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公開番号
2024157817
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072412
出願日
2023-04-26
発明の名称
バーナ用燃料制御装置およびバーナ用燃料制御方法
出願人
CKD株式会社
,
東京瓦斯株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
F23K
5/00 20060101AFI20241031BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】フレームアレスタを用いずに、逆火の発生を防止することが可能なバーナ用燃料制御装置およびバーナ用燃料制御方法を提供すること。
【解決手段】バーナ5に、水素ガスまたは窒素ガスを供給する供給ラインL11が接続されていること、供給ラインL11に、第1弁装置2と、第1弁装置2の下流側の第2弁装置3と、が配設されていること、第1弁装置2は、水素ガスの供給源7に接続された第1入力ポート23と、窒素ガスの供給源8に接続された第2入力ポート24と、出力ポート25と、を備え、出力ポート25から水素ガスを出力する第1状態と、出力ポート25から窒素ガスを出力する第2状態と、を切替可能な三方弁であること、第2弁装置3は、供給ラインL11を開放する開弁状態と、供給ラインL11を遮断する閉弁状態と、を切替可能な開閉弁であること。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料を燃焼するバーナに、前記燃料または不活性ガスを選択的に供給するバーナ用燃料制御装置において、
前記バーナに、前記燃料または前記不活性ガスを供給する供給ラインが接続されていること、
前記供給ラインに、第1弁装置と、前記第1弁装置の下流側の第2弁装置と、が配設されていること、
前記第1弁装置は、
前記燃料の供給源に接続された第1入力ポートと、前記不活性ガスの供給源に接続された第2入力ポートと、出力ポートと、を備え、
前記出力ポートから前記燃料を出力する第1状態と、前記出力ポートから前記不活性ガスを出力する第2状態と、を切替可能な三方弁であること、
前記第2弁装置は、
前記供給ラインを開放する開弁状態と、前記供給ラインを遮断する閉弁状態と、を切替可能な開閉弁であること、
を特徴とするバーナ用燃料制御装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のバーナ用燃料制御装置において、
前記第1弁装置および前記第2弁装置を制御する制御プログラムを記憶した制御部を備えること、
前記制御プログラムは、
前記バーナの燃焼を開始するための、
前記第1弁装置を前記第2状態に維持したまま、前記第2弁装置を前記閉弁状態から前記開弁状態にするステップと、
第1所定時間の経過後に、前記第2弁装置を前記開弁状態に維持したまま、前記第1弁装置を前記第2状態から前記第1状態にするステップと、
を備えること、
を特徴とするバーナ用燃料制御装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のバーナ用燃料制御装置において、
前記第1弁装置および前記第2弁装置を制御する制御プログラムを記憶した制御部を備えること、
前記制御プログラムは、
前記バーナの燃焼を停止するための、
前記第2弁装置を前記開弁状態に維持したまま、前記第1弁装置を前記第1状態から前記第2状態に切り替えるステップと、
第2所定時間の経過後に、前記第1弁装置を前記第2状態に維持したまま、前記第2弁装置を前記開弁状態から前記閉弁状態にするステップと、
を備えること、
を特徴とするバーナ用燃料制御装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載のバーナ用燃料制御装置において、
前記第1弁装置は、前記第1入力ポートと前記第2入力ポートと前記出力ポートとに連通される弁室と、前記弁室内に配置される弁体と、を備えること、
前記弁室は、
前記第1入力ポートから前記燃料を流入させる第1弁口と、
前記第1弁口に対向して位置する、前記第2入力ポートから前記不活性ガスを流入させる第2弁口と、
を備えること、
前記弁体は、前記弁室内で、前記第1弁口を塞ぐ第1位置と、前記第2弁口を塞ぐ第2位置との間を往復運動することが可能に保持されていること、
を特徴とするバーナ用燃料制御装置。
【請求項5】
請求項4に記載のバーナ用燃料制御装置において、
前記第1弁装置は、前記弁体に連結され、前記弁体を前記往復運動させる駆動ロッドを備えること、
前記駆動ロッドは、前記弁体が前記第1弁口に近づく方向に前記駆動ロッドが移動するよう、前記第1入力ポートから前記第1弁装置に入力された前記燃料による圧力の作用を受ける圧力作用面を備えること、
前記圧力作用面の表面積は、前記弁体の、前記第1弁口に対向する面の表面積よりも大きいこと、
を特徴とするバーナ用燃料制御装置。
【請求項6】
請求項1に記載のバーナ用燃料制御装置を用いてバーナの燃焼を制御するバーナ用燃料制御方法において、
前記バーナの燃焼を開始するための、
前記第1弁装置を前記第2状態に維持したまま、前記第2弁装置を前記閉弁状態から前記開弁状態にするステップと、
第1所定時間の経過後に、前記第2弁装置を前記開弁状態に維持したまま、前記第1弁装置を前記第2状態から前記第1状態にするステップと、
を備えること、
を特徴とするバーナ用燃料制御方法。
【請求項7】
請求項1に記載のバーナ用燃料制御装置を用いてバーナの燃焼を制御するバーナ用燃料制御方法において、
前記バーナの燃焼を停止するための、
前記第2弁装置を前記開弁状態に維持したまま、前記第1弁装置を前記第1状態から前記第2状態に切り替えるステップと、
第2所定時間の経過後に、前記第1弁装置を前記第2状態に維持したまま、前記第2弁装置を前記開弁状態から前記閉弁状態にするステップと、
を備えること、
を特徴とするバーナ用燃料制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料を燃焼するバーナに、燃料または不活性ガスを選択的に供給するバーナ用燃料制御装置およびバーナ用燃料制御方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ボイラや工業炉等の燃焼設備に用いられるバーナの燃料には、天然ガス、プロパンガス等が使用されてきた。しかし、近年の環境意識の高まりから、CO
2
削減のために、燃料として水素ガスを利用することが推進されている。
【0003】
しかし、水素ガスは、従来の燃料に比して燃焼速度が速いため、バーナの燃焼を開始するときや、停止するときに、バーナで発生した火炎が、燃料をバーナに供給する供給ラインに逆流することがある(以下、この火炎の逆流現象を逆火と言う)。この逆火を、逆火防止装置(フレームアレスタ)を用いて防止することが行われている。このようなバーナ用燃料制御装置としては、例えば特許文献1に開示される発明や、図8に開示される装置が知られている。
【0004】
ここで、図8を用いて、従来技術に係るバーナ用燃料制御装置について詳しく説明する。図8は、従来技術に係るバーナ用燃料制御装置100(以下、単に燃料制御装置100という)の概略構成を説明する図である。
【0005】
燃料制御装置100は、ボイラ等の燃焼炉4が備えるバーナ5に対し、燃焼用の燃料を供給するための装置である。
【0006】
燃料制御装置100は、水素ガスの供給源7から延びる水素供給ラインL21を備えている。水素供給ラインL21は、供給源7を上流側とし、下流側でバーナ5に接続されている。これにより、水素供給ラインL21は、供給源7から供給される水素ガスを燃料としてバーナ5に供給する。また、水素供給ラインL21には、上流側から順に、第1遮断弁51と、第2遮断弁52と、フレームアレスタ53と、が配設されている。
【0007】
さらに、燃料制御装置100は、窒素ガスの供給源8から延びる窒素ガス供給ラインL22を備えている。窒素ガス供給ラインL22は、供給源8を上流として、下流側で水素供給ラインL21に合流されている。具体的には、水素供給ラインL21上の、第2遮断弁52の下流側、かつ、フレームアレスタ53の上流側に合流されている。また、窒素ガス供給ラインL22には、上流側から、第3遮断弁54と、第4遮断弁55と、が配設されている。
【0008】
さらに、バーナ5には、空気供給ラインL23が接続されており、送風機6から燃焼用の空気が供給される。
【0009】
以上のような燃料制御装置100にあっては、バーナ5の燃焼時には、第1遮断弁51と第2遮断弁52とが共に開弁状態にあり、水素ガスが、フレームアレスタ53を通過して、バーナ5に供給され続ける。このとき、第3遮断弁54と第4遮断弁55は、いずれか一方または両方とも閉弁されており、窒素の供給は遮断されている。
【0010】
そして、バーナ5の燃焼を停止するときには、第1遮断弁51と第2遮断弁52を閉弁することで、水素ガスの供給を遮断する。その後に、第4遮断弁55を開弁することで、窒素ガスにより、水素供給ラインL21の第2遮断弁52より下流側(以下、ライン下流側という)において水素ガスをパージする。これにより、ライン下流側に残留する水素と空気が混ざって可燃混合気体とならないようにしている。
(【0011】以降は省略されています)
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