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公開番号2024166787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083128
出願日2023-05-19
発明の名称レーダ装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01S 7/40 20060101AFI20241122BHJP(測定;試験)
要約【課題】アンテナ部の一部の性能が低下した場合でも計測を継続することができるレーダ装置を提供する。
【解決手段】送信波を出力する少なくとも2個の送信アンテナ素子TX1,TX2を備える送信部4と、送信波によって生じる反射波を受信する少なくとも2個の受信アンテナ素子RX1,RX2を備える受信部6と、を備えたアンテナ部3と、アンテナ部を制御する制御部8と、を備え、制御部8は、送信部から選択する1つの送信アンテナ素子と、受信部から選択する1つの受信アンテナ素子とを任意に組み合わせた複数の送受信チャネルにおいて送信波に対応する反射波を個別に計測し、複数の送受信チャネルのうち、反射波の受信強度が基準以下である所定送受信チャネルを抽出し、所定送受信チャネルの受信強度のレベルに応じてアンテナ部の制御内容を変更する、レーダ装置2である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
送信波を出力する少なくとも2個の送信アンテナ素子を備える送信部と、前記送信波によって生じる反射波を受信する少なくとも2個の受信アンテナ素子を備える受信部と、を備えたアンテナ部と、
前記アンテナ部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記送信部から選択する1つの前記送信アンテナ素子と、前記受信部から選択する1つの前記受信アンテナ素子とを任意に組み合わせた複数の送受信チャネルにおいて前記送信波に対応する前記反射波を個別に計測し、複数の前記送受信チャネルのうち前記反射波の受信強度が基準以下である所定送受信チャネルを抽出し、
前記所定送受信チャネルの前記受信強度のレベルに応じて前記アンテナ部の制御内容を変更する、レーダ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、受信性能を向上させるレーダ装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、レーダ装置の異常を自己診断により検出する技術が開示されている。このレーダ装置は、信号を送受信する複数のアンテナ素子を備えるアンテナ部と、アンテナ部を覆うカバー部と、アンテナ部を制御する制御部とを備えている。アンテナ部は、送信側のアンテナ素子と受信側のアンテナ素子との組み合わせにより複数のチャネルが設定されている。
【0003】
特許文献1に記載されたレーダ装置は、経年変化、アンテナ素子の一部の故障、温度変化、レドーム等のカバー部の表面に存在する付着物等の諸条件に起因して、アンテナ部の一部の受信電力の低下を検出し、異常が生じているか否かを判定している。
【0004】

【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-127910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されたレーダ装置によれば、アンテナ部に設定された各チャネルにおいて得られる受信電力や方位角等の情報の偏差を計算し、偏差が大きい場合はレーダ装置が異常であると判断している。特許文献1は、レーダ装置が異常と判断された後の計測についてまだ提案していなかった。そのため、特許文献1に記載されたレーダ装置によれば、異常と判断された後において計測を行わず、車両の運転支援が中断される虞がある。
【0007】
本発明は、アンテナ部の一部の性能が低下した場合でも計測を継続することができるレーダ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、送信波を出力する少なくとも2個の送信アンテナ素子を備える送信部と、前記送信波によって生じる反射波を受信する少なくとも2個の受信アンテナ素子を備える受信部と、を備えたアンテナ部と、前記アンテナ部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記送信部から選択する1つの前記送信アンテナ素子と、前記受信部から選択する1つの前記受信アンテナ素子とを任意に組み合わせた複数の送受信チャネルにおいて前記送信波に対応する前記反射波を個別に計測し、複数の前記送受信チャネルのうち、前記反射波の受信強度が基準以下である所定送受信チャネルを抽出し、前記所定送受信チャネルの前記受信強度のレベルに応じて前記アンテナ部の制御内容を変更する、レーダ装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、アンテナ部の一部の性能が低下した場合でも計測を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。
送受信チャネルの組み合わせの一例を示す図である。
自己診断モードにおける計測方法を示す図である。
各送受信チャネルにおける受信強度を示す図である。
複数のアンテナ素子を備えるアンテナ部の構成を示す図である。
レーダ装置において実行される自己診断モードの処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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