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公開番号2024140533
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051710
出願日2023-03-28
発明の名称レンズユニット、カメラモジュール、撮像システムおよび移動体
出願人マクセル株式会社,株式会社村田製作所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 7/02 20210101AFI20241003BHJP(光学)
要約【課題】Oリングを使用することなく、第1レンズと鏡筒との間からの水分や塵の侵入を防止できるレンズユニットおよびカメラモジュールを提供する。
【解決手段】第1レンズ13を鏡筒12にカシメによって固定するカシメ部23とを備えたレンズユニット11において、第1レンズ13の物体側を向く面の外周部に接着剤充填部28が設けられ、接着剤充填部28に接着剤Gが充填され、カシメ部23は、接着剤Gを覆うようにして、第1レンズ13をカシメによって鏡筒12に固定している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のレンズが当該レンズの光軸に沿って並べられたレンズ群と、このレンズ群を収容保持する鏡筒と、最も物体側に位置する第1レンズと、この第1レンズを前記鏡筒にカシメによって固定するカシメ部とを備えたレンズユニットにおいて、
前記第1レンズの物体側を向く面の外周部に、接着剤を充填可能な接着剤充填部が設けられ、
前記接着剤充填部に接着剤が充填され、
前記カシメ部は、前記接着剤を覆うようにして、前記第1レンズをカシメによって前記鏡筒に固定していることを特徴とするレンズユニット。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記カシメ部は、前記接着剤を覆うとともに、当該接着剤より径方向内側に位置する前記第1レンズの外周縁部を覆っていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項3】
前記鏡筒は、鏡筒本体と、この鏡筒本体の物体側の端部に装着されるキャップ部と備え、
前記カシメ部は前記キャップ部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項4】
前記カシメ部は、前記接着剤を覆うとともに、当該接着剤より径方向内側に位置する前記第1レンズの外周縁部を覆っていることを特徴とする請求項3に記載のレンズユニット。
【請求項5】
前記第1レンズを振動させる振動機構を備えていることを特徴とする請求項3に記載のレンズユニット。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載のレンズユニットと、前記レンズユニットの前記レンズ群を通じて集光される光を電気信号に変換する撮像素子とを備えることを特徴とするカメラモジュール。
【請求項7】
請求項6に記載のカメラモジュールと、前記カメラモジュールを制御するとともに前記カメラモジュールの撮像素子から出力される電気信号を処理する制御部とを有する撮像装置と、
前記撮像装置により取得される画像信号を処理する処理装置と、
前記処理装置により処理されて出力される画像を表示する表示装置と、
を有することを特徴とする撮像システム。
【請求項8】
請求項7に記載の撮像システムを搭載し、前記表示装置により乗員への情報を出力することを特徴とする移動体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車等の車両に搭載される車載カメラを構成するレンズユニット、カメラモジュール、撮像システムおよび撮像システムを搭載した移動体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載されたカメラ(車載カメラ)が車外の風景等を撮像し、その撮像画像が車内に搭載されたモニタ等に表示される技術が知られている。車載カメラのレンズユニットは、撮像対象に向けられる側(物体側)が車外に露出した状態となるので、強度、防水性、耐薬品性、高温耐久性等が要求される。また、温度変化によるレンズの曇りを防止する必要などがある。
【0003】
特許文献1には、レンズの曇りを防止するために、鏡筒内部の気密状態を確保したレンズユニットが開示されている。このレンズユニットでは、4つのレンズが鏡筒内に光軸方向に沿って並べて配置されている。物体側では、最も物体側の第1レンズと鏡筒の内周面との間に0リング等の弾性シール部材を配置することで、シール性が実現されている。また、像側(撮像素子側)では、接着剤を介して光学フィルタを鏡筒に取り付けることで、シール性が実現されている。このように、物体側のシールと結像側のシールとにより鏡筒内部の気密性が確保され、レンズの曇りが防止されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-233512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで上述したように、第1レンズがOリングにより防水・防塵されている場合、当該Oリングが鏡筒に噛み込む等によりOリングの装着不良が生じると、第1レンズと鏡筒との間から水分や塵が鏡筒内に侵入するおそれがある。
また、鏡筒にOリングを組み込む必要があるので、その分部品点数が増加するとともに当該Oリングの装着にも手間がかかる。
さらに、コスト面等によって、Oリングを使用できない場合もある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、Oリングを使用することなく、第1レンズと鏡筒との間からの水分や塵の侵入を防止できるレンズユニット、カメラモジュール、撮像システムおよび移動体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明は、複数のレンズが当該レンズの光軸に沿って並べられたレンズ群と、このレンズ群を収容保持する鏡筒と、最も物体側に位置する第1レンズと、この第1レンズを前記鏡筒にカシメによって固定するカシメ部とを備えたレンズユニットにおいて、
前記第1レンズの物体側を向く面の外周部に、接着剤を充填可能な接着剤充填部が設けられ、
前記接着剤充填部に接着剤が充填され、
前記カシメ部は、前記接着剤を覆うようにして、前記第1レンズをカシメによって前記鏡筒に固定していることを特徴とする。
【0008】
接着剤としては、例えば、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、オレフィン系接着剤が挙げられる。
【0009】
本発明においては、第1レンズの物体側を向く面の外周部に接着剤充填部が設けられ、この接着剤充填部に接着剤が充填されているので、この接着剤によって第1レンズを鏡筒に隙間なく接着できる。そして、カシメ部が、接着剤を覆うようにして、第1レンズをカシメによって鏡筒に固定しているので、接着剤はカシメ部によって外部に露出することなく保護され、さらに、第1レンズはカシメ部によって強固に鏡筒に固定される。
したがって、Oリングを使用することなく、第1レンズと鏡筒との間からの水分や塵の侵入を防止できる。
また、Oリングを使用しないので、第1レンズがOリングから反力を受けて、光軸方向にずれることに起因する光学性能の悪化を防止できる。
さらに、Oリングを使用しないので、その分、部品点数が増加することがなく、Oリングの装着にも手間もない。
【0010】
また、本発明の前記構成において、前記カシメ部は、前記接着剤を覆うとともに、当該接着剤より径方向内側に位置する前記第1レンズの外周縁部を覆っていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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