TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024166567
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082749
出願日
2023-05-19
発明の名称
電池システム、及び電池システムの充放電制御方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
H02J
3/32 20060101AFI20241122BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】拘束治具にかかる荷重の増加を抑制できる電池システム、及び電池システムの充放電制御方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る電池システム100は、共通の電力系統1に並列接続された複数の電池ユニット10-Nと、制御部6とを備える。各電池ユニット10-Nは、リレー2-N、電流センサ4-N、及び電池パック5-Nを備える。リレー2-N、及び電流センサ4-Nは、電池パック5-Nと電力系統との間に配置される。制御部6は、各電池ユニット10-Nの電流センサ4-Nがそれぞれ計測した電流値を用いて算出された各電池ユニット10-Nの総放電積算量が所定値EN以上であるか否かを判定する。制御部6は、総放電積算量が所定値EN以上であると判定された電池ユニット10-Nのリレー2-Nを閉じることによって、判定された電池ユニット10-Nの電池パック5-Nの充放電を禁止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
共通の電力系統に並列接続された複数の電池ユニットと、制御部と、を備えた電池システムであって、
各電池ユニットは、リレー、電流センサ、及び電池パックを備え、
前記リレー、及び前記電流センサは、前記電池パックと前記電力系統との間に配置され、
前記電池パックは、拘束治具に拘束され、
前記制御部は、前記各電池ユニットの前記電流センサがそれぞれ計測した電流値を用いて算出された前記各電池ユニットの総放電積算量が所定値以上であるか否かを判定し、
前記制御部は、総放電積算量が所定値以上であると判定された電池ユニットのリレーを閉じることによって、前記判定された電池ユニットの電池パックの充放電を禁止する、
電池システム。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記所定値は、前記拘束治具が破断するために要する荷重値を用いて、決定する、
請求項1に記載の電池システム。
【請求項3】
共通の電力系統に並列接続された複数の電池ユニットと、制御部と、を備えた電池システムの充放電制御方法であって、
各電池ユニットは、リレー、電流センサ、及び電池パックを備え、
前記リレー、及び前記電流センサは、前記電池パックと前記電力系統との間に配置され、
前記電池パックは、拘束治具に拘束され、
前記各電池ユニットの前記電流センサがそれぞれ計測した電流値を用いて算出された前記各電池ユニットの総放電積算量が所定値以上であるか否かを判定するステップと、
前記総放電積算量が所定値以上であると判定された電池ユニットのリレーを閉じることによって、前記判定された電池ユニットの電池パックの充放電を禁止するステップと、を備える、
電池システムの充放電制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は電池システム、及び電池システムの充放電制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、共通の電力系統に並列に接続された複数個の電池ユニットと、電力調整器とを備えた蓄電システムが開示されている。詳細には、電池ユニットには、インバータ及びセンサユニットが接続される。インバータは、電池ユニットと電力系統との間に配置される。センサユニットは、電池ユニットの状態を検出し、検出した電池ユニットの状態に関する信号を電力調整器に送る機能を有する。電力調整器は、電池ユニット間の劣化状態の違いを減らすようにそれぞれの電池ユニットの充放電を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-115968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者等は、以下の技術的な課題を発見した。
このような蓄電システムにおいて、複数個の電池ユニットはそれぞれ拘束治具によって拘束されることがある。また、複数個の電池ユニットの一部は、充放電の観点から好ましい温度よりも高い温度を有することによって、劣化し得る場合がある。このような場合、電力調整器は、その劣化を抑えるため、その電池ユニットの一部の通電量を低減させつつ、その複数個の電池ユニットの残部のうち、温度の低い電池ユニットの通電量を増大させる。その結果、その温度の低い電池ユニットに負荷が集中する。これによって、電池ユニットの電池が膨張して、拘束治具にかかる荷重が増加する。
【0005】
本開示は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、拘束治具にかかる荷重の増加を抑制することができる電池システム、及び電池システムの充放電制御方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る電池システムは、
共通の電力系統に並列接続された複数の電池ユニットと、制御部と、を備えた電池システムであって、
各電池ユニットは、リレー、電流センサ、及び電池パックを備え、
前記リレー、及び前記電流センサは、前記電池パックと前記電力系統との間に配置され、
前記電池パックは、拘束治具に拘束され、
前記制御部は、前記各電池ユニットの前記電流センサがそれぞれ計測した電流値を用いて算出された前記各電池ユニットの総放電積算量が所定値以上であるか否かを判定し、
前記制御部は、総放電積算量が所定値以上であると判定された電池ユニットのリレーを閉じることによって、前記判定された電池ユニットの電池パックの充放電を禁止する。
【0007】
また、上述した電池システムにおいて、前記所定値は、前記拘束治具が破断するために要する荷重値を用いて、決定してもよい。
【0008】
本開示に係る電池システムの充放電制御方法は、
共通の電力系統に並列接続された複数の電池ユニットと、制御部と、を備えた電池システムの充放電制御方法であって、
各電池ユニットは、リレー、電流センサ、及び電池パックを備え、
前記リレー、及び前記電流センサは、前記電池パックと前記電力系統との間に配置され、
前記電池パックは、拘束治具に拘束され、
前記各電池ユニットの前記電流センサがそれぞれ計測した電流値を用いて算出された前記各電池ユニットの総放電積算量が所定値以上であるか否かを判定するステップと、
前記総放電積算量が所定値以上であると判定された電池ユニットのリレーを閉じることによって、前記判定された電池ユニットの電池パックの充放電を禁止するステップと、を備える。
【0009】
このような構成によれば、総放電積算量が所定値以上である特定の電池ユニットの充放電を停止させる。そのため、特定の電池ユニットの膨張を抑制し、拘束治具にかかる荷重の増加を抑制する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、拘束治具にかかる荷重の増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
恒久電源開発の装置
17日前
キヤノン株式会社
電源装置
10日前
株式会社竹中工務店
避雷設備
10日前
トヨタ自動車株式会社
充電装置
19日前
ダイハツ工業株式会社
溶接装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
充電方法
3日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
17日前
サンデン株式会社
モータ制御装置
17日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
17日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
17日前
新電元工業株式会社
充電装置
3日前
因幡電機産業株式会社
充電システム
17日前
株式会社エスイー
上載物の支持装置
10日前
AGC株式会社
太陽電池モジュール
10日前
矢崎総業株式会社
電池切替装置
19日前
ダイハツ工業株式会社
絶縁紙成型装置
13日前
三菱電機株式会社
回転子および電動機
10日前
住友金属鉱山株式会社
遮熱装置
4日前
株式会社IJTT
オイル冷却装置
17日前
多摩川精機株式会社
逆起電圧可変モータ
12日前
三菱電機株式会社
束線器具
20日前
住友重機械工業株式会社
回転電機
13日前
スズキ株式会社
車両用モータ構造
17日前
株式会社ジェイテクト
モータ装置
6日前
株式会社ゲットクリーンエナジー
発電機
10日前
日産自動車株式会社
光電変換装置
10日前
ヤマハ発動機株式会社
電力変換装置
12日前
ヤマハ発動機株式会社
電力変換装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
積層鋼板の製造方法
12日前
ニチコン株式会社
電源回路
18日前
トヨタ自動車株式会社
積層鋼板の製造方法
17日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
6日前
コーセル株式会社
電源装置及びその制御方法
10日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
20日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
17日前
大和化成工業株式会社
結束部材
3日前
続きを見る
他の特許を見る