TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024164091
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-26
出願番号2024135783,2023019698
出願日2024-08-15,2017-03-08
発明の名称防災システム及び火災検知器
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20241119BHJP(信号)
要約【課題】感度試験や汚れ試験で判断できない火災検知器の異常を監視して動作不良を起こす前に知らせることを可能とする。
【解決手段】火災検知器12は、異常判定部として機能する劣化試験部86により機能構成部の劣化異常を判定して劣化試験部86で判定された劣化異常の判定結果を送信し、火災検知器12を設けた防災システムは、劣化試験部86で判定された劣化異常を報知する。劣化試験部86は、感度試験時及び汚れ試験時に、受光センサとなるセンサ部64、68の検出感度に関する情報及び透光性窓50L、50Rの汚れに関する情報の何れとも異なる情報であって当該機能構成部の動作に係る電圧又は電流に関する情報を取得して劣化異常を判定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
検知エリアの火災からの光エネルギーを受光センサで検出する火災検知器を設けた防災システムであって、
異常判定部により前記火災検知器を構成する機能構成部の故障状態である故障異常に至る以前の劣化状態と認められる前記機能構成部の劣化異常を判定して前記異常判定部で判定された前記劣化異常を報知し、
前記異常判定部は、前記受光センサの検出感度を試験する感度試験時及び前記感度試験とは異なる試験であって外部からの前記光エネルギーが前記受光センサに入射する際に通過する透光性窓の汚れを監視する汚れ試験時に、前記受光センサの検出感度に関する情報及び透光性窓の汚れに関する情報の何れとも異なる情報であって当該機能構成部の動作に係る電圧又は電流に関する情報を取得し、前記電圧又は電流に関する情報に基づいて前記劣化異常を判定することを特徴とする防災システム。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
検知エリアの火災からの光エネルギーを受光センサで検出する火災検知器であって、
異常判定部により前記火災検知器を構成する機能構成部の故障状態である故障異常に至る以前の劣化状態と認められる前記機能構成部の劣化異常を判定して前記異常判定部で判定された前記劣化異常の判定結果を送信し、
前記異常判定部は、前記受光センサの検出感度を試験する感度試験時及び前記感度試験とは異なる試験であって外部からの前記光エネルギーが前記受光センサに入射する際に通過する透光性窓の汚れを監視する汚れ試験時に、前記受光センサの検出感度に関する情報及び透光性窓の汚れに関する情報の何れとも異なる情報であって当該機能構成部の動作に係る電圧又は電流に関する情報を取得し、前記電圧又は電流に関する情報に基づいて前記劣化異常を判定することを特徴とする火災検知器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検知エリアの火災を検出する火災検知器を設けた防災システム及びその火災検知器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車専用道路等のトンネルには、トンネル内で発生する火災事故から人身及び車両等を守るため、火災を監視する火災検知器が設置され、防災受信盤から引き出された信号線に接続されている。
【0003】
火災検知器は左右の両方向に検出エリアを持ち、トンネルの長手方向に沿って、隣接して配置される火災検知器との検出エリアが相互補完的に重なるように、例えば、25m間隔、或いは50m間隔で連続的に配置されている。
【0004】
また、火災検知器は透光性窓を介してトンネル内で発生する火災炎からの放射線、たとえば赤外線を監視しており、炎の監視機能を維持するために、受光素子の感度を監視するための感度試験や透光性窓の汚れを監視するための汚れ試験を行っている。
【0005】
受光素子の感度試験は、防災受信盤から定期的に送信される試験信号を受信した場合に、疑似的な炎からの光に相当する試験光を試験用光源から受光素子に入射して受光感度を検出し、受光感度が所定の閾値感度に低下するまでは、検出感度の逆数となる補正値で受光値を補正し、検出感度が所定の感度閾値に低下して補正が不可能となった場合には、受光素子の故障信号を防災受信盤に送信してセンサ故障警報を出力させている。また、感度閾値に対しそれより高い予告感度閾値を設定し、検出感度が予告感度閾値を下回った場合には感度異常の予告警報を出力させている。
【0006】
透光性窓の汚れ試験は、防災受信盤から定期的に送信される試験信号を受信した場合に、火災検知器の外側に設けられた試験光源から試験光を透光性窓に入射し、受光素子で受光して減光率を求め、減光率が所定の汚れ閾値を超えた場合に汚れ異常信号を防災受信盤に送信して汚れ警報を出力させている。また、汚れ閾値に対しそれより低い予告汚れ閾値を設定し、減光率が汚れ予告閾値を超えた場合に汚れ異常の予告警報を出力させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平6-325271号公報
特開2002-246962号公報
特開平11-128381号公報
特開2014-026446号公報
特開2000-315285号公報
特開2007-249520号公報
特許第5302086号公報
特開2013-246552号公報
特開2000-035818号公報
特開2001-236577号公報
特開2014-149866号公報
【発明の概要】
【0008】
しかしながら、このような従来の火災検知器の試験にあっては、落雷等による受光素子及びその信号処理回路の故障や透光性窓の汚れ以外の障害を検知することができず、運用期間が長くなった場合、感度試験によるセンサ故障や汚れ試験による汚れ異常が検出されることなく正常に運用されていると思われる状態で、突然、火災検知器が動作不良を起こす事態が度々発生しており、トンネル防災システムの信頼性を確保できないおそれがある。
【0009】
本発明は、感度試験や汚れ試験で判断できない火災検知器の異常を監視して動作不良を起こす前に報知可能とする防災システム及びその火災検知器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(防災システム)
本発明は、検知エリアの火災からの光エネルギーを受光センサで検出する火災検知器を設けた防災システムであって、
異常判定部により火災検知器を構成する機能構成部の故障状態である故障異常に至る以前の劣化状態と認められる機能構成部の劣化異常を判定して異常判定部で判定された劣化異常を報知し、
異常判定部は、受光センサの検出感度を試験する感度試験時及び感度試験とは異なる試験であって外部からの光エネルギーが受光センサに入射する際に通過する透光性窓の汚れを監視する汚れ試験時に、受光センサの検出感度に関する情報及び透光性窓の汚れに関する情報の何れとも異なる情報であって当該機能構成部の動作に係る電圧又は電流に関する情報を取得し、電圧又は電流に関する情報に基づいて劣化異常を判定することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ホーチキ株式会社
消火栓装置
1か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
25日前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
1か月前
ホーチキ株式会社
ヒューズ保護装置及びこれを備えた火災受信機
23日前
ホーチキ株式会社
火災検出システム、マーカ位置特定方法、及びプログラム
23日前
ホーチキ株式会社
火災受信機
1か月前
ホーチキ株式会社
画像生成装置、画像生成方法、プログラム、及び画像生成システム
24日前
ホーチキ株式会社
防災システム及び火災検知器
5日前
ホーチキ株式会社
防災システム及び火災検知器
5日前
個人
火器使用警報装置
1か月前
大阪瓦斯株式会社
警報装置
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
ホーチキ株式会社
通報システム
1か月前
アズビル株式会社
測定システム
23日前
株式会社大林組
誘導装置
1か月前
株式会社SUBARU
車載装置
1か月前
ニッタン株式会社
煙感知器
1か月前
株式会社小糸製作所
転倒検知装置
1か月前
株式会社SUBARU
運転支援装置
1か月前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
1か月前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
1か月前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
1か月前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
1か月前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
1か月前
綜合警備保障株式会社
警備システム
1か月前
日本信号株式会社
情報提供システム
25日前
日本無線株式会社
人物探索システム
3日前
株式会社ブリッツ
車両情報処理装置
1か月前
京セラ株式会社
案内システム及び案内方法
3日前
株式会社CCT
監視装置及び監視方法
1か月前
個人
安全に飛び乗りが可能な低速自動運転車
11日前
ニッタン株式会社
火災感知端末
1か月前
トヨタ自動車株式会社
通信装置
1か月前
ニッタン株式会社
火災感知端末
1か月前
トヨタ車体株式会社
運転支援装置
1か月前
株式会社F2Fグループ
疲労度判定方法
10日前
続きを見る