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公開番号
2024154034
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023067623
出願日
2023-04-18
発明の名称
高炉装入物の衝撃エネルギ推定方法
出願人
日本製鉄株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C21B
5/00 20060101AFI20241023BHJP(鉄冶金)
要約
【課題】 高炉装入物に与えられた衝撃エネルギを推定する。
【解決手段】 高炉装入物に与えられた衝撃エネルギを推定する方法では、高炉装入物の撮影画像に基づいて、高炉装入物の粒子の円形度を算出する。そして、予め特定された円形度及び衝撃エネルギの相関関係に基づいて、算出した円形度に対応する衝撃エネルギを算出する。相関関係においては、衝撃エネルギが大きいほど、円形度が大きくなる。衝撃エネルギは、ドラム試験機でのドラム回転数として表すことができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
高炉装入物に与えられた衝撃エネルギを推定する方法であって、
高炉装入物の撮影画像に基づいて、高炉装入物の粒子の円形度を算出し、
予め特定された前記円形度及び前記衝撃エネルギの相関関係に基づいて、算出した前記円形度に対応する前記衝撃エネルギを算出することを特徴とする高炉装入物の衝撃エネルギ推定方法。
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【請求項2】
前記相関関係において、前記衝撃エネルギが大きいほど、前記円形度が大きくなることを特徴とする請求項1に記載の高炉装入物の衝撃エネルギ推定方法。
【請求項3】
前記衝撃エネルギは、ドラム試験機でのドラム回転数として表されることを特徴とする請求項1又は2に記載の高炉装入物の衝撃エネルギ推定方法。
【請求項4】
前記円形度は、高炉装入物の複数の粒子から特定される複数の円形度の平均値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の高炉装入物の衝撃エネルギ推定方法。
【請求項5】
高炉装入物の粒子の円形度を算出するとき、前記粒子の粒径及び円形度の相関関係に基づいて、前記撮影画像から算出した円形度を前記粒子の粒径に応じて補正することを特徴とする請求項1に記載の高炉装入物の衝撃エネルギ推定方法。
【請求項6】
高炉に高炉装入物を搬送する搬送経路の途中において、搬送中の高炉装入物を撮影することにより、前記撮影画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の高炉装入物の衝撃エネルギ推定方法。
【請求項7】
高炉に高炉装入物を搬送する搬送経路の途中において高炉装入物を採取し、採取した高炉装入物を撮影することにより、前記撮影画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の高炉装入物の衝撃エネルギ推定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高炉に装入される高炉装入物が搬送などで受けた衝撃エネルギを推定する方法である。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
高炉には鉄原料(焼結鉱や鉄鉱石など)及びコークスが装入されるが、これらの高炉装入物は高炉まで搬送される。この搬送経路を高炉装入物が移動するときには、高炉装入物が衝撃を受けることがあり、この衝撃エネルギによって高炉装入物の性状が変化してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-174155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高炉装入物の性状を把握する上では、高炉装入物に与えられた衝撃エネルギを把握することが有効である。本発明者らは、高炉装入物の粒子の円形度に着目したところ、円形度及び衝撃エネルギの間に相関関係があることを見出し、本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、高炉装入物に与えられた衝撃エネルギを推定する方法であって、高炉装入物の撮影画像に基づいて、高炉装入物の粒子の円形度を算出する。そして、予め特定された円形度及び衝撃エネルギの相関関係に基づいて、算出した円形度に対応する衝撃エネルギを算出する。
【0006】
上述した相関関係においては、衝撃エネルギが大きいほど、円形度が大きくなる。一方、衝撃エネルギは、ドラム試験機でのドラム回転数として表すことができる。
【0007】
円形度としては、高炉装入物の複数の粒子から特定される複数の円形度の平均値とすることができる。高炉装入物の粒子の円形度を算出するとき、粒子の粒径及び円形度の相関関係に基づいて、撮影画像から算出した円形度を粒子の粒径に応じて補正することができる。
【0008】
高炉に高炉装入物を搬送する搬送経路の途中において、搬送中の高炉装入物を撮影することにより、撮影画像を生成することができる。また、高炉に高炉装入物を搬送する搬送経路の途中において高炉装入物を採取し、採取した高炉装入物を撮影することにより、撮影画像を生成することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高炉装入物の粒子の円形度を算出することにより、円形度及び衝撃エネルギの相関関係に基づいて、高炉装入物に与えられた衝撃エネルギを推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
高炉装入物が受けた衝撃エネルギ(ドラム回転数)を推定する処理を説明するフローチャートである。
コークスの搬送経路(一例)を説明する図である。
装入物粒子の円形度及び粒径の相関関係を示す図である。
円形度を補正する方法を説明する図である。
装入物粒子の集合体を撮影したときの深さ画像(一例)を示す図である。
図5に示す画像に対して不連続点検出処理を行った後の2値化画像(一例)を示す図である。
図6に示す画像に対して細線化処理を行った後の画像(一例)を示す図である。
図5に示す深さ画像に対して、最終的に特定された装入物粒子の輪郭線を重ね合わせた画像(一例)を示す図である。
各回転数について、コークス粒子の円形度及び累積頻度の関係を示す図である。
コークス粒子の平均円形度及びドラム回転数の相関関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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