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公開番号2024163706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079548
出願日2023-05-12
発明の名称オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法
出願人三井化学株式会社,株式会社プライムポリマー
代理人弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類C08F 4/654 20060101AFI20241115BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】高立体規則性を有し、かつ、流動性の高いポリオレフィンを製造するために使用可能な触媒、および、該触媒を用いたポリオレフィンの製造方法を提供する。
【解決手段】マグネシウム、チタン、ハロゲンおよび電子供与体を含有する固体状チタン触媒成分[A]と、有機金属化合物触媒成分[B]と、下記式(1)で示される有機化合物[C]とを含むオレフィン重合用触媒[I]。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024163706000011.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">47</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">161</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、R1~R8は、水素であり、R9~R10は、エチル基である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
マグネシウム、チタン、ハロゲンおよび電子供与体を含有する固体状チタン触媒成分[A]と、
有機金属化合物触媒成分[B]と、
下記式(1)で示される有機化合物[C]
とを含むオレフィン重合用触媒[I]。
TIFF
2024163706000008.tif
47
164
(式中、R
1
~R
8
は、水素であり、R
9
~R
10
は、エチル基である。)
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
マグネシウム、チタン、ハロゲンおよび電子供与体を含有する固体状チタン触媒成分[A]と、
有機金属化合物触媒成分[B]と、
下記式(1)で表わされる有機化合物[C]
とを含む触媒に、オレフィンが予備重合されてなるオレフィン重合用触媒[II]。
TIFF
2024163706000009.tif
47
165
(式中、R
1
~R
8
は、水素であり、R
9
~R
10
は、エチル基である。)
【請求項3】
マグネシウム、チタン、ハロゲンおよび電子供与体を含有する固体状チタン触媒成分[A]と、有機金属化合物触媒成分[B]とに、オレフィンが予備重合されてなる予備重合触媒成分[P
AB
]と、
下記式(1)で表わされる有機化合物[C]
とを含むオレフィン重合用触媒[III]。
TIFF
2024163706000010.tif
47
161
(式中、R
1
~R
8
は、水素であり、R
9
~R
10
は、エチル基である。)
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のオレフィン重合用触媒の存在下で、オレフィンを重合あるいは共重合させることを特徴とするオレフィンの重合方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポリオレフィン製造用触媒として、チタン触媒成分と有機アルミニウム化合物とからなるチーグラー・ナッタ触媒が広く用いられている。
【0003】
特に、ポリプロピレンなどの高立体規則性ポリオレフィンを製造する際には、通常、内部ドナー(内部電子供与体)を含む固体状チタン触媒成分と、有機アルミニウム化合物と、外部ドナー(外部電子供与体)とからなる触媒が用いられている。例えば、内部ドナーとしてカルボン酸エステル類を含む塩化マグネシウム担持型固体状チタン触媒と、有機アルミニウム化合物と、外部ドナーとしての有機ケイ素化合物とからなるオレフィン重合用触媒が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
【0004】
しかしながら、上記のような固体状チタン触媒成分を含む触媒を用いてオレフィンを重合させると、いわゆる「剰余チタン化合物」により、高立体規則性ポリオレフィンとともに立体規則性の低いポリオレフィンも副生されるという問題点があった(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平08-003215号公報
特開平08-143620号公報
特開昭59-124909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、自動車業界では環境に配慮した低燃費車の開発が盛んに行われており、自動車材料の分野においても軽量化を目的とした材料の樹脂化やさらなる薄肉化が求められている。このため、バンパー材をはじめとする自動車材料として数多くの実績があるプロピレン系材料などのオレフィン系材料における改善の期待は大きく、例えば、高立体規則性と高流動性を有するプロピレン系重合体は、高剛性と高耐熱性を有し、かつ、成形性が良好な重合体として期待されている。このようなニーズがあることから、高立体規則性を有し、かつ、流動性の高いポリオレフィンを製造できる触媒が望まれている。
【0007】
本発明は、高立体規則性を有し、かつ、流動性の高いポリオレフィンを製造するために使用可能な触媒、および、該触媒を用いたポリオレフィンの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者が研究を進めた結果、下記構成例によれば、前記課題を解決できることを見出した。本発明の構成例は、以下の[1]~[4]に示す通りである。
なお、本明細書では、数値範囲を示す「A~B」は、A以上B以下を示す。
また、本発明において「重合」という語は、単独重合のみならずランダム共重合またはブロック共重合を包含した意味で用いられることがあり、また「重合体」という語は、単独重合体のみならずランダム共重合体またはブロック共重合体を包含した意味で用いられることがある。
【0009】
[1] マグネシウム、チタン、ハロゲンおよび電子供与体を含有する固体状チタン触媒成分[A]と、
有機金属化合物触媒成分[B]と、
下記式(1)で示される有機化合物[C]
とを含むオレフィン重合用触媒[I]。
【0010】
TIFF
2024163706000001.tif
48
162
(式中、R
1
~R
8
は、水素であり、R
9
~R
10
は、エチル基である。)
(【0011】以降は省略されています)

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