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公開番号2024135452
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046143
出願日2023-03-23
発明の名称表示装置及びその駆動方法
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類G02F 1/1345 20060101AFI20240927BHJP(光学)
要約【課題】表示パネルを加熱する機構を備えた表示装置において、表示パネルの面内温度分布を改善すること。
【解決手段】表示装置は、一対の基板の間に設けられた液晶層を含む表示パネルと、互いに離隔して配置された複数の電極を含み、前記表示パネルに隣接して配置されたヒータと、を備え、前記複数の電極は、第1温度で加熱される第1電極と前記第1温度よりも低い第2温度で加熱される第2電極とを含む。前記複数の電極のそれぞれは、透明基板の上に設けられた透明電極であってもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一対の基板の間に設けられた液晶層を含む表示パネルと、
互いに離隔して配置された複数の電極を含み、前記表示パネルに隣接して配置されたヒータと、
を備え、
前記複数の電極は、第1温度で加熱される第1電極と前記第1温度よりも低い第2温度で加熱される第2電極とを含む、表示装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記複数の電極は、複数の透明電極であり、
前記ヒータは、透明基板及び前記複数の透明電極で構成される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記液晶層は、高分子分散型液晶を含む、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記一対の基板の少なくとも一方の側面に隣接して配置された光源をさらに備え、
平面視において、前記第2電極は、前記第1電極よりも前記光源に近い側に配置される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記光源は、前記一対の基板の少なくとも一方における互いに対向する2つの側面のそれぞれに隣接して配置される、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記複数の電極は、平面視において前記光源と重畳しない位置に配置される、請求項4又は5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記一対の基板の少なくとも一方にはドライバ回路が配置され、
平面視において、前記第2電極は、前記第1電極よりも前記ドライバ回路に近い側に配置される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項8】
前記複数の電極は、平面視において前記ドライバ回路と重畳しない位置に配置される、請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記複数の電極は、ストライプ状に配置されている、請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記複数の電極は、マトリクス状に配置されている、請求項1に記載の表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態の一つは、表示装置及びその駆動方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、様々な電子機器の表示インターフェースとして液晶表示装置が利用されている。液晶表示装置は、一対の基板間に介在させた液晶層に印加する電圧を制御することにより複数の画素のオン/オフ制御を行う表示装置である。液晶の応答特性は、液晶表示装置の表示品質に大きく影響される。例えば、外部環境の温度が低温になるほど液晶の粘度が上がるため、液晶の応答特性は劣化する。具体的には、低温下で液晶表示装置を使用する場合、電圧の変化に対する液晶分子の応答速度が遅くなり、各画素のオン/オフ動作の切替が遅くなるという問題がある。
【0003】
上述のような問題を解決するために、液晶を含む表示パネルを加熱する機構としてヒータを備え、表示パネルをヒータで温めて低温下でも液晶の応答特性を維持する試みがなされている。例えば、特許文献1には、透明基板と透明電極とを組み合わせた透明ヒータを表示パネルに併設することにより、短時間で表示パネルを適正な温度まで加熱することができる液晶表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-47455号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の透明ヒータを備えた液晶表示装置は、表示パネルが一様に加熱されるため、全体の温度をすばやく上昇させることができる。しかしながら、実際の表示パネルには、TFT基板に配置されたドライバ回路のような発熱源が存在しているため、透明ヒータで一様に温度を上げた場合、ドライバ回路近傍の温度が他の場所より高くなるという状態になり得る。この場合、表示パネルの面内温度分布に偏りが生じ、液晶の応答特性にも偏りが生じることとなる。その結果、従来の透明ヒータを備えた液晶表示装置は、表示パネルの面内温度分布に起因して、表示画面内において表示品質にばらつきが生じるという問題があった。
【0006】
本発明の一実施形態は、上記問題に鑑みてなされたものであり、表示パネルを加熱する機構を備えた表示装置において、表示パネルの面内温度分布を改善することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態の表示装置は、一対の基板の間に設けられた液晶層を含む表示パネルと、互いに離隔して配置された複数の電極を含み、前記表示パネルに隣接して配置されたヒータと、を備え、前記複数の電極は、第1温度で加熱される第1電極と前記第1温度よりも低い第2温度で加熱される第2電極とを含む。
【0008】
本発明の一実施形態における表示装置の駆動方法は、一対の基板の間に設けられた液晶層を含む表示パネルと、互いに離隔して配置された複数の電極を含み、前記表示パネルに隣接して配置されたヒータと、を備える表示装置の駆動方法であって、前記複数の電極は、第1電極と前記第1電極に隣接する第2電極を含み、前記第2電極に印加する電圧を前記第1電極に印加する電圧に比べて小さくする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す背面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す背面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す背面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す背面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す背面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の各実施形態について、図面等を参照しつつ説明する。但し、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な態様で実施することができ、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。また、図面に関して、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて各部の幅、厚さ、形状等を模式的に表す場合があるが、それら模式的な図は一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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