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公開番号2024129713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023039081
出願日2023-03-13
発明の名称電力管理システム
出願人トヨタホーム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H02J 3/32 20060101AFI20240919BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電気料金の低減を図ることができる電力管理システムを得る。
【解決手段】電力管理システム10は、電力制御装置22が、太陽光発電装置16による発電が制限されている状態から太陽光発電装置16による発電が行われる状態への切替時において建物12内で所定時間内に使用される電力に対して当該所定時間内に太陽光発電装置16で発電される第1電力で不足する電力を、電力料金単価が1日のうちで最も安い第1料金時間帯に、送電施設32からの第2電力で蓄電装置14に予め蓄えさせている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物に設置されると共に太陽光で発電可能とされ、発電した第1電力を当該建物側に供給可能な太陽光発電装置と、
前記建物に対して設置されると共に前記第1電力及び送電施設から当該建物側に供給された第2電力の一部を蓄積可能な蓄電装置と、
前記太陽光発電装置による発電が制限されているときに前記蓄電装置に蓄積された第3電力を前記建物側に供給させ、当該太陽光発電装置による発電が制限されている状態かつ当該蓄電装置に当該建物側に供給可能な第3電力が残っていない状態であるときに前記第2電力を当該建物側に供給させ、当該太陽光発電装置による発電が制限されている状態から当該太陽光発電装置による発電が行われる状態への切替時において当該建物内で所定時間内に使用される電力に対して当該所定時間内の前記第1電力で不足する電力を電力料金単価が1日のうちで最も安い低料金時間帯に当該第2電力で当該蓄電装置に予め蓄えさせる電力制御装置と、
を有する電力管理システム。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記電力制御装置は、前記太陽光発電装置が当該太陽光発電装置による発電が行われる状態に切り替わる第1時刻と前記太陽光発電装置による所定時間当たりの発電量が前記建物内で消費される所定時間当たりの消費電力を上回る第2時刻までの間の始動時間中に前記建物で使用される始動消費電力に対して当該始動時間中に供給される前記第1電力で不足する不足電力量の情報を不足電力量情報として記録し、直近の複数日における不足電力量の平均値を前記低料金時間帯に前記蓄電装置に蓄えさせる電力量として設定可能とされている、
請求項1に記載の電力管理システム。
【請求項3】
前記電力制御装置は、前記電力料金単価が前記低料金時間帯よりも高い高料金時間帯に前記第1電力の売電を行わせる、
請求項2に記載の電力管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力管理システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、自然エネルギー併用型蓄電システムに関する発明が開示されている。この自然エネルギー併用型蓄電システムでは、太陽光発電装置による予測発電量と蓄電池の残容量との合算値と、施設内での予測電力需要量とを比較し、予測電力需要量に対する上記合算値の不足分を蓄電池への充電量として算定し、太陽光発電装置及び商用電源から上記充電量分の電力を蓄電池に蓄えている。また、太陽光発電装置による発電ができなくなる夜間において、電気料金が割安となる深夜電力を用いて蓄電池の充電を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-213507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、蓄電池に深夜電力で充電することは、電気料金が割高となる昼間電力で蓄電池に充電するのに比べて電気料金の面において好ましい。しかしながら、電気料金の観点においては、蓄電池への充電が主に太陽光発電装置で発電された電力で行われる方がより好ましい。
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の先行技術では、上述したように、太陽光発電装置による発電ができなくなる夜間において深夜電力によって蓄電池の充電が行われる。このため、蓄電池の容量の主な部分が深夜電力で占められて、太陽光発電装置で発電された電力で充電される蓄電池の容量が小さくなることが考えられる。つまり、上記特許文献1に記載の先行技術では、電気料金の低減を図るという点においては改善の余地がある。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、電気料金の低減を図ることができる電力管理システムを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係る電力管理システムは、建物に設置されると共に太陽光で発電可能とされ、発電した第1電力を当該建物側に供給可能な太陽光発電装置と、前記建物に対して設置されると共に前記第1電力及び送電施設から当該建物側に供給された第2電力の一部を蓄積可能な蓄電装置と、前記太陽光発電装置による発電が制限されているときに前記蓄電装置に蓄積された第3電力を前記建物側に供給させ、当該太陽光発電装置による発電が制限されている状態かつ当該蓄電装置に当該建物側に供給可能な第3電力が残っていない状態であるときに前記第2電力を当該建物側に供給させ、当該太陽光発電装置による発電が制限されている状態から当該太陽光発電装置による発電が行われる状態への切替時において当該建物内で所定時間内に使用される電力に対して当該所定時間内の前記第1電力で不足する電力を電力料金単価が1日のうちで最も安い低料金時間帯に当該第2電力で当該蓄電装置に予め蓄えさせる電力制御装置と、を有している。
【0008】
第1の態様に係る電力管理システムでは、建物に太陽光で発電可能とされた太陽光発電装置が設置されており、この太陽光発電装置で発電された第1電力は、建物側に供給される。
【0009】
また、本態様では、建物に対して蓄電装置が設置されており、この蓄電装置には、太陽光発電装置で発電された第1電力及び送電施設から建物側に供給された第2電力の一部が蓄積される。
【0010】
さらに、本態様では、電力制御装置を備えており、この電力制御装置は、夜間等太陽光発電装置による発電が制限されているときに蓄電装置に蓄積された第3電力を建物側に供給させる。また、本態様では、太陽光発電装置による発電が制限されている状態かつ蓄電装置に建物側に供給可能な第3電力が残っていない状態であるときに送電施設から第2電力を建物側に供給させる。
(【0011】以降は省略されています)

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