TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024166699
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082989
出願日
2023-05-19
発明の名称
エンジン制御方法
出願人
ヤマハ発動機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F02D
45/00 20060101AFI20241122BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】エンジンのトルクの変化を緩和させつつ、エンジンの過回転を防止するエンジン制御方法を提供する。
【解決手段】第1気筒15aと第2気筒15bを備えるエンジン11を制御するエンジン制御方法は、第1工程と第2工程と第3工程を備える。第1工程では、回転速度Aが第1基準値B1以上で、かつ、第2基準値B2未満であるとき、第1空燃比D1が理論空燃比よりもリーンになるように第1量Q1は制御され、第2空燃比D2が理論空燃比よりもリーンになるように第2量Q2は制御される。第2工程では、回転速度Aが第2基準値B2以上で、かつ、第3基準値B3未満であるとき、第1量Q1はゼロに制御され、第2空燃比D2が理論空燃比よりもリーンになるように第2量Q2は制御される。第3工程では、回転速度Aが第3基準値B3以上であるとき、第1量Q1はゼロに制御され、第2量Q2はゼロに制御される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1気筒と第2気筒を備えるエンジンを制御するエンジン制御方法であって、
前記エンジンの回転速度が第1基準値以上で、かつ、前記第1基準値よりも大きな第2基準値未満であるとき、前記第1気筒に供給される混合気の空燃比である第1空燃比が理論空燃比よりもリーンになるように前記第1気筒に供給される燃料の量である第1量を制御し、前記第2気筒に供給される混合気の空燃比である第2空燃比が前記理論空燃比よりもリーンになるように前記第2気筒に供給される燃料の量である第2量を制御する第1工程と、
前記エンジンの前記回転速度が前記第2基準値以上で、かつ、前記第2基準値よりも大きな第3基準値未満であるとき、前記第1量をゼロに制御し、前記第2空燃比が前記理論空燃比よりもリーンになるように前記第2量を制御する第2工程と、
前記エンジンの前記回転速度が前記第3基準値以上であるとき、前記第1量をゼロに制御し、前記第2量をゼロに制御する第3工程と、
を備える
エンジン制御方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のエンジン制御方法において、
前記第1工程では、前記第1空燃比が16以上で、かつ、20以下になるように前記第1量は制御され、前記第2空燃比が16以上で、かつ、20以下になるように前記第2量は制御され、
前記第2工程では、前記第2空燃比が16以上で、かつ、20以下になるように前記第2量は制御される
エンジン制御方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載のエンジン制御方法において、
前記エンジンの前記回転速度が前記第1基準値よりも小さな第4基準値以上で、かつ、前記第1基準値未満であるとき、前記第1量と前記第2量を制御する第4工程を、さらに備え、
前記第4工程では、前記第4工程の前記第1空燃比が前記第1工程の前記第1空燃比よりもリッチになるように前記第1量は制御され、前記第4工程の前記第2空燃比が前記第1工程の前記第2空燃比よりもリッチになるように前記第2量は制御される
エンジン制御方法。
【請求項4】
請求項3に記載のエンジン制御方法において、
前記第4工程では、前記第1空燃比が16未満になるように前記第1量は制御され、前記第2空燃比が16未満になるように前記第2量は制御される
エンジン制御方法。
【請求項5】
請求項3または4に記載のエンジン制御方法において、
前記第4工程では、前記第1空燃比が12以下になるように前記第1量は制御され、前記第2空燃比が12以下になるように前記第2量は制御される
エンジン制御方法。
【請求項6】
請求項3から5のいずれかに記載のエンジン制御方法において、
前記第4工程から前記第1工程に移行するとき、前記第1量は減少し、かつ、前記第2量は減少する
エンジン制御方法。
【請求項7】
請求項3から6のいずれかに記載のエンジン制御方法において、
前記第4基準値と前記第1基準値の間の差は、100rpm以下である
エンジン制御方法。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載のエンジン制御方法において、
前記第1工程では、前記第2空燃比は、前記第1空燃比と等しい
エンジン制御方法。
【請求項9】
請求項1から8のいずれかに記載のエンジン制御方法において、
前記第1工程では、前記第2量は、前記第1量と等しい
エンジン制御方法。
【請求項10】
請求項1から9のいずれかに記載のエンジン制御方法において、
前記第1基準値は、7000rpm以上である
エンジン制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジン制御方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は車両を開示する。車両は、エンジンと第1燃料噴射装置と第2燃料噴射装置を備える。エンジンは、第1気筒と第2気筒を有する。第1燃料噴射装置は、第1気筒に燃料を供給する。第2燃料噴射装置は、第2気筒に燃料を供給する。燃料が第1気筒および第2気筒において燃焼することによって、エンジンは回転し、エンジンはトルクを出力する。
【0003】
車両は、燃料カット制御装置を備える。燃料カット制御装置は、エンジンの回転速度に基づいて、第1燃料噴射装置と第2燃料噴射装置を制御する。具体的には、燃料カット制御装置は、第1工程と第2工程と第3工程を実行する。
【0004】
エンジンの回転速度が第1基準値以下であるとき、第1工程は実行される。第1工程では、燃料カット制御装置は、第1気筒への燃料の供給をカットせず、かつ、第2気筒への燃料の供給をカットしない。すなわち、第1工程では、燃料カット制御装置は、第1気筒に燃料を供給し、第2気筒に燃料を供給する。
【0005】
エンジンの回転速度が第1基準値よりも大きく、かつ、第2基準値以下のとき、第2工程は実行される。第2工程では、燃料カット制御装置は、第1気筒への燃料の供給をカットし、第2気筒への燃料の供給をカットしない。すなわち、第2工程では、燃料カット制御装置は、第1気筒への燃料の供給を停止し、第2気筒に燃料を供給する。このため、第2工程では、エンジンの回転速度を上げることは難しい。
【0006】
エンジンの回転速度が第2基準値よりも大きいとき、第3工程は実行される。第3工程では、燃料カット制御装置は、第1気筒への燃料の供給をカットし、第2気筒への燃料の供給をカットする。すなわち、第3工程では、燃料カット制御装置は、第1気筒への燃料の供給を停止し、第2気筒への燃料の供給を停止する。このため、第3工程では、エンジンの回転速度を上げることは一層難しい。
【0007】
まとめると、燃料カット制御装置は、第2工程と第3工程を備える。このため、エンジンの回転速度は過度に高くなり難い。すなわち、燃料カット制御装置は、エンジンの過回転を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開昭61-55323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1の燃料カット制御装置では、第1工程において第1気筒に供給される燃料の量と第2工程において第1気筒に供給される燃料の量の間の差は、大きい。このため、第1工程から第2工程に移行するとき、エンジンのトルクの変化は激しい。
【0010】
特許文献1の燃料カット制御装置では、第1工程から第2工程に移行するとき、第1気筒に供給される燃料の減少量は大きい。このため、第1工程から第2工程に移行するとき、エンジンのトルクの減少量は大きい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
スズキ株式会社
エンジン制御システム
5日前
トヨタ紡織株式会社
樹脂製部品
25日前
個人
アンモニアを燃焼させるシステムと方法
1か月前
株式会社SUBARU
排ガス浄化装置
1か月前
株式会社SUBARU
蒸発燃料処理装置
5日前
株式会社SUBARU
排ガス再循環装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
燃料供給装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
異音解析装置
5日前
株式会社日本ビデオセンター
エンジン
6日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
5日前
スズキ株式会社
排気再循環システムの制御装置
25日前
ダイヤゼブラ電機株式会社
内燃機関用点火装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
気体燃料供給装置
12日前
日野自動車株式会社
燃料噴射装置
27日前
フタバ産業株式会社
キャニスタ
1か月前
個人
可変吸気長ノンスロットルエンジン。
12日前
スズキ株式会社
内燃機関の気体燃料供給システム
5日前
ダイハツ工業株式会社
発電システム及び発電方法
5日前
トヨタ自動車株式会社
車両の振動低減装置
1か月前
日産自動車株式会社
内燃機関の吸気システム
26日前
ほつま工房株式会社
低温スターリングエンジンの構造詳細
1か月前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の異常判定装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
水素エンジンの制御装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
排気システム
12日前
株式会社デンソー
燃料噴射装置
1か月前
日立Astemo株式会社
エンジン制御装置
25日前
株式会社豊田自動織機
排気システム
25日前
株式会社SUBARU
制御装置
6日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
1か月前
スズキ株式会社
車両の制御装置
1か月前
株式会社デンソー
点火コイル
5日前
株式会社SUBARU
制御装置
6日前
愛三工業株式会社
燃料供給装置
6日前
株式会社豊田自動織機
車両制御装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
燃料系配管
1か月前
株式会社豊田自動織機
エンジンシステム
5日前
続きを見る
他の特許を見る