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公開番号2024143271
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055853
出願日2023-03-30
発明の名称排尿情報測定装置および水洗便器装置
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A61B 5/20 20060101AFI20241003BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】被検者のプライバシを保護しつつ、尿の飛散などを簡易に測定することができる排尿情報測定装置および水洗便器装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係る排尿情報測定装置は、測定部と、特定部とを備える。測定部は、便器内の空間に排泄された尿に関する空間分布情報を測定する。特定部は、測定部によって測定された空間分布情報に基づいて、尿の形態を特定する。特定部は、特定した尿の形態が複数に分かれた場合、複数の形態に分かれた尿のうち、側面視における面積が最も大きい部分、および、尿温度が最も高い部分の少なくともいずれかを主流として特定し、主流と特定した部分以外の部分を副流として特定する。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
便器内の空間に排泄された尿に関する空間分布情報を測定する測定部と、
前記測定部によって測定された前記空間分布情報に基づいて、前記尿の形態を特定する特定部と
を備え、
前記特定部は、
特定した前記尿の形態が複数に分かれた場合、複数の形態に分かれた前記尿のうち、側面視における面積が最も大きい部分、および、尿温度が最も高い部分の少なくともいずれかを主流として特定し、主流と特定した部分以外の部分を副流として特定する
ことを特徴とする排尿情報測定装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記測定部は、
前記尿の温度を示す尿温度情報を前記空間分布情報として測定し、
前記特定部は、
前記尿温度情報に基づいて、前記尿の形態を特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の排尿情報測定装置。
【請求項3】
前記特定部は、
複数の形態に分かれた前記尿のうち、主流と特定された部分から離間し、かつ、前記尿の流れる方向に沿って存在する部分を、特定した主流と同じ主流として特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の排尿情報測定装置。
【請求項4】
前記特定部によって特定された前記尿の形態を表示装置に表示させる表示制御部
を備え、
前記表示制御部は、
主流と特定された部分を除いて、副流と特定された部分を表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の排尿情報測定装置。
【請求項5】
前記特定部は、
主流と特定された部分における尿温度分布に基づいて、主流の連続性を評価する
ことを特徴とする請求項1に記載の排尿情報測定装置。
【請求項6】
前記特定部は、
主流と特定された部分の上流側と下流側の尿温度を比較し、比較結果に基づいて、主流における前記尿の勢いの度合いを評価する
ことを特徴とする請求項1に記載の排尿情報測定装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一つに記載の排尿情報測定装置と、
前記排尿情報測定装置を備える水洗便器と
を含むことを特徴とする水洗便器装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、排尿情報測定装置および水洗便器装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、排泄された尿の状態などを含む排尿情報を測定する装置が提案されている。例えば、排泄された尿をカメラで撮像し、撮像した尿流画像から尿の状態(排尿動態)を解析する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-069203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば種々の病気などに起因して、尿道口から排泄された尿が飛散するなどの排尿障害の症状が出ることがある。例えば排尿導路に閉塞があると、尿道口から排泄された尿が一つの尿流ではなく、複数に飛散するような状態になるイメージである。そのため、尿に関する検査として、尿の飛散などを簡易に測定する技術が望まれていた。従来技術にあっては、排泄された尿がカメラで撮像されることから、被検者にとって心理的負担が大きく、被検者のプライバシ保護の観点から改善の余地があった。
【0005】
実施形態の一態様は、被検者のプライバシを保護しつつ、尿の飛散などを簡易に測定することができる排尿情報測定装置および水洗便器装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る排尿情報測定装置は、便器内の空間に排泄された尿に関する空間分布情報を測定する測定部と、前記測定部によって測定された前記空間分布情報に基づいて、前記尿の形態を特定する特定部とを備え、前記特定部は、特定した前記尿の形態が複数に分かれた場合、複数の形態に分かれた前記尿のうち、側面視における面積が最も大きい部分、および、尿温度が最も高い部分の少なくともいずれかを主流として特定し、主流と特定した部分以外の部分を副流として特定することを特徴とする。
【0007】
これにより、被検者の排泄状態を見られるという精神的な弊害が無く、プライバシを保護しつつ、尿の飛散などを簡易に測定することができる。すなわち、特定部は、空間分布情報に基づいて、尿の形態を特定するとともに、複数の形態に分かれた尿を主流と副流とに区別して特定するようにした。これにより、特定部は、尿の形態を精度良く特定することができるとともに、排尿を主流および副流に特定することで、排尿が飛散した状態であることを簡易、かつ、精度良く測定(検知)することができる。
【0008】
また、従来技術のようにカメラで撮像された尿流画像ではなく、空間分布情報を用いることから、被検者の心理的負担の軽減を図ることができ、被検者のプライバシを保護することができる。
【0009】
また、前記測定部は、前記尿の温度を示す尿温度情報を前記空間分布情報として測定し、前記特定部は、前記尿温度情報に基づいて、前記尿の形態を特定することを特徴とする。
【0010】
このように、特定部は、尿温度情報に基づいて尿の形態を特定するようにしたので、排尿の形態を精度良く特定することができる。すなわち、例えば従来技術のようにカメラで撮像された尿流画像を用いた場合、尿の色や水洗大便器のボウル部の色などの要素に起因して、尿の形態を特定する精度が低下するおそれがある。詳しくは、尿の色と水洗大便器のボウル部の色とが同じまたは類似するような場合、尿流画像では、尿とボウル部との境界が明確にならず、結果として尿の形態を特定する精度が低下してしまう。特定部は、尿温度情報を用いることで、尿の色や水洗大便器のボウル部の色などの要素から影響を受けにくくなり、尿の形態を精度良く特定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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