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公開番号2024171448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088457
出願日2023-05-30
発明の名称重量算出装置
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社アドヴィックス
代理人個人,個人
主分類G01G 19/03 20060101AFI20241205BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両の重量を正確に算出する。
【解決手段】記憶部は、車両の走行速度を複数の速度範囲に区分した、複数の特定速度範囲を予め記憶しており、演算部は、車両の走行中、車両の走行速度、車両の加速度、及び車両の駆動力を取得することと、取得した加速度及び駆動力の組み合わせを特定速度範囲毎に区別して記憶部に記憶することと、取得した複数の加速度及び駆動力の組み合わせに基づいて、特定速度範囲毎に車両の重量を算出することと、を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
演算部と、記憶部と、を備え、
前記記憶部は、
車両の走行速度を複数の速度範囲に区分した、複数の特定速度範囲を予め記憶しており、
前記演算部は、
前記車両の走行中、前記車両の走行速度、前記車両の加速度、及び前記車両の駆動力を取得することと、
取得した前記車両の加速度及び前記車両の駆動力の組み合わせを、前記特定速度範囲毎に区別して前記記憶部に記憶することと、
取得した複数の前記車両の加速度及び前記車両の駆動力の組み合わせに基づいて、前記特定速度範囲毎に前記車両の重量を算出することと、を行う
重量算出装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記演算部は、
前記車両に対する駆動力の要求値である要求駆動力を取得することと、
前記車両に搭載されているセンサからの情報に基づいて、前記車両の実際の駆動力の推定値である推定駆動力を取得することと、
前記要求駆動力との差が予め定められた設定値以下である前記推定駆動力を対象駆動力としたとき、前記対象駆動力及び前記車両の加速度の組み合わせに基づいて、前記車両の重量を算出することと、を行う
請求項1に記載の重量算出装置。
【請求項3】
2以上の前記特定速度範囲で算出した前記車両の重量の平均値を、最終的な前記車両の重量として算出する
請求項1に記載の重量算出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、重量算出装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されている車両の制御システムは、複数の実行部と、運動マネージャと、アクチュエータと、を備えている。各実行部は、それぞれ個別のアプリケーションを実行する。運動マネージャは、複数のアプリケーションからの運動要求を受け付ける。運動マネージャは、受け付けた運動要求に基づいて、アクチュエータに対する指示値を生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-032894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような技術において運動マネージャは、アクチュエータに対する指示値を生成する上で、車両の重量を考慮することがある。この場合、運動マネージャは、積載物の重量を含めた車両の重量を算出する必要がある。ここで、車両の重量は、車両の加速度、車両の駆動力、及び車両の走行抵抗に基づいて算出できる。そして、車両の走行抵抗は、当該走行抵抗と車両の走行速度との間に存在する一律の対応関係に基づいて算出できる。しかし、車両の重量によっては、この対応関係が変わり得る。この点を考慮せずに車両の走行抵抗、ひいては車両の重量を算出すると、車両の重量を正確に算出できないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための重量算出装置は、演算部と、記憶部と、を備え、前記記憶部は、車両の走行速度を複数の速度範囲に区分した、複数の特定速度範囲を予め記憶しており、前記演算部は、前記車両の走行中、前記車両の走行速度、前記車両の加速度、及び前記車両の駆動力を取得することと、取得した前記車両の加速度及び前記車両の駆動力の組み合わせを、前記特定速度範囲毎に区別して前記記憶部に記憶することと、取得した複数の前記車両の加速度及び前記車両の駆動力の組み合わせに基づいて、前記特定速度範囲毎に前記車両の重量を算出することと、を行う。
【発明の効果】
【0006】
上記構成では、車両の重量を正確に算出できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、車両の概略構成図である。
図2は、車両の重量の算出原理を説明するグラフである。
図3は、特定速度範囲毎に車両の重量を算出する態様を表す模式図である。
図4は、車両の重量に応じた走行抵抗の違いを説明するグラフである。
図5は、重量算出処理の処理手順を表したフローチャートである。
図6は、実施形態の作用を説明するグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<車両の全体構成>
以下、重量算出装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に示すように、車両1は、実行ECU50と、統括ECU10と、複数のアクチュエータユニット70と、を備えている。なお、図1では、複数のアクチュエータユニット70のうちの1つを代表で示している。アクチュエータユニット70の一例は、パワートレインである。パワートレインは、車両1の駆動源となる内燃機関と、内燃機関のトルクを駆動輪へと伝達する伝達機構と、を備えている。内燃機関では、吸入空気と燃料とが燃焼することでクランク軸が回転する。伝達機構は、クランク軸の回転速度を変速して出力する自動変速機、左右の駆動輪の回転速度の差を許容する差動装置等を含んでいる。なお、アクチュエータユニット70の他の例として、車両1に制動力を発生させるブレーキ装置、車両1の操舵輪の舵角を調整するステアリング装置等を挙げることができる。
【0009】
実行ECU50は、処理回路を備えたコンピュータである。処理回路は、CPUと、不揮発性のメモリと、揮発性のメモリと、を備えている。不揮発性のメモリは、CPUが実行するべき処理が記述された各種のプログラムと、CPUがプログラムを実行する上で必要な各種のデータとを予め記憶している。不揮発性のメモリが記憶しているプログラムの例は、車両1の運動を制御するための複数のアプリケーション50Pである。実行ECU50は、これらのアプリケーション50Pを実行することで、実行対象のアプリケーション50Pの運動要求を出力する。アプリケーション50Pの一例は、自動で前走車に追従する機能を実現するアプリケーションである。
【0010】
統括ECU10は、処理回路15を備えたコンピュータである。処理回路15は、CPU20と、不揮発性の第1メモリ21と、揮発性の第2メモリ22と、を備えている。第1メモリ21は、CPU20が実行するべき処理が記述された各種のプログラム10Pと、CPU20がプログラム10Pを実行する上で必要な各種のデータとを予め記憶している。統括ECU10は、リアルタイムクロック17を備えている。リアルタイムクロック17は、日時の情報を生成する回路である。統括ECU10は、重量算出装置である。CPU20は、演算部である。第1メモリ21は、記憶部である。
(【0011】以降は省略されています)

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