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公開番号2024151514
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023064898
出願日2023-04-12
発明の名称非接触給電システム、送電装置の試験方法、送電装置、および受電装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類H02J 50/70 20160101AFI20241018BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】非接触給電において、送電コイルの切り替えを試験する技術を提供する。
【解決手段】非接触給電を行う送電装置100、100cの性能を試験する非接触給電システム10~10cであって、非接触給電により、受電装置200、200cに電力Piの送電を行う送電装置と、電力を受電する受電装置と、を備え、送電装置は、送電を行う送電コイル110と、送電コイルに送電のための電力を出力する電源130と、送電装置を制御する第1制御部120、120a、120bと、を備え、受電装置は、受電を行う受電コイル210を備え、第1制御部は、出力を制御する複数のモードMであって、出力を予め定められた第1周期C1で変化させる周期切替モードM2を含む複数のモードを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
非接触給電を行う送電装置(100、100c)の性能を試験する非接触給電システム(10、10a、10b、10c)であって、
前記非接触給電により、受電装置(200、200c)に電力(Pi)の送電を行う前記送電装置と、
前記電力を受電する前記受電装置と、を備え、
前記送電装置は、
前記送電を行う送電コイル(110)と、
前記送電コイルに前記送電のための前記電力を出力する電源(130)と、
前記送電装置を制御する第1制御部(120、120a、120b)と、を備え、
前記受電装置は、
前記受電を行う受電コイル(210)を備え
前記第1制御部は、前記出力を制御する複数のモード(M)であって、前記出力を予め定められた第1周期(C1)で変化させる周期切替モード(M2)を含む前記複数のモードを備える、非接触給電システム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の非接触給電システムであって、さらに、
前記複数のモードは、さらに、前記出力を周期的に変化させない通常モード(M1)を含む、非接触給電システム。
【請求項3】
請求項2に記載の非接触給電システムであって、
前記送電装置は、外部からの操作により少なくとも前記第1周期の情報を入力する入力部(140)を備える、非接触給電システム。
【請求項4】
請求項3に記載の非接触給電システムであって、
前記第1周期は、前記出力を実行する第1期間(Ton)と、前記出力を停止する第2期間(Toff)と、の合計時間を1周期とした場合の前記第1周期であり、
前記複数のモードは、さらに、前記第1期間と前記第2期間が異なるオンオフ切替モード(M3)を含み、
前記オンオフ切替モードは、前記第1周期の情報に基づいて、前記出力を制御する、非接触給電システム。
【請求項5】
請求項4に記載の非接触給電システムであって、
前記電力は、前記第1周期よりも短い第2周期(C2)の交流電力であり、
前記入力部は、前記第2周期の情報を入力可能であり、
前記複数のモードは、前記第1期間中の前記第2周期を変化させる効率可変モード(M4)を含む、非接触給電システム。
【請求項6】
請求項2から5のいずれか1項に記載の非接触給電システムであって、
前記受電装置は、前記複数のモードのうち1つのモードを選択するモード情報を、前記送電装置に送信する受電通信部(240)を備え、
前記送電装置は、前記受電装置の前記受電通信部と前記モード情報を通信する送電通信部(150)を備え、
前記第1制御部は、前記モード情報に基づいて、前記複数のモードのうち1つのモードを実行する、非接触給電システム。
【請求項7】
非接触給電を行う送電装置の性能を試験する試験方法であって、
(a)前記非接触給電により、受電装置に電力の送電を行う前記送電装置であって、前記送電を行う送電コイルと、前記送電コイルに、前記送電のための前記電力(Pi)を出力する電源と、前記送電装置を制御する第1制御部と、を準備する工程と、
(b)前記試験のために、前記電力を受電するための受電コイルを備えた前記受電装置、を準備する工程と、
(c)前記性能を測定する試験装置を準備する工程と、
(d)前記送電コイルと前記受電コイルが前記非接触給電の可能な範囲内において、前記送電コイルと前記受電コイルを、それぞれが対向しないあらかじめ定められた相対位置に配置する工程と、
(e)予め定められた周期で前記出力を行う工程と、を含む試験方法。
【請求項8】
請求項1に記載の非接触給電システムであって、さらに、
前記受電装置は、前記試験のための標準器である、非接触給電システム。
【請求項9】
非接触給電システムにおいて、非接触給電の性能を試験される送電装置であって、
前記非接触給電システムは、
前記非接触給電により、受電装置に電力の送電を行う前記送電装置と、
前記電力を受電する前記受電装置と、を備え、
前記送電装置は、
前記送電を行う送電コイルと、
前記送電コイルに前記送電のための前記電力を出力する電源と、
前記送電装置を制御する第1制御部と、を備え、
前記受電装置は、
前記受電を行う受電コイルを備え
前記第1制御部は、前記出力を制御する複数のモードであって、前記出力を予め定められた第1周期で変化させる周期切替モードを含む複数のモードを備える、送電装置。
【請求項10】
非接触給電を行う送電装置の性能を試験する非接触給電システムの受電装置であって、
前記非接触給電システムは、
前記非接触給電により、受電装置に電力の送電を行う前記送電装置と、
前記電力を受電する前記受電装置と、を備え、
前記送電装置は、
前記送電を行う送電コイルと、
前記送電コイルに前記送電のための前記電力を出力する電源と、
前記送電装置を制御する第1制御部と、を備え、
前記受電装置は、
前記受電を行う受電コイルを備え
前記第1制御部は、前記出力を制御する複数のモードであって、前記出力を予め定められた第1周期で変化させる周期切替モードを含む複数のモードを備える、受電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、非接触給電システム、送電装置の試験方法、送電装置、および受電装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
定置の非接触給電のEMC試験は、非特許文献1のように、送電コイルと受電コイルの位置に、位置ずれがある場合と、位置ずれがなく対向している場合と、において連続給電した状態で行われる。
【0003】
非接触給電を行う車両の状態は、停車状態と走行状態とに分かれる。走行状態による給電は、複数の送電コイルにより構成された送電路において、送電コイルを切り替えながら走行することで行われる。このとき、非接触給電装置は、送電コイルの切り替わりによる出力の変動により、切り替わりの周期に依存したノイズが発生する懸念がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
「Wireless Power Transfer for Light-Duty Plug-in/Electric Vehicles and Alignment Methodology」、SAE J2954、SAE International、2020年10月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
停車状態の給電に対するEMC試験は、通常、アンテナと供試品の距離を10mにして行われる。すなわち、10m法電波暗室が必要である。走行状態の給電に対するEMC試験は、送電コイルの切り替えが必要であるため、送電コイルに対して受電コイルを移動させることで切り替えを行う。このため、走行状態の給電に対するEMC試験は、停車状態の給電に対するEMC試験に比べて、広い電波暗室で行われる。よって、走行状態の給電に対するEMC試験は、停止状態の給電に対するEMC試験に比べて、試験費用が高価になるため、容易に実施できない。
【0006】
さらに、送電コイルの切り替わりによる非接触給電装置の動作は、経時的な装置や環境の変化によっても変わる場合がある。しかし、例えば、送電コイルが地下に敷設されている場合、点検は容易にできない。したがって、容易に送電コイルの切り替えを試験できる技術が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0008】
本開示の第1形態によれば、非接触給電を行う送電装置(100、100c)の性能を試験する非接触給電システム(10~10c)が提供される。前記非接触給電システムは、前記非接触給電により、受電装置(200、200c)に電力(Pi)の送電を行う前記送電装置と、前記電力を受電する前記受電装置と、を備える。前記送電装置は、前記送電を行う送電コイル(110)と、前記送電コイルに前記送電のための前記電力を出力する電源(130)と、前記送電装置を制御する第1制御部(120、120a、120b)と、を備える。前記受電装置は、前記受電を行う受電コイル(210)を備える。前記第1制御部は、前記出力を制御する複数のモードであって、前記出力を予め定められた第1周期(C1)で変化させる周期切替モード(M2)を含む複数のモード(M)を備える。
【0009】
このような態様とすることで、送電装置は、周期切替モードにおいて、送電のための電力を予め定められた第1周期で出力する。例えば、受電装置として電気自動車を例に挙げた場合、電気自動車は、走行中に送電コイルを切り替えながら受電を行う。このため、送電装置は、送電コイルの切り替わりに応じて、電力を出力する。送電コイルの切り替えは、電気自動車の走行速度に基づく周期により生じる。よって、非接触給電システムは、周期切替モードの第1周期を走行速度に基づく周期に設定することで、電気自動車を走行させずに、送電コイルの切り替え時の送電装置の性能を試験できる。したがって、非接触給電システムは、停止状態で送電コイルの切り替えを試験できるため、走行状態で行うよりも、容易に試験できる。
【0010】
本開示の第2形態によれば、非接触給電を行う送電装置の性能を試験する試験方法が提供される。この試験方法は、(a)前記非接触給電により、受電装置に電力の送電を行う前記送電装置であって、前記送電を行う送電コイルと、前記送電コイルに、前記送電のための前記電力を出力する電源と、前記送電装置を制御する第1制御部と、を準備する工程と、(b)前記試験のために、前記電力を受電するための受電コイルを備えた前記受電装置、を準備する工程と、(c)前記性能を測定する試験装置を準備する工程と、(d)前記送電コイルと前記受電コイルが前記非接触給電の可能な範囲内において、前記送電コイルと前記受電コイルを、それぞれが対向しないあらかじめ定められた相対位置に配置する工程と、(e)予め定められた周期で前記出力を行う工程と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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