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公開番号2024143270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055852
出願日2023-03-30
発明の名称排水弁装置
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 1/34 20060101AFI20241003BHJP(上水;下水)
要約【課題】排水弁装置を固定する場合の施工性を向上し、かつ、シール性を向上させること。
【解決手段】実施形態に係る排水弁装置は、便器本体を洗浄する洗浄水を貯水する洗浄水タンクの排水口部に取り付けられる。排水弁装置は、排水部本体と、固定部と、受部と、シール部材とを備える。排水部本体は、排水口部に取り付けられる。固定部は、排水部本体を洗浄水タンクに固定し、外周壁にねじ部を有する。受部は、ねじ部が噛合する。シール部材は、受部が取り付けられ、排水口部をシールする。排水部本体は、排水弁体と、弁座部とを備える。排水弁体は、洗浄水が便器本体に向けて流れる排水流路を開閉する。弁座部は、排水弁体が着座可能である。固定部は、洗浄水タンク側から便器本体側に向けて排水口部に挿入されて、弁座部よりも便器本体側において排水流路を形成し、排水部本体とは別体として構成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
便器本体を洗浄する洗浄水を貯水する洗浄水タンクの排水口部に取り付けられる排水弁装置であって、
前記排水口部に取り付けられる排水部本体と、
前記排水部本体を前記洗浄水タンクに固定し、外周壁にねじ部を有する固定部と、
前記ねじ部が噛合する受部と、
前記受部が取り付けられ、前記排水口部をシールするシール部材と
を備え、
前記排水部本体は、
前記洗浄水が前記便器本体に向けて流れる排水流路を開閉する排水弁体と、
前記排水弁体が着座可能な弁座部と
を備え、
前記固定部は、前記洗浄水タンク側から前記便器本体側に向けて前記排水口部に挿入されて、前記弁座部よりも前記便器本体側において前記排水流路を形成し、前記排水部本体とは別体として構成される、排水弁装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記固定部は、前記固定部による前記排水部本体の固定操作を受け付ける操作部を備える、請求項1に記載の排水弁装置。
【請求項3】
前記操作部は、前記固定部を回転させるジグが挿入される溝部である、請求項2に記載の排水弁装置。
【請求項4】
前記溝部の上端は、前記固定部の上端よりも下方に形成される、請求項3に記載の排水弁装置。
【請求項5】
前記シール部材は、
前記固定部の前記外周壁に向かい合う胴部と、
前記胴部の上端から、前記胴部の径方向の外側に向けて突出し、前記排水部本体の底部と、前記洗浄水タンクの底部とによって挟まれる環状の挟持部と
を備える、請求項1に記載の排水弁装置。
【請求項6】
前記胴部は、前記受部と前記洗浄水タンクの底部との間に形成される湾曲部を含み、
前記湾曲部は、前記胴部の周方向の全周にわたり形成される、請求項5に記載の排水弁装置。
【請求項7】
前記受部は、前記シール部材にインサート成形される、請求項1に記載の排水弁装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、排水弁装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、洗浄水タンクから便器本体に供給される洗浄水を吐水、および、止水する排水弁装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記する排水弁装置は、固定金具に噛合する皿ねじが、締め付け方向に回転されることで、固定金具が洗浄水タンクの底部に当接し、洗浄水タンクに固定される。また、固定金具に噛合する皿ねじが、締め付け方向に回転されることで、洗浄水タンクと、排水弁装置の排水部本体との間に設けたシール部材が押圧されて、洗浄水タンクからの漏水が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-80091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記する排水弁装置では、排水弁装置を洗浄水タンクに固定する場合に、固定金具を洗浄水タンクの下方に配置した状態で固定金具に皿ねじを噛合させなければならず、排水弁装置を洗浄水タンクに取り付ける際の施工性について改善の余地がある。また、上記する排水弁装置は、固定金具が洗浄水タンクに当接する箇所の上方のシール部材に押圧する力が集中する。そのため、上記する排水弁装置は、シール部材を均一に押圧することができず、シール部材によるシール性の向上について、改善の余地がある。
【0006】
実施形態の一態様は、排水弁装置を固定する場合の施工性を向上し、かつ、シール性を向上させる排水弁装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の一態様に係る排水弁装置は、便器本体を洗浄する洗浄水を貯水する洗浄水タンクの排水口部に取り付けられる。排水弁装置は、排水部本体と、固定部と、受部と、シール部材とを備える。排水部本体は、排水口部に取り付けられる。固定部は、排水部本体を洗浄水タンクに固定し、外周壁にねじ部を有する。受部は、ねじ部が噛合する。シール部材は、受部が取り付けられ、排水口部をシールする。排水部本体は、排水弁体と、弁座部とを備える。排水弁体は、洗浄水が便器本体に向けて流れる排水流路を開閉する。弁座部は、排水弁体が着座可能である。固定部は、洗浄水タンク側から便器本体側に向けて排水口部に挿入されて、弁座部よりも便器本体側において排水流路を形成し、排水部本体とは別体として構成される。
【0008】
これにより、排水弁装置を洗浄水タンクに固定する場合に、作業者は、固定部を洗浄水タンク側から排水口部に挿入し、シール部材に取り付けられた受部に、固定部を噛合させることで、固定部によって排水部本体を洗浄水タンクに固定することができる。すなわち、作業者は、シール部材に取り付けられ、予め配置された受部に、洗浄水タンク側から固定部を噛合させればよく、作業が容易となる。従って、排水弁装置は、排水部本体を洗浄タンクに固定する際の施工性を向上させることができる。
【0009】
また、排水弁装置は、固定部によって排水弁装置が洗浄浄水タンクに固定された場合に、シール部材を均一の押圧力によって挟持することができ、シール部材の潰れを均一にすることができる。従って、排水弁装置は、シール部材によるシール性を向上させることができる。
【0010】
固定部は、操作部を備える。操作部は、固定部による排水部本体の固定操作を受け付ける。
(【0011】以降は省略されています)

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