TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024148189
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061073
出願日2023-04-05
発明の名称電動車両の充電システムおよびコンピュータプログラム
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類H02J 13/00 20060101AFI20241010BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電動車両の充電システムにおいて、充電装置による消費電力を抑制する。
【解決手段】電動車両の充電システム100、100A、100B、100Cは、電動車両の運行区域に供給される系統電源PSと、系統電源に接続された複数の配電線DL1、DL2、DL3、DL4と、運行区域を分割した複数のエリアAR1、AR2、AR3、AR4にそれぞれ配置されて、配電線から電力を供給されて電動車両に対して充電を行う複数の充電装置120と、各配電線に設置され、配電線の下流側への電力供給を実行または停止する電力供給制御装置110、150と、ピーク電力を示す情報を受信して、電力供給制御装置を制御する消費電力制御部140と、を備え、消費電力制御部は、充電装置による消費電力の合計がピーク電力を超過しないように、充電停止エリアを決定し、電力供給制御装置を制御して、充電停止エリアに配置された充電装置による充電を停止させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電動車両の充電システム(100、100A、100B、100C)であって、
前記電動車両の運行区域に供給される系統電源(PS)と、
前記系統電源に接続された複数の配電線(DL1、DL2、DL3、DL4)と、
前記運行区域を分割した複数のエリア(AR1、AR2、AR3、AR4)であって、互いに異なる前記配電線を有する複数のエリアにそれぞれ配置されて、前記配電線から電力を供給されて前記電動車両に対して充電を行う複数の充電装置(120)と、
各前記配電線に設置され、前記配電線の下流側への電力供給を実行または停止する電力供給制御装置(110、150)と、
前記複数の充電装置に供給可能な合計電力の上限であるピーク電力を示す情報を取得して、前記電力供給制御装置を制御する消費電力制御部(140)と、
を備え、
前記消費電力制御部は、前記複数の充電装置による消費電力の合計が前記ピーク電力を超過しないように、前記複数のエリアのうち、充電を停止させる充電停止エリアを決定し、前記電力供給制御装置を制御して、前記充電停止エリアに配置された前記充電装置による充電を停止させる、
充電システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の充電システムであって、
前記複数の充電装置のうちの少なくとも一部は、前記電動車両が有する受電回路(240)に対して非接触で電力を送電する送電回路(10)を備える、
充電システム。
【請求項3】
請求項2に記載の充電システムであって、
前記送電回路は、前記受電回路と前記充電装置との結合の程度に応じて、送電可能状態と送電待機状態とを切り替える、
充電システム。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の充電システムであって、
前記消費電力制御部は、前記充電停止エリアを選択する順番および前記充電停止エリアにおいて充電を停止させる時間を示す予め設定された切替パターンに従って、前記充電停止エリアを決定する、
充電システム。
【請求項5】
請求項4に記載の充電システムであって、
前記消費電力制御部は、前記電動車両の運行履歴を取得し、前記運行履歴を利用して前記切替パターンを更新する、
充電システム。
【請求項6】
請求項4に記載の充電システムであって、
前記消費電力制御部は、前記運行区域における消費電力のうち、前記充電装置によらない消費電力に関する情報である非充電用消費電力情報を取得し、前記非充電用消費電力情報を利用して前記切替パターンを更新する、
充電システム。
【請求項7】
請求項4に記載の充電システムであって、
前記消費電力制御部は、前記電動車両から送信される情報であって、前記電動車両が有するバッテリ(210)の充電状態を示す情報である充電状態情報を取得し、前記充電状態情報を利用して前記切替パターンを更新する、
充電システム。
【請求項8】
請求項7に記載の充電システムであって、
前記消費電力制御部は、複数の前記電動車両ごとに予め設定された情報であって、各前記電動車両が停止した際の運行への影響度を示す情報である運行影響度情報を取得し、前記運行影響度情報を利用して、前記影響度がより高い前記電動車両が運行しているエリアは、前記充電停止エリアとして選択される頻度をより低下させる、
充電システム。
【請求項9】
請求項8に記載の充電システムであって、
前記電動車両は、自律的に運行経路を決定可能に構成されており、
前記消費電力制御部は、前記電動車両に対して、前記複数のエリアのうち、いずれのエリアが前記充電停止エリアと決定されて前記充電装置による充電が停止されているかを示す情報を通知する、
充電システム。
【請求項10】
電動車両の充電システムを制御するためのコンピュータプログラムであって、
前記充電システムは、
前記電動車両の運行区域に供給される系統電源と、
前記系統電源に接続された複数の配電線と、
前記運行区域を分割した複数のエリアであって、互いに異なる前記配電線を有する複数のエリアにそれぞれ配置されて、前記配電線から電力を供給されて前記電動車両に対して充電を行う複数の充電装置と、
各前記配電線に設置され、前記配電線の下流側への電力供給を実行または停止する電力供給制御装置と、
を備え、
前記コンピュータプログラムは、
前記複数の充電装置による消費電力の合計が、前記複数の充電装置に供給可能な合計電力の上限であるピーク電力を超過しないように、前記複数のエリアのうち、充電を停止させる充電停止エリアを決定する機能と、
前記電力供給制御装置を制御して、前記充電停止エリアに配置された前記充電装置による充電を停止させる機能と、
をコンピュータに実現させる、
コンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車両の充電システムおよびコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電動車両に充電を行う充電システムが知られている。このような充電システムにおいて複数の電動車両への充電を行う場合、充電による消費電力量が供給可能な電力量を超過しないように充電を行う必要がある。特許文献1に記載の充電システムは、各電動車両の充電池の残量および移動先を取得して、各家庭に設置された充電装置における充電スケジュールを決定することにより、複数の充電装置において一斉に充電が行われて消費電力量が過大となることを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-65265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の充電システムでは、充電装置ごとに充電スケジュールを決定するので、充電システムの構成が複雑化するという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
本開示の一形態によれば、電動車両の充電システム(100、100A、100B、100C)が提供される。この充電システムは、電動車両の充電システムであって、前記電動車両の運行区域に供給される系統電源(PS)と、前記系統電源に接続された複数の配電線(DL1、DL2、DL3、DL4)と、前記運行区域を分割した複数のエリア(AR1、AR2、AR3、AR4)であって、互いに異なる前記配電線を有する複数のエリアにそれぞれ配置されて、前記配電線から電力を供給されて前記電動車両に対して充電を行う複数の充電装置(120)と、各前記配電線に設置され、前記配電線の下流側への電力供給を実行または停止する電力供給制御装置(110、150)と、前記複数の充電装置に供給可能な合計電力の上限であるピーク電力を示す情報を受信して、前記電力供給制御装置を制御する消費電力制御部(140)と、を備え、前記消費電力制御部は、前記複数の充電装置による消費電力の合計が前記ピーク電力を超過しないように、前記複数のエリアのうち、充電を停止させる充電停止エリアを決定し、前記電力供給制御装置を制御して、前記充電停止エリアに配置された前記充電装置による充電を停止させる。
【0007】
この形態の制御装置によれば、充電装置による消費電力の合計がピーク電力を超過しないように、充電停止エリアを決定し、給電装置を制御して充電停止エリアに配置された充電装置による充電を停止させるので、充電装置ごとに充電の実行および停止を制御する形態よりも、充電システムの構成が複雑になることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の充電システムの概略構成を示す説明図である。
本実施形態の充電システムによる充電の様子を模式的に示す説明図である。
本実施形態の送電回路と、給電側制御部と、受電回路と、の概略構成を示す説明図である。
第1実施形態の消費電力抑制処理の手順を示すフローチャートである。
第2実施形態の消費電力抑制処理の手順を示すフローチャートである。
第3実施形態の消費電力抑制処理の手順を示すフローチャートである。
第4実施形態の消費電力抑制処理の手順を示すフローチャートである。
他の実施形態の充電システムの概略構成を示す説明図である。
他の実施形態の充電システムの概略構成を示す説明図である。
他の実施形態の充電システムの概略構成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A.第1実施形態:
A-1.システム構成:
図1に示す本実施形態の充電システム100は、予め指定された運行区域内を運行する電動車両に対して充電を行うシステムである。本実施形態では、電動車両は、予め学習がなされたAIを利用して自律的に運行経路を決定可能であって、工場や倉庫内を運行区域として運行するAGV(Automatic Guided Vehicle)として構成されている。充電システム100は、系統電源PSと、複数の配電線DL1、DL2、DL3、DL4と、複数の給電装置110と、複数の送電装置120と、制御装置130とを備える。
【0010】
系統電源PSは、電力会社等の電力網から電力の供給を受ける交流電源である。系統電源PSには配電線DL1、DL2、DL3、DL4が接続されている。なお、系統電源PSは、電力会社等の電力網に限らず、工場の自家発電により発電された電力を供給される交流電源であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社デンソー
表示装置
今日
株式会社デンソー
音低減装置
今日
株式会社デンソー
流路形成装置
今日
株式会社デンソー
流路形成装置
今日
株式会社デンソー
運転支援装置
今日
株式会社デンソー
車両用表示装置
今日
株式会社デンソー
車両用表示装置
今日
株式会社デンソー
車両制御システム
今日
株式会社デンソー
パレット搬送システム
今日
株式会社デンソー
測距システム、測距方法
今日
株式会社デンソー
電池診断装置及びプログラム
今日
株式会社SOKEN
検出装置
今日
株式会社デンソー
炭化珪素単結晶およびその製造方法
今日
株式会社デンソーテン
放電回路、電源回路、および放電方法
今日
株式会社デンソー
スイッチトキャパシタアンプ及び電池監視装置
今日
株式会社デンソー
絶縁電線と端子との接続構造、及びその製造方法
今日
株式会社デンソーテン
充電制御装置、充電制御方法、充電制御プログラム
今日
株式会社デンソーウェーブ
認証対象特定方法、規制解除方法、および入退室管理セキュリティシステム
今日
株式会社デンソー
微小振動体、慣性センサ、微小振動体の製造方法、および慣性センサの製造方法
今日
株式会社デンソー
自動運転制御装置、及び自動運転制御プログラム
今日
トヨタ自動車株式会社
車両制御装置、車両制御用コンピュータプログラム及び車両制御方法
今日
株式会社発明屋
光起電システム
3日前
ニデック株式会社
ステータ
3日前
個人
配電盤設置方法
9日前
株式会社アイシン
回転電機
11日前
株式会社発明ラボックス
蓄電電池
14日前
未来工業株式会社
固定体装置
14日前
中国電力株式会社
接地線穴カバー
9日前
三菱電機株式会社
駆動回路
今日
新電元工業株式会社
電源装置
8日前
住友電装株式会社
ブラケット
2日前
ローム株式会社
複合電源回路
7日前
三菱電機モビリティ株式会社
電力変換装置
今日
株式会社アイドゥス企画
連結ドラムモータ
7日前
新電元工業株式会社
絶縁電源
8日前
株式会社カネカ
独立システム
8日前
続きを見る