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公開番号2024176420
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094936
出願日2023-06-08
発明の名称超臨界流体クロマトグラフを用いた成分分離方法
出願人株式会社島津製作所,国立大学法人大阪大学
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G01N 30/02 20060101AFI20241212BHJP(測定;試験)
要約【課題】オリゴヌクレオチドを良好に分離することができる、超臨界流体クロマトグラフを用いた成分分離方法を提供する。
【解決手段】超臨界流体及びモディファイアを含む移動相中に試料を注入してカラムに導入する工程と、前記カラムを通過する間に前記試料中の成分を分離する工程と、を有する超臨界流体クロマトグラフを用いた成分分離方法であって、前記試料は、目的成分としてオリゴヌクレオチドを含み、前記超臨界流体は二酸化炭素を含み、前記モディファイアは、アンモニウム、アルキルアミン、及びアミノアルコールからなる群より選択される少なくとも1種と酸とを含む溶液を含む、超臨界流体クロマトグラフを用いた成分分離方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
超臨界流体及びモディファイアを含む移動相中に試料を注入してカラムに導入する工程と、
前記カラムを通過する間に前記試料中の成分を分離する工程と、を有する超臨界流体クロマトグラフを用いた成分分離方法であって、
前記試料は、目的成分としてオリゴヌクレオチドを含み、
前記超臨界流体は二酸化炭素を含み、
前記モディファイアは、アンモニウム、アルキルアミン、及びアミノアルコールからなる群より選択される少なくとも1種と酸とを含む溶液を含む、超臨界流体クロマトグラフを用いた成分分離方法。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記酸は、ギ酸、酢酸、及び重炭酸からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の成分分離方法。
【請求項3】
前記オリゴヌクレオチドは、塩基配列TAGCを含む、請求項1又は2に記載の成分分離方法。
【請求項4】
前記オリゴヌクレオチドは、リン酸結合部分のホスホジエステル結合の少なくとも一つがホスホロチオエート結合に置換されている、請求項1又は2に記載の成分分離方法。
【請求項5】
前記カラムは、アルキルアルコールを含む固定相を有する、請求項1又は2に記載の成分分離方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、超臨界流体クロマトグラフを用いた成分分離方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
超臨界流体クロマトグラフ(Supercritical Fluid Chromatograph、以下「SFC」とも称する)は、臨界点(臨界温度、臨界圧力)を超える温度及び圧力を有する流体(超臨界流体)を主な移動相としたクロマトグラフであり、移動相の温度及び圧力を調整することによってその溶出力を制御することができるという特徴を有している。SFCでは、温度、圧力ともに臨界点が比較的低いこと、取扱いが容易であること、廉価であることなどの理由により、超臨界流体として二酸化炭素が広く利用されている。
【0003】
非特許文献1には、SFCを用いたヒトメタボロミクスの分析方法が開示されている。特許文献1には、良好な分子識別能が発現されるSFCの固定相が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2016/152996号
【非特許文献】
【0005】
Vincent Desfontaine et al. Journal of Choromatography A, 1562, 96-107, 2018
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、オリゴヌクレオチドの分析には液体クロマトグラフ(Liquid Chromatograph、以下「LC」とも称する)や高速液体クロマトグラフ(High Performance Liquid Chromatograph、以下「HPLC」とも称する)が用いられているが分離特性が十分でない場合がある。例えば、オリゴヌクレオチドである核酸医薬では、体内安定性向上のためオリゴヌクレオチドのホスホジエステル結合に代えてホスホロチオエート結合とすることがある。ホスホロチオエート結合を含むオリゴヌクレオチドの合成過程では、一部ホスホジエステル結合に変換される類縁体が生成される場合がある。LCやHPLCでは、分子量数千のオリゴヌクレオチド中の1個~数十個の原子差を認識し、主成分と類縁体を分離することは困難である。
【0007】
本発明は、オリゴヌクレオチドを良好に分離することができる、超臨界流体クロマトグラフを用いた成分分離方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、所定のモディファイアを用いることによって、超臨界流体クロマトグラフにおいて、オリゴヌクレオチドを良好に分離することができることを見いだし、本発明を完成させた。
【0009】
本発明の第1の態様は、超臨界流体及びモディファイアを含む移動相中に試料を注入してカラムに導入する工程と、前記カラムを通過する間に前記試料中の成分を分離する工程と、を有する超臨界流体クロマトグラフを用いた成分分離方法であって、前記試料は、目的成分としてオリゴヌクレオチドを含み、前記超臨界流体は二酸化炭素を含み、前記モディファイアは、アンモニウム、アルキルアミン、及びアミノアルコールからなる群より選択される少なくとも1種と酸とを含む溶液を含む、超臨界流体クロマトグラフを用いた成分分離方法、に関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、オリゴヌクレオチドを良好に分離することができる、超臨界流体クロマトグラフを用いた成分分離方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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