬送経路および画像形成の順序を決定する処理の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本開示をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、本開示を限定するものと解されるべきではない。
(実施の形態1)
≪画像形成装置の構成≫
まず、この実施形態における画像形成装置について述べる。
図1は、この実施形態における画像形成装置の一態様として、複合機の構成例を示すブロック図である。図1のブロック図に示すように、画像形成装置100は、制御部10、記憶部21、操作部22、スキャナ部24および画像を形成するエンジン部30を備える。制御部10は、操作制御部11、設定管理部12、ジョブ管理部13、ジョブ実行部14、画像処理部15およびデータ制御部16、を含む。制御部10は、画像形成装置100の制御を行う。さらに、後処理ユニット70を含めた画像形成システムの制御を行う。
(【0011】以降は省略されています)
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