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公開番号2024165308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081408
出願日2023-05-17
発明の名称転がり軸受
出願人日本精工株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16C 33/58 20060101AFI20241121BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ハウジングと外輪の端面との間において電気的な絶縁を確保しつつ、外輪にクリープが発生するのを抑制することができる転がり軸受を提供する。
【解決手段】転がり軸受1は、内輪2と、径方向における外側の外周面32、及び軸方向における一方の側の第1端面33を有する外輪3と、内輪2と外輪3との間に配置された複数の転動体4と、軸方向における一方の側の表面6aを有し、外輪3の第1端面33上において周方向に延在している環状の第1絶縁部材6と、を備える。周方向における第1絶縁部材6の表面6aの静止摩擦係数は、周方向における外輪3の第1端面33の静止摩擦係数よりも大きい。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
内輪と、
径方向における外側の外周面、及び軸方向における一方の側の端面を有する外輪と、
前記内輪と前記外輪との間に配置された複数の転動体と、
前記軸方向における前記一方の側の第1表面を有し、前記外輪の前記端面上において周方向に延在している環状の第1絶縁部材と、を備え、
前記周方向における前記第1絶縁部材の前記第1表面の静止摩擦係数は、前記周方向における前記外輪の前記端面の静止摩擦係数よりも大きい、転がり軸受。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記第1絶縁部材は、前記軸方向から見た場合に前記外輪の前記端面に含まれている、請求項1に記載の転がり軸受。
【請求項3】
前記第1絶縁部材は、前記外輪の前記端面に接着されている、請求項1に記載の転がり軸受。
【請求項4】
前記第1絶縁部材は、絶縁ペーパーによって形成されたシート状の部材である、請求項1に記載の転がり軸受。
【請求項5】
前記径方向における前記外側の第2表面を有し、前記外輪の前記外周面上において前記周方向に延在している環状の第2絶縁部材を更に備え、
前記周方向における前記第2絶縁部材の前記第2表面の静止摩擦係数は、前記周方向における前記外輪の前記外周面の静止摩擦係数よりも大きい、請求項1に記載の転がり軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、転がり軸受に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電食の発生を抑制するためにハウジングと外輪とを電気的に絶縁するように構成された転がり軸受として、径方向における外側の外周面、及び軸方向における一方の側の端面を有する外輪と、外輪の端面を覆う絶縁ワッシャと、を備える転がり軸受が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-76227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述したような転がり軸受では、外輪にクリープが発生し、転がり軸受及び/又はハウジングに摩耗等の不具合が発生するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、ハウジングと外輪の端面との間において電気的な絶縁を確保しつつ、外輪にクリープが発生するのを抑制することができる転がり軸受を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の転がり軸受は、[1]「内輪と、径方向における外側の外周面、及び軸方向における一方の側の端面を有する外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置された複数の転動体と、前記軸方向における前記一方の側の第1表面を有し、前記外輪の前記端面上において周方向に延在している環状の第1絶縁部材と、を備え、前記周方向における前記第1絶縁部材の前記第1表面の静止摩擦係数は、前記周方向における前記外輪の前記端面の静止摩擦係数よりも大きい、転がり軸受」である。
【0007】
上記[1]に記載の転がり軸受では、周方向に延在している環状の第1絶縁部材が外輪の端面上に配置されている。これにより、ハウジングと外輪の端面との間において電気的な絶縁を確保することができる。更に、上記[1]に記載の転がり軸受では、周方向における第1絶縁部材の第1表面の静止摩擦係数が、周方向における外輪の端面の静止摩擦係数よりも大きい。これにより、第1絶縁部材の第1表面をハウジングの表面に接触させれば、外輪の端面をハウジングの表面に接触させる場合に比べ、外輪にクリープが発生するのを抑制することができる。よって、上記[1]に記載の転がり軸受によれば、ハウジングと外輪の端面との間において電気的な絶縁を確保しつつ、外輪にクリープが発生するのを抑制することができる。
【0008】
本発明の転がり軸受は、[2]「前記第1絶縁部材は、前記軸方向から見た場合に前記外輪の前記端面に含まれている、上記[1]に記載の転がり軸受」であってもよい。当該[2]に記載の転がり軸受によれば、ハウジングの表面に接触させられた第1絶縁部材の第1表面に作用する力を安定化させることができるため、外輪にクリープが発生するのをより確実に抑制することができる。
【0009】
本発明の転がり軸受は、[3]「前記第1絶縁部材は、前記外輪の前記端面に接着されている、上記[1]又は[2]に記載の転がり軸受」であってもよい。当該[3]に記載の転がり軸受によれば、外輪の端面と第1絶縁部材との間において滑りが発生するのを抑制することができる。
【0010】
本発明の転がり軸受は、[4]「前記第1絶縁部材は、絶縁ペーパーによって形成されたシート状の部材である、上記[1]~[3]いずれか一つに記載の転がり軸受」であってもよい。当該[4]に記載の転がり軸受によれば、電気的な絶縁性、及び第1表面の静止摩擦係数を十分に確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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