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公開番号2024139300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050178
出願日2023-03-27
発明の名称コークス炉用排煙口装置、およびコークス炉用カーボン燃焼装置
出願人日鉄テックスエンジ株式会社
代理人弁理士法人ブライタス
主分類C10B 43/04 20060101AFI20241002BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】コークス炉用排煙口装置において、カーボンが赤熱した状態で外部に排出されることを抑制する。
【解決手段】排煙口装置10は、コークス炉100内のガスを排出する。排煙口装置10は、コークス炉100内のカーボンC1,C2の少なくとも一部とともにコークス炉100内から吹き出されるガスが通過するダクト11と、ダクト11を通ったガスが通過するスパークアレスタ13と、を備えている。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
コークス炉内のガスを排出するための排煙口装置であって、
前記コークス炉内のカーボンの少なくとも一部とともに前記コークス炉内から吹き出されるガスが通過するダクトと、
前記ダクトを通った前記ガスが通過するスパークアレスタと、
を備える、コークス炉用排煙口装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
相対的に大きい前記カーボンと相対的に小さい前記カーボンとを分級するための分級機をさらに備え、
前記分級機を通過した後の前記ガスが前記スパークアレスタを通過するように構成されている、請求項1に記載のコークス炉用排煙口装置。
【請求項3】
前記分級機は、ドラムと、前記ドラムの周方向に沿った旋回流を生じるように前記ガスを前記ドラムに導入する導入口と、を備え、相対的に大きい前記カーボンが前記ドラムの下方へ落下するように構成されている、請求項2に記載のコークス炉用排煙口装置。
【請求項4】
前記ドラムは、前記周方向が鉛直線に対して交差した軸線周りの方向となる横型ドラムであり、
前記分級機は、前記ドラムからの前記ガスの出口である導出口をさらに備え、
前記導出口は、前記ドラム内において鉛直線に対して交差した方向を向いている、請求項3に記載のコークス炉用排煙口装置。
【請求項5】
前記スパークアレスタは、前記ガスが導入される導入口と、前記ガスが導出される導出口と、を備え、前記導入口および前記導出口以外には流体が導入または排出される経路が設けられていない、請求項1に記載のコークス炉用排煙口装置。
【請求項6】
コークス炉内へ酸素もしくは酸素を含む気体を送風するためのブロー装置と、
請求項1~請求項5の何れか1項に記載のコークス炉用排煙口装置と、
を備え、
前記コークス炉用排煙口装置の前記ダクトは、前記ブロー装置の動作によって前記コークス炉から排出されるガスを受け入れる、コークス炉用カーボン燃焼装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コークス炉用排煙口装置、およびコークス炉用カーボン燃焼装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
高炉での製鉄に用いられるコークスを製造するためのコークス炉が知られている。コークス炉の炭化室には、炭化室の上方に設置された装炭車によって石炭が供給される。また、コークス炉には、コークス炉のメンテナンスを行うための清掃装置が備えつけられている場合がある(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7173318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コークス炉上において装炭車と併せて使用される装置として、カーボン燃焼装置が存在する。カーボン燃焼装置は、コークス炉内のカーボンを除去するための装置である。カーボン燃焼装置は、コークス炉外から酸素もしくは酸素を含む気体(一例として空気)を取り込むブロワーと、コークス炉の石炭投入口に挿入されブロワーからの空気を炭化室内に送るランスと、石炭投入口に取り付けられた蓋を着脱する蓋着脱装置と、を備えている。カーボン燃焼装置は、たとえば空気を炭化室内に吹き込むことで、カーボンを燃焼させつつカーボンを炉壁から剥離させる。コークス炉内に吹き込まれた空気は、炉内の一部の赤熱カーボンを巻き込みながら、石炭投入口からカーボン燃焼装置の排煙ダクトへ排気される。
【0005】
コークス炉からカーボン燃焼装置の排煙ダクトに送られたガスには赤熱カーボンが混ざっている。この赤熱カーボンが赤熱状態のまま外部に排出されると、コークス炉周辺の設備に赤熱カーボンが接触して当該設備を損傷させるおそれがある。このため、カーボン燃焼装置の排煙口装置から赤熱カーボンが排出されることを抑制することが好ましい。
【0006】
赤熱カーボン排出抑制のために、カーボン燃焼装置の排煙ダクトの大気開放部分(上端)に金網を取り付けることで、金網によって赤熱カーボンの飛散を抑制することも考えられる。しかしながら、金網は、高温の赤熱カーボンに曝されることや経年劣化に起因して破損し、その結果、赤熱カーボンが金網を素通りして排煙ダクトから噴出するおそれがある。
【0007】
本発明は、上述の課題に鑑み、コークス炉用排煙口装置において、カーボンが赤熱した状態で外部に排出されることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、下記のコークス炉用排煙口装置、およびコークス炉用カーボン燃焼装置を要旨とする。
【0009】
(1)コークス炉内のガスを排出するための排煙口装置であって、
前記コークス炉内のカーボンの少なくとも一部とともに前記コークス炉内から吹き出されるガスが通過するダクトと、
前記ダクトを通った前記ガスが通過するスパークアレスタと、
を備える、コークス炉用排煙口装置。
【0010】
(2)相対的に大きい前記カーボンと相対的に小さい前記カーボンとを分級するための分級機をさらに備え、
前記分級機を通過した後の前記ガスが前記スパークアレスタを通過するように構成されている、前記(1)に記載のコークス炉用排煙口装置。
(【0011】以降は省略されています)

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