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公開番号
2024134216
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023044413
出願日
2023-03-20
発明の名称
化合物、樹脂組成物、硬化物、成形体および光学材料
出願人
三井化学株式会社
代理人
個人
主分類
C07F
7/08 20060101AFI20240926BHJP(有機化学)
要約
【課題】屈折率が向上した新規化合物、並びに、屈折率が向上した新規化合物を用いた、樹脂組成物、硬化物、成形体および光学材料を提供する。
【解決手段】[1]下記一般式(1)で表される化合物(A)、[2]前記[1]に記載の化合物(A)を含む樹脂組成物、[3]前記[2]に記載の樹脂組成物を硬化させてなる硬化物、[4]前記[3]に記載の硬化物を含む成形体、および[5]前記[4]に記載の成形体を含む光学材料である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024134216000006.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">43</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">153</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される化合物(A)。
TIFF
2024134216000005.tif
43
153
(一般式(1)中、R
1
~R
4
は、それぞれ独立して、不飽和結合を含んでもよい炭素数2以上12以下の炭化水素基を示し、MはSi、GeまたはSnを示し、EはSまたはSeを示す。)
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記一般式(1)中のR
1
~R
4
のうち少なくとも1つが不飽和結合を含む炭化水素基である、請求項1に記載の化合物(A)。
【請求項3】
前記一般式(1)中のR
1
~R
4
が、それぞれ独立して、エチル基、ビニル基、アリル基またはフェニル基である、請求項1または2に記載の化合物(A)。
【請求項4】
前記一般式(1)中のR
1
~R
4
がアリル基である、請求項1~3のいずれかに記載の化合物(A)。
【請求項5】
前記一般式(1)中のMがSiである、請求項1~4のいずれかに記載の化合物(A)。
【請求項6】
前記一般式(1)中のEがSである、請求項1~5のいずれかに記載の化合物(A)。
【請求項7】
25℃におけるナトリウムD線の屈折率(nD)が1.60以上である、請求項1~6のいずれかに記載の化合物(A)。
【請求項8】
光学材料として使用可能な、請求項1~7のいずれかに記載の化合物(A)。
【請求項9】
請求項1~8のいずれかに記載の化合物(A)を含む樹脂組成物。
【請求項10】
樹脂(B)をさらに含む、請求項9に記載の樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、樹脂組成物、硬化物、成形体および光学材料に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
無機ガラスは、例えば全光線透過率、耐候性、耐薬品性等に優れ、光学材料として広く用いられている。しかしながら、重く脆いといった性質や、加工プロセスに制限があることから、光学材料として樹脂材料も用いられている。これらの樹脂材料を光学材料として応用する場合、高い屈折率を有することが求められる。
【0003】
高屈折率の化合物としては、ヘキサチアアダマンタン化合物が知られている。
このようなヘキサチアアダマンタン化合物に関する技術としては、例えば、特許文献1に記載の技術がある。
【0004】
特許文献1には、工業的に容易に実施可能な方法によって、高収率でヘキサチアアダマンタン化合物を製造する方法を提供することを目的として、特定の化学式で表されるチオカルボン酸化合物を、ヨウ素および溶媒の存在下で縮合させることを特徴とするヘキサチアアダマンタン化合物の製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-209005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、屈折率が向上した新規化合物、並びに、屈折率が向上した新規化合物を用いた、樹脂組成物、硬化物、成形体および光学材料を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた。その結果、特定の構造を有する化合物が高屈折率を示すことを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
本発明によれば、以下に示す化合物、樹脂組成物、硬化物、成形体および光学材料が提供される。
【0009】
[1]
下記一般式(1)で表される化合物(A)。
TIFF
2024134216000001.tif
43
153
(一般式(1)中、R
1
~R
4
は、それぞれ独立して、不飽和結合を含んでもよい炭素数2以上12以下の炭化水素基を示し、MはSi、GeまたはSnを示し、EはSまたはSeを示す。)
[2]
前記一般式(1)中のR
1
~R
4
のうち少なくとも1つが不飽和結合を含む炭化水素基である、前記[1]に記載の化合物(A)。
[3]
前記一般式(1)中のR
1
~R
4
が、それぞれ独立して、エチル基、ビニル基、アリル基またはフェニル基である、前記[1]または[2]に記載の化合物(A)。
[4]
前記一般式(1)中のR
1
~R
4
がアリル基である、前記[1]~[3]のいずれかに記載の化合物(A)。
[5]
前記一般式(1)中のMがSiである、前記[1]~[4]のいずれかに記載の化合物(A)。
[6]
前記一般式(1)中のEがSである、前記[1]~[5]のいずれかに記載の化合物(A)。
[7]
25℃におけるナトリウムD線の屈折率(nD)が1.60以上である、前記[1]~[6]のいずれかに記載の化合物(A)。
[8]
光学材料として使用可能な、前記[1]~[7]のいずれかに記載の化合物(A)。
[9]
前記[1]~[8]のいずれかに記載の化合物(A)を含む樹脂組成物。
[10]
樹脂(B)をさらに含む、前記[9]に記載の樹脂組成物。
[11]
前記樹脂(B)は、エポキシ樹脂、硬化性アクリル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリチオウレタン樹脂、シクロオレフィンコポリマーおよび(メタ)アクリル樹脂からなる群より選択される一種または二種以上を含む、前記[10]に記載の樹脂組成物。
[12]
重合開始剤をさらに含む、前記[9]~[11]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[13]
前記化合物(A)の含有量が、前記樹脂組成物の全量を100質量部としたときに、0.1質量部以上50質量部以下である、前記[9]~[12]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[14]
光学材料として使用可能な、前記[9]~[13]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[15]
前記[9]~[14]のいずれかに記載の樹脂組成物を硬化させてなる硬化物。
[16]
前記[9]~[14]のいずれかに記載の樹脂組成物または前記[15]に記載の硬化物を含む成形体。
[17]
前記[1]~[8]のいずれかに記載の化合物(A)または前記[16]に記載の成形体を含む光学材料。
[18]
光学レンズである、前記[17]に記載の光学材料。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、屈折率が向上した新規化合物、並びに、屈折率が向上した新規化合物を用いた、樹脂組成物、硬化物、成形体および光学材料を提供できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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