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公開番号
2024164506
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023080022
出願日
2023-05-15
発明の名称
炭化珪素半導体装置及びその製造方法
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
29/78 20060101AFI20241120BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】デバイス設計の自由度が低下するのが抑制されたSiC半導体装置を提供する。
【解決手段】
4H構造の炭化珪素を含む第1炭化珪素層14と、第1炭化珪素層の上面に積層され、且つ3C構造の炭化珪素を含む第2炭化珪素層15と、第1炭化珪素層に設けられた第1導電型のドリフト層2と、第1炭化珪素層において、ドリフト層の上面側に設けられた第2導電型のベース領域82a,82bと、下面がベース領域に接し且つ第1炭化珪素層に設けられたソース拡張領域61a,61b及び下面がソース拡張領域に接し且つ第2炭化珪素層に設けられたソースコンタクト領域62a,62bを有する第1導電型の主領域6a,6bと、主領域及びベース領域を貫通するトレンチ7aの内側に設けられたゲート絶縁膜7bと、トレンチの内側にゲート絶縁膜を介して埋め込まれたゲート電極7cと、ソースコンタクト領域に接して設けられた主電極(11,12)とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
4H構造の炭化珪素を含む第1炭化珪素層と、
前記第1炭化珪素層の上面に積層され、且つ3C構造の炭化珪素を含む第2炭化珪素層と、
前記第1炭化珪素層に設けられた第1導電型のドリフト層と、
前記第1炭化珪素層において、前記ドリフト層の上面側に設けられた第2導電型のベース領域と、
下面が前記ベース領域に接し且つ前記第1炭化珪素層に設けられたソース拡張領域及び下面が前記ソース拡張領域に接し且つ前記第2炭化珪素層に設けられたソースコンタクト領域を有する第1導電型の主領域と、
前記主領域及び前記ベース領域を貫通するトレンチの内側に設けられたゲート絶縁膜と、
前記トレンチの内側に前記ゲート絶縁膜を介して埋め込まれたゲート電極と、
前記ソースコンタクト領域に接して設けられた主電極と、
を備えた、炭化珪素半導体装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記ゲート電極の前記ゲート絶縁膜に接する位置の上面は、前記第2炭化珪素層と前記第1炭化珪素層との境界面より深い位置にある、請求項1に記載の炭化珪素半導体装置。
【請求項3】
前記ソース拡張領域と前記ソースコンタクト領域との間は、前記第1炭化珪素層と前記第2炭化珪素層との境界面により画されている、請求項1又は2に記載の炭化珪素半導体装置。
【請求項4】
前記ゲート電極の前記ゲート絶縁膜に接する位置の上面は、前記ソース拡張領域の下面より浅い位置にある、請求項1又は2に記載の炭化珪素半導体装置。
【請求項5】
前記第2炭化珪素層の厚みは、0.2μm以上、0.5μm以下である、請求項1又は2に記載の炭化珪素半導体装置。
【請求項6】
前記第2炭化珪素層に含まれる3C構造の炭化珪素の割合は、10パーセント以上、100パーセント以下である、請求項1又は2に記載の炭化珪素半導体装置。
【請求項7】
前記第2炭化珪素層に設けられた第2導電型のベースコンタクト領域を備え、
前記ベースコンタクト領域は、側面が前記主領域に接し、上面が前記主電極に接し、且つ、深さ方向に沿った寸法が前記ソースコンタクト領域と同じである、請求項1又は2に記載の炭化珪素半導体装置。
【請求項8】
活性部と、平面視で前記活性部の周囲を囲んで設けられた耐圧構造部とを備え、
前記第2炭化珪素層は、前記活性部と前記耐圧構造部とに亘って前記第1炭化珪素層の上面に積層され、
前記ベース領域、前記主領域、及び前記トレンチは、前記活性部に設けられている、請求項1又は2に記載の炭化珪素半導体装置。
【請求項9】
前記耐圧構造部において深さ方向に前記第2炭化珪素層と前記第1炭化珪素層とに亘って設けられ、且つ第2導電型の炭化珪素からなる電界緩和領域を備える、請求項8に記載の炭化珪素半導体装置。
【請求項10】
4H構造の炭化珪素を含み且つ第1導電型のドリフト層を含む第1炭化珪素層を形成する工程と、
3C構造の炭化珪素を含む第2炭化珪素層を、前記第1炭化珪素層の上面に積層する工程と、
前記第1炭化珪素層において、前記ドリフト層の上面側に第2導電型のベース領域を形成する工程と、
前記第1炭化珪素層及び前記第2炭化珪素層に亘って、ソース拡張領域及びソースコンタクト領域の積層構造を有し且つ第1導電型の主領域を形成する工程と、
前記主領域及び前記主領域の下面側に位置する前記ベース領域を貫通するトレンチを形成する工程と、
前記トレンチの内側に、ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
前記ソースコンタクト領域の上面に接するように主電極を形成する工程と、
を含み、
前記主領域を形成する工程において、前記第1炭化珪素層に前記ソース拡張領域を形成し、前記第2炭化珪素層に前記ソースコンタクト領域を形成する、
炭化珪素半導体装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、炭化珪素(SiC)を用いたSiC半導体装置及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、六方晶単結晶の炭化珪素基板にリンをイオン注入することでアモルファス層を形成し、熱処理することでアモルファス層を立方晶単結晶のn型炭化珪素に再結晶化させ、n型炭化珪素の上面にニッケルを蒸着することで電極を形成する半導体装置が開示されている。
【0003】
特許文献2には、4H-SiCからなるn
+
型SiCの第1主面上に形成させたn
-
型エピタキシャル成長層内において、n
+
型ソース領域と、n
+
型ソース領域内に形成されたn
+
型3C-SiC領域及びp
+
型電位固定領域とを有し、n
+
型3C-SiC領域及びp
+
型電位固定領域と接してバリアメタル膜が形成され、バリアメタル膜上にソース配線用電極が形成される半導体装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-49198号公報
国際公開第2017/042963号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
3C-SiC領域と4H-SiC領域との境界が曖昧になると、デバイス設計の自由度が低下する可能性があった。
【0006】
本開示は、上記課題を鑑み、デバイス設計の自由度が低下するのが抑制されたSiC半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示の一態様は、4H構造の炭化珪素を含む第1炭化珪素層と、第1炭化珪素層の上面に積層され、且つ3C構造の炭化珪素を含む第2炭化珪素層と、第1炭化珪素層に設けられた第1導電型のドリフト層と、第1炭化珪素層において、ドリフト層の上面側に設けられた第2導電型のベース領域と、下面がベース領域に接し且つ第1炭化珪素層に設けられたソース拡張領域及び下面がソース拡張領域に接し且つ第2炭化珪素層に設けられたソースコンタクト領域を有する第1導電型の主領域と、主領域及びベース領域を貫通するトレンチの内側に設けられたゲート絶縁膜と、トレンチの内側にゲート絶縁膜を介して埋め込まれたゲート電極と、ソースコンタクト領域に接して設けられた主電極と、を備えたSiC半導体装置であることを要旨とする。
【0008】
上記目的を達成するために、本開示の他の態様は、4H構造の炭化珪素を含み且つ第1導電型のドリフト層を含む第1炭化珪素層を形成する工程と、3C構造の炭化珪素を含む第2炭化珪素層を、第1炭化珪素層の上面に積層する工程と、第1炭化珪素層において、ドリフト層の上面側に第2導電型のベース領域を形成する工程と、第1炭化珪素層及び第2炭化珪素層に亘って、ソース拡張領域及びソースコンタクト領域の積層構造を有し且つ第1導電型の主領域を形成する工程と、主領域及び主領域の下面側に位置するベース領域を貫通するトレンチを形成する工程と、トレンチの内側に、ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、ソースコンタクト領域の上面に接するように主電極を形成する工程と、を含み、主領域を形成する工程において、第1炭化珪素層にソース拡張領域を形成し、第2炭化珪素層にソースコンタクト領域を形成する、SiC半導体装置の製造方法であることを要旨とする。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、デバイス設計の自由度が低下するのが抑制されたSiC半導体装置及びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係るSiC半導体装置の一例を示す平面概略図である。
図1のA-A切断線に沿って断面視した時の断面構成を示す縦断面図である。
図2中の領域Bを拡大した断面概略図である。
比較例に係るSiC半導体装置の断面概略図である。
第1実施形態に係るSiC半導体装置の製造方法の一例を説明するための断面概略図である。
第1実施形態に係るSiC半導体装置の製造方法の一例を説明するための図5に引き続く断面概略図である。
第1実施形態に係るSiC半導体装置の製造方法の一例を説明するための図6に引き続く断面概略図である。
第1実施形態に係るSiC半導体装置の製造方法の一例を説明するための図7に引き続く断面概略図である。
第1実施形態に係るSiC半導体装置の製造方法の一例を説明するための図8に引き続く断面概略図である。
第1実施形態に係るSiC半導体装置の製造方法の一例を説明するための図9に引き続く断面概略図である。
第1実施形態に係るSiC半導体装置の製造方法の一例を説明するための図10に引き続く断面概略図である。
第1実施形態に係るSiC半導体装置の製造方法の一例を説明するための図11に引き続く断面概略図である。
第1実施形態に係るSiC半導体装置の製造方法の一例を説明するための図12に引き続く断面概略図である。
第1実施形態に係るSiC半導体装置の製造方法の一例を説明するための図13に引き続く断面概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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